1)ハンニバル動く
前217年5月、山道の雪が解けると、ハンニバルは野営地を後にしてコリナ峠の地点でアペニン山脈を越えた。
ハンニバルは進軍の途中、自分の軍の側面を故意にさらし、ローマ軍に攻撃を仕掛けるよう誘導した。
突然、ハンニバルは、ローマへ向かうルートから外れ、トラジメーノ湖の北岸に沿いながらペルージャに向けて東に進軍を開始した。
2)ハンニバルの戦略
トラメジーノ湖に続く道は、狭い道が続いていた。
ハンニバルは、高台に軍を配置してローマ軍を待ち伏せ攻撃する態勢をとった。
ローマ軍は何も知らずに追跡、霧の濃い明け方、狭い道を行軍していたところ、ハンニバル軍が猛然と高台を下って戦闘が始まり、その後、二時間、両軍の間で戦闘が続いた。
ローマの司令官は戦士、戦場から離脱した6000人の兵士も帰掃された。
ローマ軍の完全な敗北であった。
ローマの凄いところは、これだけの敗北でもパニックに陥らずに的確に次の手を打ってくるところだと思う。
直接的な戦闘に勝てなくても、ほかに生きる道を見つけるというのは本当にたくましい。
【おまけ】
少し、古い話題になってしまうが、岩崎良美が結婚したそうだ。
その生き方には正直、あこがれを抱いてしまう。
岩崎良美は、姉のひろみの妹としてデビューしたのだが、これとって代表的な曲もなくそこそこにしか売れなかったのだが、
たった一回のラッキーパンチそう「タッチ」の主題歌を歌うというチャンスに恵まれたために。
そんなに必死にならなくても。芸能界で生き残ることができた。
戦略的にいえば理想的な戦いかたと言える。
唯一無二で、今後何十年も色あせることない「キラーアイテム」=「戦略的ポイント」を手に入れることがこれほど重要なことだとは。的確に示すよい例だと思う。
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