【ものの価値を上げるマーケティングとは】
購買という行為において最終的に人と最も関わりが深いのは、購買理由でも、購買方法でもなく、購買後の満足感です。
「買ってよかった」と思ってもらうために、デザイン戦略は設定した価格とターゲットをよく見極めて、狙いを定めたクラス感にフィットさせておくことが重要です。
【既存の商品よりも価格を上げる】
価格を上げたければ、すでにある違う別の市場にアプローチをかけていくことです。
相手が感じたり望んだりするところの「価値観」そのものを視覚化して、要素として盛り込まなければならない。
顧客が持っている「価格帯」に見合うクラスを読み取り、選び抜く
ロゴも「価格のランク」そのものを意味します
【既存のターゲットよりも、クラスアップした層を狙う】
デザインのクラスが上がることでバリューが生まれ、人の心にうるおいを与えたり、幸せな瞬間を感じてもらったり、ときめいてもらいます。
そのため逆に言うと、伝えたい宝がないサービスからは、クラス感を上げるデザインはできないのです。
可視化したものが目に触れる回数が一番多いのは実は発注者本人です。
発注者に心理的な上昇効果、たとえば「前向きさ」だったり「爽快さ」「明るさ」「自信に満ちる」というようなイメージを与えていけるものだと思います。
【共感を呼び多くの人を引き付ける】
「共感」は今やマーケティングの最重要キーワードの一つと言えます。
「私はあなたと似た者同志ですよ」という信号を相手に対して送ることだと言えます。
・その「カテゴリー」での「最高」と「最低」のラインを理解します
・その「カテゴリー」が持つ空気感を実装します
【デイリー&カジュアルさの演出】
カジュアルな演出
・安心できる公図
・権威や歴史・伝統を象徴しないフォント
・刺激的でない配色
・斬新すぎないモチーフ
・機械的でない人間らしさや個性を感じるタッチやテクスアチャー
「カジュアル」の反対語は「フォーマル」
フォーアルな要素をはずしていくことで⇒「カジュアル」な雰囲気になる
・柔らかいテクスチャーを付ける
・背景をつける
※「カジュアル」=「雑」ではない
「雑」は悪循環のスパイラルに陥る 「雑」⇒お金がかかっていない⇒手間がかかっていない印象
【廉価と価値の演出】
「安く見せる視覚効果」
≠「安っぽいい」ではなく
「お買い得に見せるためには」
・値段が大きくはっきりと書いてある
・文字に余計な装飾をしない
デザインに影響を受けるのは、発注者本人、そして会社に働く人、出入りの業者
それぞれの人に直接語りかける。
だからこそ、どういう会社になりたいか、どういう方向に行きたいか。
どこに魅力があるかをはっきりさせておく必要がある
【おまけ】
日経新聞に今日の記事で載っていたが、
ブラウザでついにインターネットエクスプローラを抜き、グーグルクロームがシェアでトップになったらしい。
そういう自分も今年からクロームを使っている。その使い勝手からいってエクスプローラには戻れそうもない。
ここから大きな時代の変化が読み取れる。
OSのウインドウズを支配してたマイクロソフトのエクスプローラから
クラウドを利用したサービスを支配している グーグルへの流れが。
来年はその流れがさらに顕著になってくると思う。
Microsoft Google Apple Facebook の巨人たち全てアメリカ企業。
返信削除アメリカという国は変化へのシフトには長けていますね。