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2011年2月10日木曜日

コトラーのマーケティング1 マーケティングリサーチ

第一回目はとっつきやすくマーケットリサーチを扱った章の内容を紹介します。


マーケットリサーチの手法及び手順

第一段階 問題、意思決定の選択肢、調査目的の明確化

第二段階 調査計画の策定

第三段階 情報の収集

第四段階 情報の分析

第五段階 調査結果の報告

第六段階 意思決定

「まあ当たり前といえば当たり前だがなかなか、意思決定をする際そういった手順を正確に実行しているかといえばそうともいえない」



「マーケティングリサーチというと、大企業だけのものだと考えていたが、これからは中小零細企業もマーケットリサーチの独自の手法を開発したい。」

費用をかけずにリサーチする方法として次の3つを挙げていた

1.大学の学生や教授と契約して、プロジェクトの立案実行をしてもらう

2.インターネットを利用する

3.競合他社をチェックする

「うちの会社の場合は住宅系のブログを定期的にチェックするだけでもしてみようかと思っている。

それからアパートのテナントに対して、更新時にアンケートを実施するか検討中です。」

【マーケットリサーチの失敗例】

1970年代、ゼネラルフーズにいたある優秀な幹部が退社し、ハリウッドに同社で培ったマーケットリサーチの手法を持ち込んだ。
大手映画会社はこの人物に新作映画のリサーチを依頼した。

依頼した結果は、ベトナム戦争後でその後遺症に苦しむアメリカ国民にとって、映画のタイトルに「戦争(war)」が入っていること、またウォーターゲート事件以降制度的なものを信用できなくなっている国民にとってSFより信憑性やリアリズムのある映画のほうがうけるとの理由で、失敗するとの調査結果を出した。

その映画こそ「スターウォーズ」だった。

表面上のリサーチが危険で中身や内容にまで深い洞察が必要だという例

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