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2011年5月12日木曜日

ファイナンシャルマネジメント4章 問題3

【問題】

PCAインターナショナル社は,北米最大のカラー肖像写真チェーンの一つである。同社はkマート各店舗で運営する写真スタジオで、肖像写真の撮影、現像、販売を行っている。同社の1991年から1995ん恵の次編むデータは次の通りである。

 
              1991   1992   1993   1994   1995
売上高当期利益率    4.8     5.5    3.3    3.0    5.3
内部留保率        78.4    65.7   53.9    47.8   71.9
総資産回転率       4.3     3.1    2.7    2.4    2.4
財務レバレッジ        5.6     4.2    2.0    2.0    1.8
売上高成長率       6.9     8.0    -6.2   -2.9   -0.1


1)PCA社の持続可能な成長率を計算しなさい。

2)同社の持続可能な成長率と実際の成長率を比較すると、PCA社はこの期間中どのような成長の管理の問題に直面していたか。

3)同社はその問題にどのように対処したか?

4)1995年3月にPCA社は750万ドルの自社株を買い戻すと発表した。この金額は同社のその年の利益にほぼ等しい。成長の管理の観点から、これは賢い選択であったといえるか?
【自分の解答】
1)   持続可能な成長率  1991年  1992年  1993年  1994年  1995年
                   90.6%  47.0%   9.6%   6.9%   16.5%
2)  実際の成長率は持続可能な成長率を大幅に下回っている。財務面では成長可能であったがその他の外部的要因で成長することができなかったか、もしくは意図的に成長を抑えたかの二つが考えられる。
3)資産の回転率を低下させること、財務レバレッジを引き下げることで対応しちえたが充分ではなかった。
4)持続可能な成長をしないことを選択するならば、自社株の購入により、資金を株主に還元することは、有効な手段であると思われる。
【本の解答】
1)持続可能な成長率   1991年  1992年   1993年   1994年   1995年
                90.6     47.0     9.6     6.9      16.5
2)毎年、PCA社の持続可能bな成長率は実際の成長率を大幅に上回ってきた。有効に活用できるレベルを超える資金を事業から生み出している。同社の課題はその余剰資金をいかに活用するかである。
3)実際の成長が持続可能な成長率に満たないという問題に対して。PCA社は以下の二つの方法により対処してきた。
すなわち、そう資産回転率を1991年当時の4.3回から1995年の2.4回まで低下させ、かつ財務レバレッジも1991年の5.6倍から1995年の1.8倍まで低下させている。
4)自社株買いは、PCA社にとって有効な対策である。社内での資金を有効に活用する術が乏しいのであるから、配当もしくは株式の買戻しを行う形で、株主に資金を還元すべきである。
【次回の問題】
ロバートハーフインターナショナル社は、カルフォルニア州メンローパークに本社を置き、世界中に230の事務所を構える会計と財務における最大の人材(派遣及び正社員)提供会社である。同社の1994年から1998年までの財務データーは、以下のとおりである。
               1994年  1995年   1996年   1997年   1998年
売上高当期利益率     5.9     6.4     6.8      7.2      7.3  
内部留保率        100.0    100.0    100.0    100.0   100.0  
総資産回転率       2.0      2.1      2.2      2.3    2.5
財務レバレッジ        1.7      1.7      1.8      1.8    1.7
売上高成長率       45.8     40.8     43.0      45.0   37.6
1)ロバートハーフ社の隔年の持続可能な成長率を計算しなさい。
2)ロバートハーフ社の持続可能な成長率と実際の成長率とを比較すると、同社はこの期間中どのような成長の管理の問題に直面してきたか?
3)同社はこれらの問題にそのような対処してきたか?
4)ロバートハーフ社は配当していない。あなたが株主だったならば、同社に配当金の支払を要求するか?
【おまけ】
横浜ベイスターズが今年は意外と強い。主力の内川が抜けたのにこの強さはなにか?
尾花監督はやはり才能があるのか?経営力のなせる業か?
今年一年をとおして、応援していきたい。

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