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2012年12月28日金曜日

リクルートのDNA  おわりに

私の体験から言えることは


⇒経営者も一種の職能ということである


「経営者は相手によって言う事を変えなければならない」

「場所によっても言う事を変えなければならない」

「人に対する好き嫌いがあってもそれを顔に出してはいけない」



ときに攻め、ときに守る

攻撃と防御の両面につよくなくてはならない


社員に対しても取引先に対しても

非情な面と温かい面の両面をもたなければならない


このような多機能な要素を求められるのが経営者である



⇒したがって経営者は孤独である


何という重たい言葉





今回でリクルートのDNAは終了

この本を読んできて

この江副浩正という人は本当に素直で率直な人だと思った

しかし、類まれなる、行動力とセンスを持ち合わせていたことがリクルートという会社の成功に繫がったのだろう

現在の若い経営者が企業し

能力のある優秀な若い社員を使いこなし成功を収めている会社の

原点がリクルートにあるように感じた


日本の経営史を語るうえで大きな一つの転換点にある企業ともいえる

21世紀もリクルートのような優秀な人材を活用することに成功した企業が伸びるのは間違いない


来年 最初は

「JAL再建の真実」

個人的には、あれだけの巨大企業があれほどの短時間で立ち直るとは信じがたく

どこに秘密があるのか興味があったのでこの本を選びました







【おまけ】

松井秀樹が引退というニュース

あれほどの選手が引退するにしては

地味な結末だったように思うが

これも人柄が表れているのだろう

しかし



松井が引退とは早いものだという印象

横浜スタジアムで見た

信じられない高さのホームランが思い出される

本当に一本のホームランで入場料に値する選手だったと思う





1 件のコメント:

  1. 読み応えまりました。
    日本近代化の象徴になるべき企業であるべきだったというのが感想です。
    今でも起業家を育むDNAが組織に根付いている。時代に適した企業であったことを証明していると感じましたね。

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