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2016年3月2日水曜日

大前研一のケーススタディ もしもあなたが「東京ガスの社長」ならばどうするか?


あなたが東京ガスの社長ならば

いかにして

電力・ガスの全面自由化の荒波を乗り切り

収益を拡大させるのか?


電力都市ガス業界は

長らく地域独占によって安定してきたが


2016年の電力

2017ねんの都市ガス

と相次ぐ小売り全面自由化により業界再編が加速すると

予想される


この局面でどんな新戦略を打ち出すか?



#電力やガスの小売り自由化により
  業界構造はどのように
  変化するでしょうか?

新規参入業者により

業界は一時的に混乱へ

その中で

価格面、サービス面で優れた会社が

3社ほど生き残る

東京電力はもちろん東京ガスも生き残りの候補




#市場・競争環境が激変するなか、
東京ガスのとるべき戦略とは何でしょうか?

電力を供給する場合

ネーミングが東京ガスなのは問題あり

新規で会社を立ち上げるか

もしくはM&Aにより電力供給会社を買収

ガス部門、電力部門をホールディングス会社が所有する形をとる

ガスをやっていたので

工事等には専門性がある

のでその部分を活かす

電力ガス両方を同じ会社で契約するメリットを

全面に出す等々


「東京がす」の画像検索結果


大前研一はこう考える


現状


小売り自由化をきっかけとした構造変化は

東京ガスにとって

安定経営の基盤であった地域独占のメリットを失わせる

一方

大きな事業機会をもたらす



電力と都市ガスの小売りが全面自由化へ

#長年続いた地域独占ついに崩壊


#2020年、発送電の分離を計画

#都市ガスも導管部門が分離

LNG基地事業は届け出制

小売り事業は登録制として開放


全面自由化でエネルギー業界の再編が進む

#縦割構造が崩れ、総合エネルギー企業が生まれる

#エネルギー市場価格がもたらす新ビジネス

・スマートグリッド

・スマートハウス

・スマートコミュニティ


新たな市場で競合東京電力とどう戦うか

#自由化が東京ガスにもたらす脅威と機械

自由化により都市ガス事業は脅威にさらされるが

電力やその他のエネルギー事業を強化することで

新たな収益源を拡大するチャンスとなる

#東京電力は異業種との連携を強化

・日本瓦斯、TOKAIなどの管内のLPガス事業者と組

電力とガスのセット割引商品を打ち出している


#都市ガスがアプローチできるのは全世帯の半分

東京電力との真っ向勝負には懸念が2つ

①電気に比べガスはアプローチ可能な世帯数が半分

②LNGの調達力

LNG調達シェアが

東京ガス14.%に対し東京電力は28.8%

と約二倍

東京電力は中部電力との共同調達で45%にまで達する

ガスも価格競争力は東京電力が握る




東京ガス3本の戦略

#新しい市場・競争環境の中でいかに自社を再定義するか


①総合エネルギー企業への転換

②生活全般をサポートするサービスの展開

③エネルギー業界の新ビジネスへの展開

・省エネソリューションカンパニーとして



東京ガスのような

安定した会社でも

大きな時代の変化のなかでは

変化しないと生き残れない

躊躇して中途半端な変化では

傾きかねない

なにしろ

電気もガスも

商品の質で競争できるものではないから

ある意味いままで独占していた基盤が崩れ

大きな資産を失うともいえる

地道な努力と大きな体質の転換を

はたしてできるのか

それとも全く予想しない会社が

業界の地図を塗り替えるのか

興味深く見守りたい


【おまけ】

いよいよドローンの宅配が

事業化

ロボットタクシーが実験段階へ

大きな変化が今起きようとしている

「ドローン 宅配」の画像検索結果


1800年前後の産業革命

2000年前後のIT革命

そして2020年ついにロボット革命

大きな時代の変化の中で

考え方も変えていかないといけない


【2016/11月までに80台をだす】

左右対称に腕を振る

タメをつくる

基本スイングを身に着ける




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