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2011年11月16日水曜日

戦士国家の戦略 ローマの対カルタゴ戦争 5③

5勝利の戦果、敗北の代償③



1)カルタゴスペインへ拡大

ローマがアドリア海を越えてイリリア族の凄まじい反乱を鎮圧していたころ、カルタゴはスペインに対する支配を拡大していた。

ハミルカル・バルカの後継者のハシュドゥバルは、巧妙な軍事作戦を速やかに遂行しながら、エブロ川にむけて北方へと進軍した。






2)協定

前226年、ガリア人を憂慮したローマはハシュドゥバルと協定を結んだ。
この協定にはローマがエブロ川以南のハシュドゥバルの征服地に対して干渉しないという保証も含まれていた。




前221年にハシュドゥバルが暗殺された後、ハミルカル・バルカの息子のハンニバルが、ハシュドゥバルの後を継いだ

ハンニバルは拡張戦略を一新し、エブロ川の南にあるサグントに対し、攻撃、包囲、略奪をおこなった。このことが、第二次ポエニ戦争の近因であった。

サグントはエブロ川の南側にあるとはいえ協定により取り決められた境界線であった。





3)最後通牒


ローマはザグントの住民のローマに対する忠節を受け入れていた。ローマはハンニバルにザグントの包囲を解くよう、最後通牒をおこなった。

もしここでカルタゴが撤退すれば、スペインの都市が、雪崩を打ってローマに忠誠を誓うことは間違いなかった。




カルタゴはローマと平和裏に共存できない事を理解した。カルタゴ人にとって、ローマの野心は限界がないように映った。




ローマが仕掛けたのか、カルタゴが仕掛けたのかははっきりしないが、結局雌雄を決しなればならない運命であったのではないか?


この戦いで、ローマとカルタゴは第二次ポエニ戦争で死闘を演じる。


このことが、ローマをさらに強い国へと成長させるのだが、


単純に「成長するにはライバルが必要だ」、などときれいごとでは片づけられない



【おまけ】

2,3日前から右足の親指の付け根が痛い。

通風なのかと、ウイキベディアを調べてみたが、書いてあるような激痛とはいえない。

単なる簡単な捻挫であればいいが。



しかし、そろそろ暴飲暴食を控えないといけないのかと思ってしまった。

食べないと元気が出ないのだが・・・

1 件のコメント:

  1. 「そろそろ暴飲暴食を控えないといけないのか」

    →同感!コレステロール値が高いので血液の再検査を受けた結果、「お酒のせいで肝臓も弱っていますよ」と言われました。図星でした。
    今週1年ぶりのゴルフ行きました。万歩計で12千歩。スコアーは・・・

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