写真の図はこの本の最も基本的な概念図である。
「競争の根は業界の経済構造の中にあるわけで、個々の競争しあう企業の行動が必ずしも激化の原因ではない。
競争状態を決めるのは基本的に5つの要因である。
(5つとは上記の概念図より 1新規参入 2内部競争者 3買手の脅威 4売り手の脅威 5代替品)
これら5つの要因が結集して、業界の究極的な収益率 すなわち長期的な投資収益率を決めるのである。
ある企業の競争戦略の目的は業界の競争要因から身を守り、自社に有利なようにその要因を動かせる位置を業界内に見つけることにある。
戦略をつくる決め手は現象面の底を深く掘って、各要因の源泉を分析することである。
競争圧力の源泉がわかると、自社の長所短所が明かになり、業界内での位置もはっきりしてくるだけでなく、戦略を変えたら一番成果の予想される分野も明確になり
業界の傾向が自社に有利になるか脅威になるかいずれにしても、最も大切な分野はどこか明瞭になってくる。」
※企業の行動の方向性がこの本の分析により明快に説明できる。
基本的に兵法でいうところの戦わずして勝つということがいえるのでは。
いかに激しい競争をまぬがれるかが重要なポイントであると思われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿