1)これほどの努力を、人は運という
「運が良かった」は、謙遜のみ使うべきだ。
断じて他人をこう評するべきではない。
その言葉は思考を停止させ、努力を放棄させ、成長を止めてしまう
見城
それにしても、なぜ人は僕の努力の結実を運というのだろうか?
彼らは本当の努力をしたことがないのだ。
圧倒的な努力は岩をも通す。そのことを彼らは知らないのだ。
知らないなら知らなくて結構。仕事とはつまるところ、競争である。
藤田
「あいつは運がいい」
僕にあるのは、五年後、十年後、そして三十年後、
こうなっていたいというビジョン。
そのビジョンから逆算して、今足りないことや、
今後生じてくるであろう問題を一つ一つ潰していく。
三か月に一度役員合宿をし、中長期的な問題も徹底的にクリアするのです。
2)ピカソのキュビズム ランボーの武器商人
スタンダードを極めた人間ににしか、スタンダードを超えることはできない、
ひとつのビジネスに没頭し、格闘したものだけに見えてくる全く新しい風景
いきなり成功する新しいビジネスモデルなどあり得ない
見城
本当に斬新なものを作ったり、何かを変革したりしたいなら、
スタンダド、オーソドキシー、クラッシックといった基本と
血を吐くような格闘をしなければならない。
それを怠った、一見新しいものなど、所詮 鬼面人を驚かすだけだ。
突き抜けたことをしたいのなら、基礎を徹底的に学ぶことだ。
藤田
ネットビジネスでは、
奇抜でユニークな発想ばかり求められるようなイメージがありますが、
実際はそうではありません。
ビジネスマンとしての基礎がないままいって成功するほど甘くありません。
ネット業界の若い人が、ごくまれにある成功ケースを夢見て、
自分の発想がいきなり大ヒットを生むのではないかと淡い期待を抱きますが、
もちろん大半は失敗します。
3)ふもとのふとった豚にはなるな頂上で凍え死ぬ豹になれ
ふつう、満足や安定は生の最高の状態、
幸福の類義語と考えられている。
しかし、ビジネスでは、死を意味する。その逆説を理解する者だけが、勝者となれる。
見城
「キリマンジャロは、
高さ一九、七一〇フィートの、雪に覆われた山で
、アフリカ第一の高峰だといわれる。
その西の頂はマサイ語で、「神の家」と呼ばれ、その西の山頂のすぐそばには、
ひからびて凍りついた一棟の豹の屍が横たわっている。
そんな高いとことまで、その豹が何を求めてきたのか、
今まで誰も説明したものがない」
ヘミングウェイの有名な短編『キリマンジャロの雪』の一節
僕は頂上で凍え死ぬ豹になりたい
藤田
ユニクロの柳井正社長が、会社経営においては、
会社も個人も成長しなければ死んだも同然でだ
といいうことを本に書かれていました。
すごく過激な言葉だけど、安定を求める会社はたいてい衰退してしまうというのは事実です。
立ち止まったら終わりなのは、世界が常に変化し、動いているからです。
4)憂鬱でなければ仕事じゃない
憂鬱を好む人間などいない。
しかし一方で、憂鬱は大きな反発力を生む。
それに気づいたとき憂鬱は間違いなく仕事の糧となる。
見城
苦難と情熱はワンセットなのだ。人間は苦しいから
、情熱を感じ、それを乗り越えてゆけるということである。
人生とは暗闇の中のジャンプの連続なのだ
「迷った時は前に出ろ』これが僕の信条だ。
藤田
現場にいる人は、いろいろなものを試したり、
損をしたしながらようやく光を見つける。
悩みや苦しみ、痛みを感じながら仕事をする。
そのような暗中模索にだけ価値のある世界なのです。
先が見えず不安で憂鬱な日々をのり越えて前に進む人にだけ、新しい価値ある何かを生み出すことができるのです。
閉塞感のある時代が続いている。なぜ行き詰った重くるしい感じがするのか?
その答えの一つをこの章は書いていると思う。
先が見えない憂鬱になる仕事をする。安定を求めない。
常に成長する。暗闇の中でジャンプする。 そんな気持ちを持つことで、そしてそれを実践することで本当に意味のある人生を送る事ができるということが分かった。
安定と繁栄を求めてきた時代かた「自分から挑戦の世界に飛び込む」時代へと変化しているのだ。
何に飛び込むか見つけしだい飛び込もう!!
【おまけ】
人間というのは、本来挑戦を好む生き物なのだと思う。
安定を欲しているように見えながら、心の底でチャレンジをしたいのだと思う。
古代に魚が、陸に上がってきた話を子供のころ本でよく読んでいた。
その魚はどうして陸に上がろうと思ったのだろうか。
海にいたほうが、安全に暮らせたのではないだろうか?
これはひとつの挑戦なのかもしれない。
そして人類や今陸上にいる生物はそのチャレンジャーの子孫だ。
そのチャレンジの意味などもともとないのかもしれない。
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