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2011年10月17日月曜日

憂鬱でなければ仕事じゃない 第五章②

第五章②

1)打率三割三分三厘の仕事哲学

確率でわかることなど、ほとんどない。

しかし、ただ一つはっきり言えることがある。

それは世の中のすべてが、確率に支配されていることだ。

人はそれを容易に忘れてしまう。





見城

成功は異常なことなのだ、異常を異常と思わなければ、ついに身を滅ぼしてしまう。

勝った時こそ冷静になり、ここは次の負けを招く要素が潜んでいると思わなければならない。

三打数一安打を自分のフォームでつづけ、アベレージを維持することが、持続的な成功の秘訣である。



藤田

最近の企業経営は、不況も手伝って、できる限り無駄を削るのが主流になっています。

でも、ビジネスに無駄はつきものではないでしょうか?

僕はビジネスには贅肉がある程度必要だと思っています。

失敗するプロジェクト、いざという時調整できる労働力、敵をつくらないための工作資金・・・。

それらを受け入れる余裕が、中長期の継続的な発展につながるのだと思います。



世の中を確率で考えることは、とても大事なことだと思う。そうすればたとえ断られても、失敗しても必要以上に落ち込む必要ない。


予想以上にうまくいっているときは、自然に次におこる大変な事態に備えるようになる。


大変なことが続けば、必ずその分良いことが起こると期待できる。


一回断られると、二度と来ない営業マンがいるがいつももったいないなと思う。


効果は少なくても、営業活動は必ず効果を上げている。それが飽和点まで積みあがれば必ず良い結果が出るのだと思う。






2)「この世にあらざるもの」を作れ

大衆は、自分たちが行けない世界、なれない存在に喝するような興味を覚える。

一方で、そこには行けず、

そうなれあない自分に安心を覚える。

この矛盾こそが、大衆の本性なのだ。





見城

「この世にあらざるもの」とは、日常性を突き抜けたところで、オリジナリティを獲得した極端なものである。

大衆はそれにどうしようもなく惹きつけられる。

「この世あらざるもの」をどう作るか。これを常に考えていければ、たいていのエンターテイメントビジネスはうまくいくだろう。

僕もまた、いつもこれを考えている。



藤田

サイバーエージャントはアメーバによって大きく成長しました。

が、何よりそれを促したのが芸能人のブログです。

インターネットでも、ありきたりなコンテンツでは、アクセスは集まりません。

珍しいものを見たい、秘密を知りたいという人間の根源的な欲求は、現代のネット社会でも変わることはないのです。


エンターテイメントはあらざるものを見せる世界なのかもしれないが、ほとんどの業界は当たり前のことを当たり前にやる事が大事


どこまでそれを貫けるかで、「あらざる存在」になれるのだと思う。





【おまけ】

またまた、ワールドカップラグビーの話題なのだが、ニュージーランドがオーストラリア相手に危なげない勝ちを収めた。




この分だと何の波乱もない大会になりそうだ。

昨日のオールブラックスは強かった。

あのオーストラリアが攻めてをすべて封じられてしまった。

決勝もニュージーランドで決まりだろう。フランスの意地に少しだけ期待しよう。

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