1)すべての道は自分に通ず
ローマ人が、徹底して道路を整備したのは、辺境にすみやかに派兵するためだ。人間関係でも多方面に円滑なルートを作れば、ローマ帝国のような安泰を築ける
見城
文学、政治、音楽、芸能、スポーツ・・・、そんな分野でも、大家といわれう人物三人、そして、これはと思う、新しく出てくる生きのいい三人を押さえる。これが僕の編集哲学だ。
上三人、下三人をおさえると、その中間は勝手にこちらにやってくる。その世界の権威と新鮮なエネルギーをおさえておけば、流れ全体がこちらに向かってくるというものだ。
藤田
意外に思われるかもしれませんが、僕のいるネット業界も実は日本的な狭いムラ社会です。
村社会には、必ず権力の上位に立つキーマンがいます。
何かを新しく働きかけるとき、その人をきっちり押さえておけば、あとは比較的スムーズにいくものです。
ネット業界で言えば、楽天の三木谷さんや、ヤフーの井上雅博さん、GMOの熊谷正寿さんなど、ほかにも何人かのキーマンがいます。
彼らと一切かかわりなく、新しく大成功した会社はほとんどありません。
独立することはもといた会社の世話にならない事だと思い込み、自分だけの力で成功してみせると意気込む人もいます。
現実的に考えたら、それは意味のないひとりよがりにすぎません。独立し、企業したら、まずはじめに信用がない状態をなんとかしなくてはならない。負のスパイラルに自ら進んで入っていく余裕などないはずです。
仕事では、キーマンをおさえることが、信用を売るうえでも大事なカギとなるのです。
ネット業界がムラ社会というのは新鮮だった。 ネット業界というと若者がそれこそ自由に競争している業界なのかと思っていたら、
それは過去の話しということなのだろう。
社会で成功するためにキーマンを抑える事の重要性がよくわかった。一匹狼は幻想でしかないのだろう。
2)顰蹙は金を出してでも買え
斬新で図抜けたことは、必ず人の神経を逆なでする。しかし不思議なことに時がたつと、非難はいつか称賛に変わっている。
見城
戦いに勝ち、結果を出すためには、「あいつはとんでもない奴だ」 「あいつのやっている事は、わけがわからない」
と言われなければならない
創業時の朝日新聞への全面広告
四年目の文庫本創刊
「ダディ」の初版50万部
いくつも業界の常識はずれを連発しそのたびに顰蹙を買った。
常識といいうのは、その業界のリーディングカンパニーが創ったものだ。
それを崩す一番シンプルな方法は、外から風穴を開ける事である。
崩される側は、守勢になり、やがて悲鳴を上げ始める。
つまり、顰蹙とは、くずれおちる者の悲鳴にほかならない。
藤田
上場して会社が大きくなってからも、僕は時おり組織をかき乱すことを意識的にやっています。
新入社員をいきなり子会社の取締役に抜擢したり
年功序列の安心感の中で、ぬくぬく過ごしていては、本当の実力は発揮されないと思っています。
業績の伸びない子会社も、事業内容を全く別のものに変えたり、上層部全員を入れ替えたりする。
変革を恐れない者だけが、先に行ける。とどまったままでは未来は無いと思います。
変化を恐れ現状を維持して、既得権益を守ろうと必死になっている会社、やその人たちも昔はきっとチャレンジャーで変革者だったのだと思う。
一度成功すると、守りに入ってしまうのは人間として当然なことだ。
しかしいづれかは、新規参入者の挑戦を受けざるを得ない。
今、スマートフォンの業界を圧倒的にリードしているアップルも例外ではないだろう。
一方で、江戸時代から何百年も事業を維持している会社はDNAに自ら変革する遺伝子を持っているのだろう。
【おまけ】
今日から、ラグビーワールドカップは準決勝
ニュージーランド対オーストラリア
フランス対ウェールズ の二試合が始まる
さてこのまま順当にニュージーランドが優勝するのか?それとも思わぬ番狂わせが待っているのか?
ニュージーランドの人は優勝以外は許さないと思うが。
オーストラリアもここ一番は強いのでは。勝つための戦いをしてくると思う。
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