2012年12月6日木曜日

リクルートのDNA  第六章 情報誌の領域を広げる戦略 週刊誌より早い印刷

情報の価値は、時間の経過とともに低下する。



会食の席で印刷会社の人から


「フィルムなら週刊誌より早くできまる」との情報





⇒自社の写植工場をつくろう!


リクルートコンピュータープリントを設立


ソフトの開発に思わぬ苦労が10年近い歳月を費やし

⇒週刊誌より早い印刷体制が出来上がった


昭和50年代中ごろ

中堅印刷会社を買わないかとの話し

社内で検討したところ

「だめです うちは早く安くが大切 内容 大きさをくるくる変えるうちのような会社では印刷は外注がいい」


⇒お断りした

おそらく印刷工場を買っていたらお荷物になっていただろう

リクルートをメーカーに見立てれば

ファブレス(工場を持たない)会社

そして少人数のグループで製品をつくるセル方式の会社といえる


リクルートの商品は情報

そのためには早いことが大切

そのための投資は迅速

そのことからずれてしまう投資はしない


簡単なようだが、会社が誤った方向に行くのは

強み、大切なところを忘れて

本来の業務でないところに向かってしまうことなのでは?

今となっては外注

スリム化は当たり前だが

当時の判断としては先見性があったのだと思う

頭が整理されているから

状況を的確に分析し、アドバイスのできる部下がいるから

⇒リクルートの自分の頭で考える人を育てていることの結果だと思う


【おまけ】

昨日は商工会議所女子会のクリスマスチャリティー

ディナーショー

もうかれこれ10回以上毎年来ているが

その年、その年の変化を楽しみに見ている



今年は少々中だるみの印象

でもそのあとの二次会が有意義で楽しかった

さいか屋にある香蘭


という中華料理のレストランの社長がきていて

お話しを聞いた

現代の名工にも選ばれる優秀なシェフで

人を育てるという意味でも一流の経営者

神経の張り方

表情、清潔感、真剣な話しぶり

とても影響を受けました。


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