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2012年8月31日金曜日

リクルートのDNA  第一章 企業風土について 経営の三原則

「経営の三原則」


1)社会への貢献⇒これまでにない新しいサービスを提供して、社会の役に立つこと


2)個人の尊重⇒各人が得意なことを組織に提供しあって大きな成果を上げていく

          ただし、自分が思っている自分と人が見る自分は異なる

          そのギャップを埋める工夫が必要


          ⇒自己申告制度、RODなどのプログラム





3)商業合理性の追求⇒「仕事の生産性を上げ、仕事のスピードを高め、高収益会社にして税金を納めることがリクルートのほこり」とした





企業が収益をあげるには

①質の高いサービスを提供する

②モノ・サービスをスピーディーに提供する

③コストを下げて顧客への価格を下げる


リクルートでは①と②に重きを置いた



「リクルートさんは白紙の原稿用紙も捨てています

古い伝票の後ろを使われる会社もあるのにもったいないと思います」

と古紙回収業者に言われたことがある


しかし、原稿用紙を節約するよりスピードを重視した




納得の話し、21世紀で最も高いコストは

人件費

生産性の向上により、モノの値段はどんどん下がっている

人件費が高いということは=時間に価値があるということ

スピードと能力のある人に能力を発揮してもらうことが最も生産性にとって重要だと思う


よくある、経費節減のために何時間も会議を開いて、決まったことが電気を消すことだったりする話を聞くとガッカリする。



【おまけ】

ヤングなでしこ活躍すごいと思った。

本当になでしこはすごい

大抵は強い代のあとには、若干力が落ちるはずだが



昨日の試合を見て

将来のなでしこの未来も明るいことがわかった

特に、スタミナとスピードはその後ろにものすごい努力があることが感じられた


2012年8月30日木曜日

リクルートのDNA  第一章 企業風土について 現場第一主義


経営者は仕事の現場の隅々まで知っておかなければならないという感覚


現場の人との対話を大切に

社員の名前を覚える

2000名位は覚えた




エゾリンとニックネームで呼ばれていた「江副社長という人はなかった」


「武士は己を知るもののために死す」

トップに自分の名前と能力を知られ期待されていると感じればやる気が高まる



ニックネームで呼び合うことが大切だとは
やはり、親近感、コミュニケーション、共同体意識が大切なのだろう

他人行儀では何も生まれない


【おまけ】

問責決議案とは何か



今国会で何が起こっているのかさっぱりわからない

消費税増税法案は成立したのか?

成立したのならあっさり解散でいいじゃないか?

分かりにくいのはやめてほしい

2012年8月29日水曜日

リクルートのDNA  第一章 企業風土について 考え方を同じにする


起業するときは皆同じ方向を向いている



←一年経ち、二年経ちすると


考え方が違ってくる



突然の低迷の原因は=「理想のベクトル」が一つでなくなったこと


元に戻すのは難しい



「リクルートをこんな会社にしたい、皆にこうしてほしい

とう経営者自らのメッセージを強く打ち出さないと、力強さに欠ける」

と専務から忠告されていいた


私が創業時克服しなければならない弱点だった


そこで




「社是」「社訓」「心得」等々を文章にし⇒社員教育の教材とした

それが結果的に


リクルートの共同体意識を形成した


さてでは、風通しのいい社風はどうして生まれたか?・・・次回



すごく普通の話し

社員全員のベクトルを合わせるほど難しいことはないのだが

その秘密が「社訓」を文章にしたこととは

にわかには信じがたい⇒そんなに簡単なら誰でもやっているはず

まだまだ秘密があるに違いない


【おまけ】

中国で日本の大使の車から国旗が奪われたとかいうニュースが

だんだん、子供のけんかのようになってきた。

結局、根本的な解決は難しいと思うが

意味なくこじれる様なことは誰も得しない




2012年8月28日火曜日

次回から リクルートのDNA

リクルートという会社はすごい


以前からずっと注目していたが


リクルートの出身者は使える人が多いというのがもっぱらの評判


どこが違うのか?


今の日本に必要な考え方がそこにあるのではないか?




たまたま

江副浩正氏(リクルート創業者)本人の本が出ていたので


次回からはこの本

リクルートのDNAを取り上げてみたい


昨日アマゾンで頼んだのでまだ届いていないが

明後日からは開始の予定


【おまけ】

昨日から

ベルシステム24で、電話秘書(電話転送サービス)というのを使い始めた

これがなかなかよい

コールセンターは北海道にあるらしい

丁寧に電話の内容をメールで送信してくれる

今後はもっと活用していく予定

2012年8月27日月曜日

世界のブランド戦略 ブランディングエージェンシー

1)インターブランドロンドン




2)コントラプラント


3)メタデザインAG


4)ペーターシュミットグループ



5)ストックホルムデザインラボ


6)トータルアイデンティティ


7)アクサムコンサルティング



ブランディングを仕事にしている会社は各国で存在感をしめいしている

日本では、電通、博報堂というところか

TVCMの重要性は低下しているが、ブランディングの重要性はどんどん増加している


今回でワールドブランディングは終了

次回からは何をやるか未定です


【おまけ】

AKB前田敦子が引退?卒業という話

単なるアイドルというより一つの時代を作ったとう感じだろう。

バブル以降の閉塞感の中で

これが、一つの答えだったのだと思う


思えば

時間が経過して

経済一辺倒だった日本の社会が

21世紀に入り、上手に方向転換できてきているのではないか?


アイドルがブームになるのはその一つ

オリンピックが盛り上がるのも

生活の中心が家族になるのも

経済重視から生活重視に転換したんだと思う。




韓流ブームが一過性なものでなかったように

前田敦子が作ったアイドル文化もしばらく続きそうだ。

2012年8月24日金曜日

世界のブランド戦略 ヒューマングループ

1)ブランディングプロジェクトの目的と課題


ヒューマングループは社会人向け教育のニューマンアカデミー

人材派遣のヒューマンソリューション

人材にかかわる集合体

事業拡大のため


⇒ベクトルが散逸になり⇒アイデンティテイが拡散



そのため 組織に求心力、コアとなる価値の必要⇒ブランド化




2)日本の人材市場の変化

この10年間で日本型経営の代名詞「年功序列」の崩壊

⇒マンマッチング、フリーターの増加

⇒自分探し層の急増



3)市場セグメントと深層心理

市場の分析

⇒ヒューマングループのもつべき約束価値を導く


4)「自分探し層」へのフォーカス


「自分探し 自分確立」のプロセスをヒューマングループは支援する



考えてみても 日本型経営がもてはやされた80年代後半からバブル崩壊を経て

日本の就職に関する考え方は急激に変化し

単純に、大学をでたからという理由だけでは、将来が約束されなくなってきている

さらには一度就職に失敗した人たちには大きな閉塞感が広がり 今までの上昇志向が岐路に立たされている

そんな中で、日本は世界の中ではまだ豊かであり、その危機感はあまり実感できていないようにも感じる

より豊かな、幸せな、充実した人生を送ることのために必要な努力はどんどん増えてきていると思う

これを支えることは難しいことだが、事業化する会社があっても不思議ではない



【おまけ】

残暑が続いている

毎年の日本テレビの24時間テレビが近づいている

いつもこの番組ではマラソンをやるが

心配なのは天気

ここ数年、幸いにも涼しい日が続いていたが

今年は暑くなりそう



大丈夫か?

立っているだけでも暑いのに!!

2012年8月23日木曜日

世界のブランド戦略 au エーユー ブランド戦略

1)ブランド経験としての端末デザイン

「感動ケイタイ」

デザインという観点から携帯電話を考え直す

・レギュラー製品

・コンセプト商品  

デザインデレクターを起用




2)ファッションアイテムとしての携帯電話

「今すぐ欲しいアイテム」



3)INFOBARの横断的なデザイン展開

パッケージデザイン

新聞

CM

卓上ホルダー

街頭ポスター

などなど横断的に展開



4)デザイン展開

・talby



・neon



・ishicoro



・MEDIA SKIN


5)サービスMDとブランド戦略

通話でなく日常生活を楽しくするものとして定義

・音楽配信

・ゲーム

・映像プログラム等々

・着うた

・ショッピング



6)プライシングとブランド戦略

・2003年から定額制の導入

・「自宅割」「家族割」



7)店舗チャンネルとブランド戦略





振り返ってみると INFOBARのデザインは確かに斬新で

携帯電話のイメージを変化させたと思う

実際に購入した人は少ないと思うが

こういう企業のイメージを変化させる商品は、その商品の利益以上のインパクトと効果がある

今はスマートフォンに変化して、iphoneの一人勝ち状態だがそれに対抗できるデザインが出てくるのが楽しみだ


【おまけ】

昨日、テレビでいわゆる「もしドラ」の映画をやっていたが

正直いまいちだった

原作もそれほどでないが



前田敦子はあの物語には合わなかったように思った

高橋みなみのほうがよかったのでは?

興業的には疑問だが?

それにしても2時間の映像で、物語をまとめるのは本当に難しいと思う





2012年8月22日水曜日

世界のブランド戦略 au エーユー

1)携帯電話ブランドauの誕生

2007年にドコモ独走のなかauが誕生



2)auの低迷

魅力的な商品・サービスがない中

『ガク割』の導入により

『学生向けで安かろう悪かろう』のイメージ



3)auの復活のシナリオ


『すでに携帯電話を日常生活のコミュニケーション活動の中に取り入れ、
生活をより自分らしく豊かにしたいと思っている人々』

をメインターゲットに設定

5年間の計画を3つのフェーズに分ける

・基本活動を土台としたうえでプラスαのサービス

・イメージアップ 期待される企業のイメージ

・他社との差別化




4)auブランドの成長

2001年末から人気が復活

『写メール』の効果

独自のブランドポジションを目指す





ガラッとイメージを変えたauの作戦は見事に成功

現在もいいイメージを維持している

次回以降は具体的な方策について分析



【おまけ】

マンチェスターユナイテッドの香川が

順調なスタートを切ったというニュース

是非レギュラーに定着してほしい






2012年8月21日火曜日

世界のブランド戦略 ヒュンダイカード

1)顧客に合わせた価値を提供する



2)ブランドプロジェクトの背景

12%のシェアを15%に伸ばしたい

3年前はわずか3%だった

⇒差別化の必要性

⇒ブランド戦略




3)デイザイン戦略と組織改革

コーポレートアイデンティティの一新

⇒組織そのものの変化が必要

⇒イノベイティブな社風を創り出す




4)経営層や社員の一人ひとりがブランドを体現している


ブランド戦略がダイナミックな変化を生み出すという典型例



【おまけ】

オリンピック選手の銀座パレード

集まった人数の映像に驚き

50万人の群衆とはこんなにすごいんだ!!




2012年8月20日月曜日

世界のブランド戦略 ダンスバンクグループ

1)ブランド構築プロジェクトの新基準

・デンマーク最大の金融機関であるダンスバンクグループ

1990年代にいくつかの問題に直面

成長による混乱

⇒組織化するためのブランドプロジェクトを構築

・ユニークなネーミングシステム




2)市場における集中的な合併・統合


3)既存の価値を見出す

ダンスバンクの存在価値

⇒誠実、責務、専門知識、価値創造

⇒シンプルであること


4)現代的な北欧らしい表現

シンプルで北欧的、かつ現代的な正統派のデザイン



5)ブランドは認知されなければならない


「あなたの得意なことはあなたが

銀行の業務は我々が」




6)ダンスバンクが何者であるか知られている




【おまけ】


夏休みが終わり

ついに今年最後の4か月が始まる

8月中が既存業務の処理を9月からの準備と計画の作成を中心に

しかし今年の夏休みはすっかりリフレッシュすることができた

やはり気分転換には沖縄が一番!!




2012年8月9日木曜日

世界のブランド戦略 ADOBI アドビ

アドビのブランドチャレンジ


1)戦略からスタイルが生まれる

・ポジションステートメントの吟味

「アドビは革新的な技術プラットフォームによって

アイデア、情報、イメージ、洞察をつなぎああわせ

個人そしてビジネスの効果的、より魅力的な

コミュニケーションをお手伝いします」

「精緻・美・願望」

「協力・効率・価値」⇒六角形



2)ブランドの外観を拡張する」


「アドビスタイルフレームワーク」を確立

⇒ビジュアル表現は徐々に一本化





3)企業コミュニケーション

「コミュニケーションの術によって
より効果的な伝達を可能にする」



クリエイティブユーザー⇒「アイデアを伝える」

企業ユーザー⇒「情報を交換」

消費者⇒「記憶を共有」




4)デザインの拡張と更新

生のX線写真を加工



5)成果


アドビの製品には統一感というイメージがある


【おまけ】

レスリング女子 金2個

どうしてこんなに強いのか?

日本女子の指導者が優れているのか?

圧巻の勝ちっぷり


どういうわけか

勝つにしても負けるにしても

レスリングの方が柔道より納得できる


2012年8月8日水曜日

世界のブランド戦略 英国図書館

図書館の再定義


1)英国図書館の概要

1973年大英博物館の図書館など複数の図書館が統合され成立

1日8000冊




2)プロジェクトの概要


経営層、従業員など関係者が

全員ひとつにまとまれるよう

ブランディングを実施



3)プロジェクトの背景

英国図書館は1997年に英国博物館から分かれたが

⇒明確なアイデンティティがない

⇒存在意義の再定義の必要性


4)ミッション

「人々の生活を豊かにするための知識を向上させる手助け」



5)ビジョン

・変動するコレクションの調査の分野で重要な役割を担う

・アカデミックな分野であれ、個人的な事項であれ、ビジネス上の事柄であれ、研究を希望するすべての人のために存在する

・時間や場所の問題なく組織されたサービスを通じて
自分たちのコレクションや専門性に容易にアクセスできるようにする

・利用者のニーズを満たすという共通の目的で外部のコレクションや専門性や作品へもアクセスできるようにする



巨大な組織、古くからある組織の場合時間の経過により、存在価値を見失ってしまう。
そのためにブランディングが必要になる


実際はブランディングというか再定義と考えられる


【おまけ】

男子サッカー準決勝のメキシコ戦

メキシコ正直強かった。

体調面、技術面、精神面で一枚上手だった。



男子サッカーはこれで終わりじじゃない

次の3位決定戦韓国戦は

決勝戦と変わらず重要

どんな戦いを見せてくれるか?

楽しみ

一方であまり関心のなかった女子バレーが中国に金星

正直今大会の団体種目は本当に頑張っている





2012年8月7日火曜日

世界のブランド戦略 オランダ軍

オランダの国防省の再定義



1)オランダの外交・国防について

オランダの外交の基本方針

国連・EU共通外交安保政策及び

NATO体制下での安全保障の推進を重視




2)徴兵制から完全志願制へ

充分な志願者の確保に苦戦

オランダ軍の活動が国民に充分に理解されていない

⇒理解を得るために

⇒存在意義、活動の重要性を伝える必要がでてきた



3)存在意義の再定義

抑止力のみ

⇒平和維持活動や人道支援活動


「平和、安全、自由」




4)組織の体系化

任務遂行時の軍は

⇒目にさらされる機会が多い

⇒ひとつのオランダ軍のイメージに繋がる

⇒アイデンティティの体系化



5)改革


・シンボルロゴ
・宣伝活動
・啓蒙書による意識改革


ついに、軍隊までイメージが大切な要素となる時代になっている

イメージつくりは、公共の組織も企業も同じだということ

日本の自衛隊は震災の救助活動でイメージを変えたと思う



【おまけ】

なでしこジャパンが決勝進出

それにしても厳しい試合だった。

紙一重の違いで競り勝ったというところだと思う




後半 すぐに2点目を取るまでは完全に日本のペースかと思ったが

試合の早い段階で2:0になったことで

攻めるのか、守るのかの選択を迫られることになった

これがフランスの攻撃を勢いづけたと思う

時間帯と点差と精神状態 最も難しいところだった

それにしても勝ちは勝ち

あとは金メダルを取るだけ