いかに上手にブランドを形成していくのかというのは業績を左右する大変なもんだいである。
今回は顧客に対しどのように情報を提供していくのかという問題である。
マーケティングコミュニケーションとは企業が自社の販売する製品やブランドについて消費者に情報を発信し、想起させようとする手段である。
広告が主な手段だが、現在では広告以外の要素を巧みに組み合わせプロモーションをしている
1)広告
2)販売促進
3)イベントと経験
4)パブリックリレーションズおよびバブリシティ
5)ダイレクトマーケティング
6)人的販売
その中でも
最近では口コミ(ネット直接を問わず)が注目されている。
本の中から
『クチコミ』に関する3つの洞察を紹介する。
レネイダイ「五つの『クチコミ』神話」
1)突飛な製品だけが『クチコミ』に値する⇔実際は意外に普通の商品の場合が多い
2)『クチコミ』は自然に生まれるものだ⇔実際は巧妙なマーケティング戦術が裏にある
「食べるラー油」がはやったが、誰かが巧妙に仕掛けた可能性があるのか?
3)一番の得意客が『クチコミ』の発生源⇔実際は反体制の方から発信される
4)『クチコミ』から利益を上げるにはすばやい行動が必要
⇔二番手以降の企業にも十分にチャンスがある
5)『クチコミ』゙を発生させるにはメディアと広告が必要
⇔マスコミの利用の時期を誤ると効果がないタイミングが大事
マイケルカファーキー「口コミマーケティングのコツ」
1)製品の製作と提供のプロセスに顧客を巻き込む
2)顧客に推薦の言葉をもらう
アンケートを実施し効果的なフレーズに関し使用の許可をもらう
「これはすぐにでも実施できそう」
3)顧客に実話を伝える
4)得意客を教育
5)苦情処理を迅速に
悪い『クチコミ』が広がる前に対処
マイケルグラッドウェル「少数者の法則粘着性」
A)次の3種類の人々に情報を伝えると多数の人に伝わる可能性がある
『クチコミ』を広める3つのタイプ
1)【メイブン】大きなテーマから小さなテーマまでよく知っている人
2)【コネクター】大勢の人を知っていてコミュニケーションをとる人
3)【セールスマン】人を説得する才能のある人
B)粘着性
人に行動させようとする動機付けを与えられるかどうか
C)アイデアを広めようと考えている人が集団を組織できるかどうか
『感想』
最近の状況を見ると、マーケットコミュニケーションの中心は相当はスピードで、一般的なマスメディアや広告から
ネットを中心とした広告へさらにフェイスブックなどのネット上の『クチコミ』情報へと移ってきている。のはあきらかで、
マーケットコミュニケーションにおけるソーシャルネットワークの影響が今後中心的なテーマになってくると思われる。
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