このブログを検索

2011年2月12日土曜日

コトラーのマーケティング5章 顧客価値 顧客満足 顧客ロイヤリティ

【顧客生涯価値の最大化】

マーケティングとは収益性の高い顧客を引き付け維持する技術だと。

収益性の高い顧客とは企業にとっていろんな意味でいいお客であるといえる。

 「注文住宅の業界では、うちの会社で建てたお客が満足しそこに友達を招いてまたその友達が顧客となってくれるような顧客」

「うちで建築を依頼した設計士が継続して仕事を依頼してくれる場合」などはいい顧客だということがいえる。

さらに露骨ではあるが、企業にとっての顧客の価値を数字で測定する試みも本の中で取り上げられている。

それが顧客生涯価値という考え方(現在取引のある顧客が金銭で測定するといくらになるか)

たとえば GMの見積もりでは生涯顧客には平均27万5000ドルの価値があると見ている

タコベルでは、常連客には1万1千ドルの価値がある。



年間売上が500ドルの客で、取引期間が平均20年で、企業の売上高収益率が0.1の場合

500×20×0.1=1000ドル でこの企業にとっての顧客の価値は現在1000ドルということになる。

この考え方で正確に顧客の価値を判定できれば、


広告費または顧客へのサービス費用などを予算として計上する場合

新規の顧客の獲得に要する費用、現在の顧客を維持するための費用を最適に割り振ることができる。


新規の顧客を獲得することばかりに熱心で、常連客の維持に心を注がないと結果的に売上を落とす可能性があるとういこと。

0 件のコメント:

コメントを投稿