このブログを検索

2011年2月26日土曜日

コトラーのマーケティング第16章 小売業、卸売業、ロジスティクスのマネージメント

子供のころ買い物といえば、横須賀中央に行き、三笠通に入り

「はまゆう」で、ホットケーキを食べ、三笠通りを抜けると道を渡って、さいか屋に入り4階のおもちゃ売り場で

超合金のおもちゃを買ってもらい、買い物につき合わされるのを我慢すると屋上のゲームコーナーで

極めてローテクなゲームを楽しみそこから西友を通り 田原屋に行くというのが我が家のお決まりのコースであった。

あれから30年以上たちすっかりひとの流れも変わり、インターネットの登場で買い物のスタイルのずいぶんと変化した。

さいか屋の大通館が閉鎖されたのは象徴的なできごとである。



小売、卸売り企業にどのような変化が生じ今後どういったトレンドにあるのか本から拾ってみた


1)新たな小売業態や、組み合わせの登場

    ガソリンスタンドにコンビニエンスストア
    本屋と喫茶店
    CDショップと喫茶店
    銀行と喫茶店
    和菓子屋とコーヒーショップ
    駅の事務所にコンビニ
    駅のホームに理容店
    ショッピングセンターにマッサージ
    スーパー銭湯に理容店 等々


2)タイプ間の競争の激化

ディスカウントストア、ネットショップ、百貨店等々の店舗で扱ってる商品に差がなくなってきたため
激しい競争が起こっている

優位にたっているのは

    ホームセンター、100円ショップ、会員制大型ディスカウントショップ、インターネットである。


3)店舗型小売業と無店舗型小売業の競争

 無店舗型小売店のネットショップやオンラインショップが既存の店舗型小売店の市場に脅威を与えシェアをうばいつつある。

結果的に、店舗型小売店もネットやカタログショッピングなど販売方法を併用し始めてる。7


4)巨大小売業者の成長
優れた情報システム、物流システム、購買力を使うことにより中小の小売店に対して圧倒的な差をつけつつある。

トイザラスやアスクル、イケヤ、山田電気、ユニクロなど


5)中間市場小売業者の衰退
高級店を扱う専門業者、もしくは割引販売で勝負する小売業者の両極に消費者があつまる傾向がさらに加速されつつあり、

その中間にある百貨店などは危機的状況にある。


6)増加するテクノロジー投資
市場予測に対するコンピューターの利用
在庫管理に対するコンピューターの利用
供給業者へのオンライン発注
店舗間のネットワーク
無人レジなど。

回転ずしのスシローなどは独自に開発した予測システムで廃棄率を4%まで落としている。



7)大手小売業のグローバル化

ユニクロや楽天など日本市場でなく海外での展開することで今後の成長を考えている。

グローバル化により、地域の情報に関する時間差がほとんどなくなってきている。
ということはより大規模になることでコスト的に有利に立てるなら
当然海外展開を図るしかない。

日本で勝てても、海外の企業に負ければ市場を失うな可能性がある。
日本市場の特殊性に守られていない限り当然の展開なのだろう。

【おまけ】



最近コンビになどでもプライベートブランドというのをよく目にするようになってきた。

他社の製品を販売するより、自社のブランドで販売するほうが、価格も安くできるだけでなく利益率の上でも有利だというのだ。

既存のメーカーの商品とプライベートブランドが質的に遜色ないということを市場の消費者が理解した場合
製品によっては既存メーカーが苦戦することは間違いない。

小売店が主導的な立場になる可能性があるのか?

興味深いところである

0 件のコメント:

コメントを投稿