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2013年2月12日火曜日

JAL再建の真実 第四章プレパッケージ型法的整理と稲盛和夫 過去最大の倒産劇

筆者が最初に

「隠れ破たん」を報じてから

3年3か月を経た10年1月19日ついにJALの破たんが現実のものとなる

日がやってきた




体面に拘る社風を最後まで捨てきれなかったJALは

帝国ホテルで単独の記者会見を開こうとして

⇒支援機構にムダ使いするなと一蹴されたと聞く


支援機構とJALの共同記者会見となった

東京地裁に会社更生法を申請

負債総額は2兆3千2百億円


やる事はやったが

結局時期が遅かった

もっと早く気付くべきだったのだろうが

国策企業という

ナショナルフラッグというプライドと

安心感が

必要な改善を遅らせてしまった

しかし潰すことで再生を早めることもある



【おまけ】

リクルートの江副氏が亡くなった

ニュースを見ると

やはり、リクルート事件が全面的に報道されていた



あれだけ頑張って

あれだけ素晴らしい会社をつくり

日本に本当の意味で役立つ人材を育てた功績

には一切触れられていなかった

そういう運命といえば運命だが

わかっている人はわかっているはず

⇒江副さんは新しい会社の形をつくった

結果的に保守的な旧態依然とした会社からバッシングを受けたのだと思う


でもリクルートのDNAは明らかに受け継がれている

いつの日か日本の経営史が見直されたときに江副氏の功績は再評価されると思う。

1 件のコメント:

  1. 江副さんにはマイナスの論調が多かったですね。
    旧態依然の力学に戻ってしまったというか、企業のクリエイティブな活動が制限された象徴的な事例だったと思います。
    千と千尋の神隠しに登場する「かおなし」が日本には深く根付いていると感じます。

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