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2011年12月28日水曜日

売れるデザインのしくみ  2-2)実践、トーンアンドマナー ③イラストやキャラクターを使う

ピクト・グラムアイコンを使う

一昔前、アイコンをつくるというのはとても手間のかかるものでした。

マッキントッシュの誕生で世の中が変わりました。




・自由な曲線の利用

・シャドー(影)付

・透明ボタン 大流行

iphoneの登場

・立体感や光沢感






イラストのトンマナ

人間は不思議あもので、どんなに「かっこいい」と思っているものでも、出回りすぎると飽きてしまいます。

ですから最近では、その真逆のトンマナ⇒手書きのアイコンをよく見かけます。

一番大切なことは自社の立ち位置をよく検討したうえで、全体のトンマナを理解していくことです。
※こうなりたいというゴールをきちんと決めること






キャラクターを作る前に確認しておきたい、4つのトンマナ

キャラクターによるデザイン戦略は今後ますます活発になると考えられます。
アイコンやアバター、キャラクターなどメディアを選ばずに展開がしやすく低予算のためです。

「ポケモン」:線や色がはっきりしているので、オリジナルのイメージを保ったままあらゆるシーンに合う

「モリゾー」:アクティブな場面には合わないが、絵本やレターセットには最適 「和む」

・方向性やポジションを考える

・その後の媒体展開や規模などを把握





ツールやメディア展開が増えれば、印象は一層強くなる

トンマナを踏襲したデザインは、市場に出て年月がたってからその威力を発揮します

たとえると

ネイルに行って爪をきれいにする=短期的な広告戦略

ヨガなどで身体のコアにある筋力を鍛える=ブランディングや中長期的戦略



効果が出ないことにめげず、一定期間継続することが必要




キャラクターの展開というのは、中小企業がやる場合はよほど根性を入れてやらないと


「やってしまった」という感じになりかねない




【おまけ】

なんとか、一年ブログを書き続けてくることができた。

来年もこのペースで、ビジネス書研究では「経営に関する内容」

もう一つ( 木造住宅 学習ノート)では「建築に関する勉強の内容」

の二本を継続して書いていこうと思う。

今年を振り返ると、

スマートフォンや、タブレットPCが話題となっていたが、個人的に最も仕事のやり方を変えたのは

Wifiである。もっと注目されていいのではないかと思うが、あれだけ煩雑だったネットへの接続が簡単になり、



場所を選ばなくなり、

ネット環境が、従来の家電を使うかのようにあたりまえのことになったことは本当に大きな内容だ。

お蔭で、デスクトップパソコンをやめてノートPCにし、大抵のところへは持ち運ぶようになった。

これで、どこにいてもほぼ、事務所で仕事をしているような、ストレスのない環境を手に入れることができた。

来年はどうなるか? 

今年はこれで最後です、来年は1月10日から営業を開始します。

2011年12月27日火曜日

売れるデザインのしくみ  2-2)実践、トーンアンドマナー ②グラフィックを使う

写真から作ったグラフィックイメージ

昨今のグラフィックソフトのほとんどは、写真を加工し変換してくれるフィルタという機能が付いています。

元絵のセレクトや加工のテクニック、調整次第で、新しさや主催者の人となりを感じさせる販促に利用することができます。






図形や線から作ったグラフィックイメージ

「コンセプト重視」というよりも「あしらい」的な意味でよく使われるグラフィックに水玉やストライプがあります。

水玉というのは、そもそも女性のためのエレガントでキュートなモチーフです。

しかし、円弧の数を増やしたり、配色を複雑にしたり、円の大小を付けてランダムに配置することでトンマナが現代的にガラリと変わります





タイポグラフィーの可能性


フォントをグラフィックのパーツとして考える。

フォントのトンマナはほぼ90%以上使う書体に影響されます。
残りの10%は色、レイアウトの調整になります。









グラデージョンやブラシを使う

アップルのプレゼンは印象的ですが、

その理由の一つにプレゼン資料背景のグラデーションがあります。

フラットなイメージのあるプレゼン資料にあたかもライティングを施しているように見せる効果があります。

見慣れたモチーフというのは注意が必要です。

⇒ すでに別の何かの「アイデンティティー」を持ち合わせているかもしれない
ネガティブなイメージがついているかもしれない






コンピューターの発達で、素人でも簡単にかっこいいグラフィックをつくることができるようになり。
今後はさらに、センスと努力の問題になってくる


【おまけ】

今年も何とか年賀状をやり終えた。

というより、妻にやってもらった ありがとう・・・少しほっとしている。

正直言うと年賀状はあまり得意ではない。

できれば、ほとんどすべての人がグーグル+かフェイスブックをやっていて簡単に交流できるとよいのだが。




そう思っているということは、

おそらく、ほとんどSNS上だけで交流している集団も多いのではないかと思う。

今後年賀状はどうなるのか?

まあ、プライベートな交流を営業と考えれば

今後も年賀状は営業ツールの一つとして生き残ると思う。

コミュニケーション手段の多様化

1)直接会って話す
2)電話
3)メール
4)手紙、はがき、年賀状など
5)SNS
6)ブログ
7)ホームページ

自分に合ったものを使えばいいということか。

2011年12月26日月曜日

売れるデザインのしくみ  2-2)実践、トーンアンドマナー ①写真を使う

コーヒーカップは何を語る?

同じコーヒーカップでも背景やライティング、構図を変えると、異なる雰囲気を感じ取り大きな影響を与える





ノーマルな写真って何? ノーマルでない写真って何?

「ピンク色」や「黄緑色」などのいわゆる「色相からのいろの印象」とは別に、本来の色そのものを再現している状態=ノーマルな状態と、加工などを施して式用が現物とは異なっている違いも判別しています


見えにくいものをしっかり魅せるためには?





見えにくいものを魅せるためにはよりコンストラストをはっきりとさせているということ。

コンストラストをはっきりとさせるということは、背景と対象をはっきるとさせるということです。それはつまり「白黒はっきり付ける」「白黒つける」ということになります。



誰のための写真?何のための写真?




写真もデザインと同じように、一番、二番を争うものではありません。適材適所に、狙いを定めて使うことが重要です。



【おまけ】

大学選手権2回戦波乱!!

予想とはまったく違った結果にただただ唖然。

昨日の大学選手権はベスト4=正月の国立競技場をかけて4試合が行われたが番狂わせとしか言えない結果になった。

まず 早稲田対関東学院  5年ほど前なら、決勝の組み合わせだが、関東が不祥事以来、苦しい状況であった。




テレビを付けてびっくり、残り2分で関東リード? 何が起こったか?

今年は、どのチームもほとんど力の差がないのか?それには指導者が育ってきているということがいえる。

さらに、天理対慶応 慶応は対抗戦5位とはいえ一回戦の流通経済大との戦いを見れば絶好調だったはず。

まさかの大阪勢に敗れ、なんと1月2日は 関東学院対天理大学というなんとも地味なカードとなった。

もう一方の山は帝京が順当に勝ち進むも明治が敗戦、帝京対筑波大学という戦いに。

結果帝京以外は昨年の1月2日からは大幅に入れ替わった。

これも時代の変化か?

2011年12月24日土曜日

売れるデザインのしくみ  2-1)使える実践デザイン戦略 トンマナの取扱説明書

テストマーケティングを必要としない、無意識に訴える視覚(心理)戦略



あなたは今、あるものを見ています。

ところが本当はあなたは目でこれを見ていません。

⇒実は「知識や経験などから、頭で判断してあるイメージを作り上げます。」



「前章のタイプやクラス」といた考え方は

物が持っているのではなく⇒頭の中の潜在意識としての「考え方」です。


「知覚情報が異なるから」⇒判断が異なる

⇒ある印象を意図的に作りたい

⇒クラスやタイプを計算してデザインに実装する

正しく判断されるためには『トンマナ』が不可欠です。




ポジショニング・マトリクスを作ってみよう

大手⇔中小ニッチ

老舗⇔新規参入 「見せるべきものは何か」決める

同じような時代背景をもった会社と差をつけるには

⇒「強み」「らしさ(コアエッセンス)」を探す




Aパターン
メジャ/ビッグー⇔ニッチ/スモール

歴史/伝統⇔新しい/革新




Bパターン
メジャー/ビッグ⇔ニッチ/スモール

人間らしさ/ぬくもり感⇔機械的/無機的

Cパターン

伝統/信頼/安定⇔落着きがない/まとまりがない

人間らしい/感情⇔最先端技術

Dパターン

メジャー/洗練⇔ニッチ/野暮ったい

人間らしい/ぬくもり感⇔最先端技術

Eパターン

ハイクォリティ/ワンランク上⇔カジュアルライン/身の丈・自分目線

スタンダード/既存⇔新しい/革新




もしも、「あなたのビジネスが非常に優良で技術力もあり、将来が有望であるならば」

⇒メージャー感のトンマナにチャレンジ




メジャー感を⇒大きいではなく
⇒垢抜けた「洗練さ」と捉えることで、
同じような小規模ビジネスから、一歩抜きんでることができます

小さい企業が⇒らしさ(手作り感等々)を出すと

⇒「逆に頼りなさ」「小規模ビジネスのトンマナ」となって見られないかよく注意する必要があります。







【おまけ】

今日はクリスマス、年末仕事がバタバタしているせいか全くそんなそんな気分でない。
あっという間に年末というのが正直な印象だ。

子供のころは、年末年始には独特の雰囲気があったものだが、今は一年中お祭りをしているようなものだから無理はない。




スポーツイベントでも、昔は日本シリーズしかなかったが、今はトヨタカップあり、ラグビーワールドカップあり、女子サッカーありと

特定の趣味の人は別としてお客の奪い合い状態のようで、スポーツジャーナリストの生島 ジュンさんいわく、

スポーツビジネスも飽和状態になっているそうだ。考えてみればあらゆる方向性が飽和状態といえる。

さて来年は何が流行るか、個人個人のレベルでは何を選択するかという時代なのかもしれない。

2011年12月22日木曜日

売れるデザインのしくみ  3)ポジショニングデザイン=トンマナ攻略のススメ①

①マーケティングの視点を持つ

席を取ってからコーヒーを書くのか、コーヒーを買ってから席を取るのか




カフェで居心地のよいソファー席を確保してから、コーヒーを買う、というようにデザイン戦略をよりセーフティ、より威力のあるものにするには、常にだんどりやその周辺環境を整えるということを同時に考えておくべきです。

ポジションを設定してデザインを勧めるといのは、地震の陣地を確実に固めていくような現実で間違いのない投資なのです。





会議&ビックプロジェクトで大きく間違う企業のパターン


デザインの結果は、その仕事の大きさや企業のネームバリューにあるのではなく、実際のプロジェクトに携わるチームの関係性と、発注時のゴール設定にあるということに気づきました。

多くの人が感じる「スゴイ」「カッコいい」「センスいい」というような反応は、全体のプロジェクトすなわちトンマナに対して起こるものなのです。




勝者の戦略? 弱者の戦略?


「梯子の法則」とは、自分が梯子の何段目にいるかによって戦略が異なるというもの。

業界トップと、新規ビジネスでは、デザインマーケティングではするべきことが異なる。





ファーストワンかオンリーワンか(ニッチでもブランドになれ!)

やってはいけないことは「真似」あるいは「類似」があります。マケーティング的に言えば早いもの順にその権利や認識はされているということです。

人間は

丸い形を四角い形よりかわいいと感じます

青い色は「知的」「涼しい」と感じ

赤い色は「情熱的」「熱い」と感じる」

色や形はメッセージを発している





ブランド上級者はみんなトンマナ使い

ブランドが確立されていない商品やサービスはトンマナをキチンと伝える必要があります。
一番悪いのは何も感じないことです。

目指すべきはオンリーワンの存在感です。

「アップルはこんな感じ」「ベンツはこんな感じ」という想像させる力が大切です






トンマナで作ればデザインはブランドマーケティング



やってはいけないのは、ブランドを育てずに使い捨てのプロモーションを繰り返すというもの

「ブログブランディング」 ブログをある程度時間をかけて書き続け、記事がたまることで書き手のブランドを構築する

「水戸黄門」や「007シリーズ」のブランディングも同じ効果

「水戸黄門」は「助さん&格さん」

「ルパン三世」は「次元&五右衛門」でフレーミングされブランドを構築している




ポジショニングを確立する=自分が何であるか知る=どの方向に進むか決める


決まったらこれを繰り返し、毎日すこしずつ、いろんな局面で同じコンセプトと方向性で進んでいく


本当に大事なことだと思う。


しかしいつも言うように、方向性、ポジショニングを定めること程難しいことはない


【おまけ】

「水戸黄門」が放送を終了するらしい。



お年寄りが増加してさらに視聴者が増えていくので、永遠に終わらないのかと思っていたが、
実際は違ったようだ。

昔のお年寄りと今のお年寄りではその趣向が違うのだろう。

それにしても継続していくことは本当に難しいものだ。

その点「笑点」はすごい。

2011年12月21日水曜日

売れるデザインのしくみ 2 はずれないデザイン戦略を探せ!⑤

⑤デザイン戦略の「テーマ(concept)」を決める

デザインでマーケティングするのであれば、コンセプトありきでデザインは存在するというルールを肝に銘じておかなければなりません。






テーマを決めるために


はずさないデザイン戦略への近道を見つけるために、概念のキーワードを視覚的に表現しやすいキーワードに置き換えて、思いを可視化するという手法を紹介します





見えないものを魅せるための実践ワーク1(もの⇒ものへの置き換え)

アップル社のパソコン製品の広告は、いつも光の中に燦然ときらめくような期待感を感じさせる写真をつかっているとは思いませんか?

「こう魅せたい」という発注者側の意志があるのとないのとでは大違い

【実践ワーク】あなたの会社を「もの」に言い換えて、デザインコンセプトを考えてみましょう



うちの会社の場合、基礎に特徴がある。基礎と一体の重厚感のある住宅の写真を全面に出したい



見えないものを魅せるための実践ワーク2(もの⇒ことへの置き換え)

対象に与えるメリットや影響力のことえお、広告の世界では「ベネフィット」としょう称していて、ベネフィットを中心に広告のコンセプトを考えるというのは、スタンダードなコンセプト立案方法です。


【実践ワーク】 あなたの会社を「こと」に言い換えて、デザインコンセプトを考えてみましょう


自分のライフスタイルをデザインすること⇒家をデザインすること






見えないものを魅せるための実践ワーク3(もの⇒音への置き換え)

グラフィックデザイナーを生業としている人の中で、仕事ごとにテーマソングを決めているという人は相当数いるそうです。

ものにも置き換えられない、ベネフィットも分からない場合テーマ曲を選ぶことでコンセプトが明確になります。
【実践ワーク】あなたの会社を「音」に言い換えて、デザインのコンセプトを考えてみましょう




テーマ曲はブルーハーツ 1000のバイオリンかな?



見えないものを魅せるための実践ワーク4(もの⇒風景への置き換え)

風景を思い描くワークからは、潜在的な「理想郷」を導き出すことができます。

【実践ワーク】 あなたの会社を「風景」に置き換え、デザインのコンセプトを考えてみましょう




何気ない生活の中に自分らしさのある風景





見えないものを魅せるための実践ワーク5(もの⇒色と形への置き換え)

真っ白い紙を用意します。色鉛筆やクレパスなどで、今思いついた言葉から、コンセプトを色や形に置き換えてみましょう

「ただなんとなく思いついたもの」との差を実感いただくことができたのではないでしょうか?
【実践ワーク】あなたの会社を「色と形」に言い換えて、デザインのコンセプトを考えてみましょう



クリスタルの厚みのあるある形




デザインを思い浮かべるのにも方法論があるということは参考になる。
思考のパターンを作り上げること⇒仕事のパターンを作り上げること









【おまけ】

日曜日にさかのぼるが、ラグビー大学選手権一回戦の感想。

正直番狂わせだったのは、リーグ戦を優勝した、流通経済大学が、慶応に負けたこと。

リーグ戦の最終戦では、東海大を圧倒していただけに、その調子で戦えば負けることはないと思ていたが。




予想以上に、流経大の調子が悪く、一方慶応は、今季最高のできだった。

こうなると1月2日は早慶戦の可能性がある。

逆の山は帝京と明治か筑波だろう。対抗戦ばかり残る展開は少し残念だ。

2011年12月20日火曜日

売れるデザインのしくみ 2 はずれないデザイン戦略を探せ!④

④デザイン戦略の「タイプ(TYPE)」を決める

デザインのタイプとは?

1)私はこういう人ですよと宣言する

2)あなたに対して、私はジャストフィット(マッチング)してますよ、と宣言する




センスよくというオーダー

バランス、バランス、バランス!!、つまりモチーフやフォルムではなくバランスでデザインを構成することがセンスを上げる近道と言えるのです。


品質・信頼重視というオーダー

クラスを上げるとは、意味が違うので混乱しないように、カテゴライズしなおすとすれば、クラスとは格上を印象つける権威付けのこと

それに対して、タイプによる価格帯のイメージ訴求とは、表面的で具体的なリッチ感の演出に当たります。これは、ゴージャスさであり、華美な臭いを放つ分わかりやすい浮遊ニジュアルであり、まばゆい光でもあるような一連の世界関連つけられるものなのです。







企業価値重視というオーダー

グリッドデザインのキッチっとしたレイアウトと、上質なタイポグラフィー、図形を使うときにはきちんとしたきれいなものを使うということが大切


伝統や格式上質感  ⇒明朝体
スッキリ、シンプル、先進性⇒細めのゴシック
安定感、つよさ⇒太目のゴシック



ターゲットが好む世界観にデザインを寄せる


ペット愛好家⇒ふわふわ、かわいい、パステルカラー、丸みを帯びたデザイン

幼児教育教材⇒ふわふわ、かわいい、ビタミンカラー、丸みを帯びたでざいん

ビジネススシーン⇒ PC、ビル、クールで都会的な配色 人工的で無機質なフォルム



望まないターゲットを突き放す


セレブなお客さんだけ⇒カジュアルさの排除、
招待状のフォルムを既定サイズより細長くして「なじみのない」ものにするなど

モチベーションを上げる、心を揺さぶる

目にも鮮やかな配色、うっとりするような曲線、滑らかな手触り。そのようなものが人に与える視覚効果というものに、もう一度注目してみましょう


日頃なんとなく、自分でデザインしたり、洋服を選んだりしてるが、こうして、プロの観点から効果的な方法を列挙してもらうと、参考になることが多い。


日頃何気なくしていることも、意識的に行うことで効果がでてくるのだろう








【おまけ】

今年は本当にいろいろなことがあるが、先日は金正日が亡くなったというニュースが、
何故この時期に、

北朝鮮はどうなるのか




後継者の正恩氏はまだ若干28歳といいう報道。

謎が多い国だけに不安定要素が多く、落ち着くまでには時間がかかりそうな様子。

ああいう国だから、万全の準備をしてから、世界に発表するものだと思っていただけに。正直を驚きです。

来年は急激な変化が起こる可能性も否定できないでのでは?

2011年12月17日土曜日

売れるデザインのしくみ 2 はずれないデザイン戦略を探せ!③

③デザイン戦略の「クラス(class)」を決める

【ものの価値を上げるマーケティングとは】

購買という行為において最終的に人と最も関わりが深いのは、購買理由でも、購買方法でもなく、購買後の満足感です。




「買ってよかった」と思ってもらうために、デザイン戦略は設定した価格とターゲットをよく見極めて、狙いを定めたクラス感にフィットさせておくことが重要です。




【既存の商品よりも価格を上げる】

価格を上げたければ、すでにある違う別の市場にアプローチをかけていくことです。

相手が感じたり望んだりするところの「価値観」そのものを視覚化して、要素として盛り込まなければならない。

顧客が持っている「価格帯」に見合うクラスを読み取り、選び抜く

ロゴも「価格のランク」そのものを意味します



【既存のターゲットよりも、クラスアップした層を狙う】

デザインのクラスが上がることでバリューが生まれ、人の心にうるおいを与えたり、幸せな瞬間を感じてもらったり、ときめいてもらいます。

そのため逆に言うと、伝えたい宝がないサービスからは、クラス感を上げるデザインはできないのです。




可視化したものが目に触れる回数が一番多いのは実は発注者本人です。

発注者に心理的な上昇効果、たとえば「前向きさ」だったり「爽快さ」「明るさ」「自信に満ちる」というようなイメージを与えていけるものだと思います。




【共感を呼び多くの人を引き付ける】

「共感」は今やマーケティングの最重要キーワードの一つと言えます。

「私はあなたと似た者同志ですよ」という信号を相手に対して送ることだと言えます。

・その「カテゴリー」での「最高」と「最低」のラインを理解します

・その「カテゴリー」が持つ空気感を実装します






【デイリー&カジュアルさの演出】

カジュアルな演出

・安心できる公図
・権威や歴史・伝統を象徴しないフォント
・刺激的でない配色
・斬新すぎないモチーフ
・機械的でない人間らしさや個性を感じるタッチやテクスアチャー

「カジュアル」の反対語は「フォーマル」
フォーアルな要素をはずしていくことで⇒「カジュアル」な雰囲気になる

・柔らかいテクスチャーを付ける
・背景をつける



※「カジュアル」=「雑」ではない

「雑」は悪循環のスパイラルに陥る 「雑」⇒お金がかかっていない⇒手間がかかっていない印象



【廉価と価値の演出】

「安く見せる視覚効果」

≠「安っぽいい」ではなく

「お買い得に見せるためには」

・値段が大きくはっきりと書いてある
・文字に余計な装飾をしない





デザインに影響を受けるのは、発注者本人、そして会社に働く人、出入りの業者
それぞれの人に直接語りかける。


だからこそ、どういう会社になりたいか、どういう方向に行きたいか。
どこに魅力があるかをはっきりさせておく必要がある



【おまけ】

日経新聞に今日の記事で載っていたが、

ブラウザでついにインターネットエクスプローラを抜き、グーグルクロームがシェアでトップになったらしい。

そういう自分も今年からクロームを使っている。その使い勝手からいってエクスプローラには戻れそうもない。



ここから大きな時代の変化が読み取れる。

OSのウインドウズを支配してたマイクロソフトのエクスプローラから

クラウドを利用したサービスを支配している グーグルへの流れが。

来年はその流れがさらに顕著になってくると思う。