このブログを検索

2011年4月28日木曜日

ファイナンシャルマネジメント4章 問題1

【問題】

今回からついに4章に突入

次の説明の正誤を述べよ。



1)企業の持続可能な成長率とは、新株を発行せずに達成できる最大の売上高成長率である。

2)企業が多額の損失を計上している際には、株式市場からいつでも新しい資金を調達することができる
3)自社株買いによって通常EPSは増大する。

4)企業が自社の株式を買い戻すのは、株価が過小評価されていると経営者が考えているからである。

5)急速に成長している企業だけが成長の管理に関する問題を抱えている。

6)成長を加速することにより株価も上昇する。

【自分の解答】

1)持続的な成長率と、新株を発行するかどうかは直接的な関係はない。

2)企業の損失の性質が問題で、明らかに構造的問題が発生して、継続的な損失が予想されている場合、株式市場からの資金調達は難しくなる。

仮に損失が発生していても将来の成長が見込める場合、株価はその見込み分まで反映するので調達することが容易になると考えられる。

3)利益に変化がなく、株式の数が減少するので当然EPS 一株あたりの利益は増加する。

4)必ずしもそうではない、余剰資金の有効な投資先が見つからない場合、株式を買い戻すことにより、株主へ利益還元する場合が多い

5)急速に成長する企業ほど管理は難しくなると考えられるが、基本的に管理に関する問題はどのような企業にも継続的に発生するのが普通である。

6)正しい、成長を加速すると成長率の増加速度も株価に反映される可能性があるので株価は上昇する可能性が高い。

【本の解答】

1)誤り。企業は売上高当期純利益率、総資産回転率または財務レバレッジの上昇、もしくは配当の削減により、持続可能な成長率を上回る成長を達成することができる。

問題はこのような変化を起こす企業の能力に限界があるということである。

2)誤り、アマゾンドットコムのように、投資家受けする魅力的な企業は営業損失を計上していても資本を調達することが可能である。

従来型の企業はそうはいかない。

3)正しい。

自社株買いを行うと発行株式数が減少し、EPSが増大する。

しかし、自社株買いに要した資金にはコストが発生し、利益が減少するため、EPSも低下する。

ほとんどの場合、前者の効果が後者を打ち消すため、自社株買いを行うとEPSが増大する。

4)正しい調査結果によれば経営陣のほとんどがほぼ常に自社の株式が過少評価されていると信じている。

過小評価されている自社株買戻しは企業の経営資源の有効活用であり、残りの株主を利するものである。


5)誤り。

この章の主要な論点の一つは、高成長企業より低成長偉業のほうが目立たないがしばしば深刻な成長の管理の問題を抱えていることであった。

6)誤り。

コストを上回る収益率を得られる「よい」成長は株価を上昇させる。コストを下回る収益率しか得られない「悪い」成長は価値を破壊するため結果株価の下落を招く。

【次回の問題】

前章の図表3-1はR&Dサプライズ社の1997年から19990年にかけての財務諸表であり、図表3-4は2000年の予測財務諸表である。この表の情報を用いて次の設問に答えよ。

1)R&Dサプライズ社の1997年から2000年までの隔年の持続可能な成長率を計算せよ。

2)同社の持続可能な成長率を、同期間の売上成長率の実勢と予測とを比較すると、R&Eサプライズ社はどのような成長の管理に関する問題に直面しているか?

3)同社はこれからの問題にどのようい対処してきたか?当該期間中に同社が講じた成長の管理に関する問題への対策には難点も認められるであろうか?難点があったとすれば、それにはどのようなものであるか?

4)将来の成長の管理について、経営者にとってどのようなアドバイスをするか?







【おまけ】

ゴールデンウィークを使って大勢のボランティアが被災地での活動を希望しているというが、いかがなものか?



現在、一応の落ち着きを取り戻した被災地にとって次の課題は雇用の問題である。

津波により職を失い失業給付を受ける人が4万人を越すという。

もしボランティアの人がやる活動があるのなら、失業中の人にその仕事を給料を国が支払って行うほうが、職を失った人が立ち直るために必要なことであると思うが?

どうでしょうか?

2011年4月27日水曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題10

【問題】

前問に引き続き、トイズ4キッズ社に関する設問である。

同社の生産担当マネージャーは、季節変動に合わせて玩具を生産するのは非効率的であると長年主張している。

彼女は年間を通して平準化生産を行うことにし、後半の2四半期におけるピークの需要を満たせるように、

最初の2四半期に在庫を積み上げるべきであると考えている、

平準化生産に移行することによって、同社の売上原価比70%から65%に落とすことができると、彼女は考えている。



1)平準化生産を行う場合の予測財務諸表を作成しなさい。

予測するにあたり、四半期ごとの買掛金は2000年度の平均四半期売上高の10%と仮定する。

四半期ごとの在庫を見積もるには、以下の二つの計算式を用いなさい

期末棚卸資産=期首棚卸資産+四半期の製造原価-四半期売上原価

四半期の製造原価=年間売上原価の1/4

2)季節生産から平準化生産に移行することにより、年間の利益にどのような影響を及ぼすか?

3)この移行は、同社の期末棚卸資産にどのような影響を及ぼすか?

また外部資金調達必要額に対してはどうか?


【自分の解答】

1)




2)税引き前で442から866 税引き後で253から520に改善する

3)期末棚卸資産は変化しない   
  外部資金調達額は 一期 206 二期 1712 三期 1743増加  四期で 101減少

4)利益が増加するので、当然借入は可能と考えられる。在庫の陳腐化リスクに関しては業界により異なる、市場の変化の激しい業界では当然懸念材料となるが、市場の動向、需要が安定して計算で生きる業界では懸念材料にはならない!!


【本の解答】

1)買掛金は222で一定となる 株主資本の計算式が違う

2)年間の利益は25万4000ドルから52万ドルへと倍以上増加した。

3)平準化生産に行こうすることにより、期末棚卸資産は増し半期50万ドルから、一番多い第2四半期で294万6000ドルにまで上昇した。外部資金調達必要額は季節生産での92万1000ドルから2倍以上に跳ね上がり、225万6000ドルとなった。

4)トイズ4キッズ社はおそらく必要な資金を借り入れることができるだろうが、

その意思決定は明白でない

。最大の借入需要は第3四半期の230万ドルである。

その時点での借入の担保となるものとしては、240万ドルの売掛金と230万ドルの棚卸資産がある。

売掛金は上質の担保であるが、棚卸資産はそうではない。

玩具事業は非常に流行に左右されるため、

製品在庫の買手をみつけられるという保証はない。貸手の観点からすると、この状況は第2四半期にさらに大きな問題となる。

必要な借入額は150万ドルに過ぎないが、売掛金が少なすぎるのである。

つまり、第2四半期には290万ドルの投機的な棚卸資産が主要な担保となる。

平準化生産に移行することによって年間の利益は大幅に増加するが、その反面、借入金のニーズはますます増大し、同社は深刻な陳腐化リスクを抱え込むことになる。


どちらを選択するかは決して容易な事ではない。

【次回の問題】

次回からついに4章に突入

次の説明の正誤を述べよ。

1)企業の持続可能な成長率とは、新株を発行ぜずに達成できる最大の売上高成長率である。

2)企業が多額の損失を計上している際には、株式市場からいつでも新しい資金を調達することができる
3)自社株買いによって通常EPSは増大する。

4)企業が自社の株式を買い戻すのは、株価が過小評価されていると経営者が考えているからである。

5)急速に成長している企業だけが成長の管理に関する問題を抱えている。

6)成長を加速することにより株価も上昇する。


【おまけ】



堀江貴文氏の実刑が確定した。はたしてこれをどう考えるべきなのか?

前々より、自分はライブドアに関する、特捜部の捜査は必要なかったのではないかと考えている。

何故なら、証券取引法は投資家を守ることであり、特捜部が突然ライブドアに家宅捜索を行い、株を取引不能状態に陥らせたのは、

証券取引業法の投資家を守るという観点において、問題があるからである。

ライブドアの株価は市場が決めることであり、堀江氏が無理に株価を押し上げていたのなら、株価はおそらく適正価格まで、自然に落ち着いていくことが予想される。

投資家を守るなら、投資家がライブドアの株式を売却するだけの時間を確保すべきではないか?

証券取引法の目的を無視して、特捜部が自分達の手柄を上げようとする姿勢には賛成できない。


又、実刑2年6ヶ月は堀江氏が実際にやったこと(法律ギリギリのところでできるだけ株価を上げようとした努力)と比較した場合あまりに厳しい判決としか言いようがない。

この判決には法律違反以上のものが含まれているのだろう

「最後まで、無罪を主張したこと」 「司法当局に対し挑戦的な姿勢を示したこと」などに対する制裁があるに違いない。

本当にこれでいいのだろうか?

2011年4月26日火曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題9

【問題】

トイズ4キッズ社はプラスチック製玩具メーカーである。

生産と販売は季節によって大きく変動する。




次ページの表は、2000年度の外部資金調達必要額を示した、四半期ごとの財務予測である。

仮定は大括弧で記載した。


1)第1及び第2四半期の法人税がマイナスであることは、どのようなことを意味しているか?


2)第1及び第2四半期の現金残高が、必要最低残高の20万ドルより多いのはなぜか。これらの数値はどのように計算されたのか?


3)予測の一番下に示されている「外部資金調達必要額」はどのように、計算されたのか?


4)トイズ4キッズ社が、予測で示された外部資金調達必要額を借り入れることは可能か?






【自分の解答】

1)法人税がマイナスということは税引き前利益がマイナスということで、税金がマイナスになり還付金が発生する可能性があるということ。実際は1年の決算で税金が計算されるため相殺される。

2)現金が最低20万ドルを超えている分は手元現金に余剰金が発生していることを意味している。
長期的に余剰金が発生する場合は運用の必要があるが、近いうちに支払が発生する予定があるのっで余剰金を持っているものと考えられる。

3)予想貸借対照表の資産合計と負債合計の差額分による

4)通期での利益はプラスが予想されているので、この予測が正しければ借り入れは可能である。


【本の解答】

1)法人税のマイナスは、未払い法人税が減少したことを意味する。仮に同社が前期に法人税を払っていたならば、それらに対する還付を申告することができる。

2)第1から第2四半期の現金残高が必要最低額をうわまわっているのはこれらの四半期に余剰資金をもっているからである。これらの期間の現金残高は次のように決定される。まず、現金を最低額にすると外部資金調達必要額がマイナスになることに着目する。次に外部資金調達必要額をゼロとして、資産合計と負債及び株主資本合計が一致するように現金残高を決定する。

3)外部資金調達必要額がゼロより大きいときには資産合計と負債及び株主資本合計が一致するように外部資金調達額を決定する。

4)トイズ4キッズ社は簡単に借入を行うことができるbはずである。同社は売掛金が240万ドルに達する第3四半期と約400万ドルに達する第4四半期にのみ資金が必要になる。

【次回の問題】

前問に引き続き、トイズ4キッズ社に関する設問である。

同社の生産担当マネージャーは、季節変動に合わせて玩具を生産するのは非効率的であると長年主張している。

彼女は年間を通して平準化生産を行うことにし、後半の2四半期におけるピークの需要を満たせるように、

最初の2四半期に在庫を積み上げるべきであると考えている、

平準化資産に移行することによって、同社の売上原価比70%から65%に落とすことができると、彼女は考えている。

1)平準化生産を行う場合の予測財務諸表を作成しなさい。

予測するにあたり、四半期ごとの買掛金は2000年度の平均四半期売上高の10%と仮定する。

四半期ごとの在庫を見積もるには、以下の二つの計算式を用いなさい

期末棚卸資産=期首棚卸資産+四半期の製造原価-四半期売上原価

四半期の製造原価=年間売上原価の1/4

2)季節生産から平準化生産に移行することにより、年間の利益にどのような影響を及ぼすか?

3)この移行は、同社の期末棚卸資産にどのような影響を及ぼすか?

また外部資金調達必要額に対してはどうか?




【おまけ】


原発事故の記者会見が、東京電力と保安院で一本化された。『チェックする側とチェックされる側で、共同の記者会見をすること』や、




『記者会見の内容が、事故直後の対応についてだけで、国民が一番知りたい情報が提供されていない』など批判も多いが、


自分としては前向きに評価したい。少しずつでも改善する姿勢が示されたことが何より重要で


この調子で改善が進めば事故の見通しも近日中にはっきりしてくるだろう。


復興計画についても、批判を恐れず、どんどん改善すればいいと思う!!

2011年4月25日月曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題8

【問題】

前回の答えに基づいて、アダプデックス社の2000年度第一四半期のキャッシュフロー予測を行いなさい




【自分の答】

〈現金の源泉〉

純利益                    -54
減価償却費                  20  
資産の減少または負債の増加      100
未払い法人税の減少            
売掛金の増加                512
未払賃金の増加
現金の源泉合計             578

〈現金の使途〉

配当金                   200
資産の増加または負債の減少     140
現預金及び有価証券の増加    
買掛金の減少              1000 
棚卸資産の増加          
未払い法人税の減少          146
固定資産への投資        
長期負債の減少          
短期借入金の減少            
現金の使途計              1486

資金調達必要額           908


【本の解答】

〈現金の源泉〉
営業活動によるキャッシュフロー

税引き後純利益               -54
減価償却費                  20  
資産の減少または負債の増加 
短期借入金                 908
現金                     100
売掛金                    512
棚卸資産                    0
源泉合計                 1486    


〈現金の使途〉

配当金                   200
資産の増加または負債の減少     
買掛金                  1000
1年以内長期負債            140
未払法人税                146
 使途合計                1486


【次回の問題】

トイズ4キッズ社はプラスチック製玩具メーカーである。

生産と販売は季節によって大きく変動する。

次ページの表は、2000年度の外部資金調達必要額を示した、四半期ごとの財務予測である。

仮定は大括弧で記載した。


1)第1及び第2四半期の法人税がマイナスであることは、どのようなことを意味しているか?


2)第1及び第2四半期の現金残高が、必要最低残高の20万ドルより多いのはなぜか。これらの数値はどのように計算されたのか?


3)予測の一番下に示されている「外部資金調達必要額」はどのように、計算されたのか?


4)トイズ4キッズ社が、予測で示された外部資金調達必要額を借り入れるkとは可能か?



【おまけ】

横須賀市の市会議員選挙が終了

予想通りKさんがトップ当選

この結果を生かして、議会で活躍してください。

鴨居からでた新人の永井さんが、なんと3位と大健闘!!これから期待してます。



2011年4月23日土曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題7

【問題】

以下はアダップクス社の1999年12月31日現在の損益計算書と貸借対照表である。



同社の会計方法及び2000年度第一四半期にトレジャラーの予測についての追加情報は脚注に示されている。


1)この情報と前回の情報を使い、2000年度第一四半期の予測損益計算書と2000年3月31日時点の予測貸借対照表を作成しなさい。

3月31日現在の外部資金調達必要額はいくらになるか?





2)2000年3月31日時点での外部資金調達必要額は、前回で同h実時点の現金予算から算出した現金過不足額と一致するか?それは一致すべきか?


3)アダップクス社の財務見通しに関して、予測財務諸表は現金予算よりも多くの情報を提供するか?


4)あなたが作成した予測損益計算書と予測貸借対照表から2000年2月28日時点での外部資金調達額に関して、何かわかることがあるか?


【自分の解答】

1)908,000
2)一致する
3)多くの情報を提供する。棚卸資産の額などの詳細な数値を予測できる
4)?

【本の解答】

純売上高                    720
売上原価                    360
売上総利益                  360
販売費及び一般管理費           360
支払利息                    60   前回の問題の支払利息の額より
減価償却費                   20
税引き前当期純利益             -80
法人税(字絵率33%)             -26
税引き前当期利益              -54
配当金                     200  前回の問題の配当金の支払額より
留保利益への算入             -254

貸借対照表

資産の部
現金                      100
売掛金                     128
棚卸資産                   1200
流動資産計                 1428
総固定資産                  600
一減価償却費累計額            120
純固定資産                  480
資産合計                   1908
 

負債及び資本の部
短期借入金                  908   必要資金額
買掛金                     160
その他流動負債                40
1年以内長期負債                0        
未払い法人税                 54
流動負債合計                1162
長期負債                   660
株主資本                    86
負債及び株主資本合計          1908


棚卸資産は下記のように計算される
1月1日の期首棚卸資産         1200
(+)第一四半期の仕入高         360
(-)第一四半期の売上原価       360
3月31日の期末棚卸資産        1200

見張り法人時絵は下記のように計算される
1999年12月31日の法人税等       200
(-)第一四半期の支払額        120
(+)第一四半期の繰り延べ法人税等  -26
3月31日の未払い法人税等        54


1)908、000ドル
2)一致する
3)提供する余即時編む諸表は通常のやり方で分析することができる。
4)予測損益計算書と予測貸借対照表からは、予測日を除くいくつかの時点における資金需要についても、ほとんど、何も変わらない


【次回の問題】

設問7の答えに基づいて、アダプデックス社の2000年度第一四半期のキャッシュフロー予測を行いなさい

【おまけ】



先日、4月22日、午後2時37分 2800グラムで子供が生まれた。2番目の子で女の子だった。

最初の子供のときは2ヶ月前にリーマンショックが当時100年に一度の経済の危機といわれた。

今回は何事もなく生まれてくると思っていた。しかし1ヶ月前に今度は1000年に1度といわれる地震に見舞われた。

二人とも大変な時代に生まれてきたなと思う、しかし子供には希望がある。

将来への願いをこめた名前を付けたいと思う。

2011年4月22日金曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題6

【問題】

(この問題とこの後2つの問題は、読者が間違いを犯さない限り、予測財務諸表と現金予算とキャッシュフロー予測それぞれから算出される予想外部資金調達必要額が同額となることを実証するものである。)



電子製品の卸売業者であるアダプテックス社のトレジャラー(財務担当責任者)は、同社の2000年度の最初の3ケ月の現金残高を予想しようとしている。

右ページ下の表の情報を用いて、同社の2000年1月から3月までの月次現金予算を作成しなさい。

その結果によると、このトレジャラーは余剰資金を使って投資を行うことに関心を持つべきだろうか、


それとも借入先を探すことに関心を持つべきだろうか?

【自分の解答】




資金繰り表を作成してみると

2000年1月は残高 440000で340000余剰が発生する。

2月末は248000不足で、最低残高を満たすためには、348000の資金調達が必要

3月末は808000不足で最低残高を満たすためには908000の資金調達が必要(2月に348000調達していれば560000調達必要となる)

【本の解答】

明らかに、トレジャラーはどこから借り入れをするかに感心を持つべきアダップクス社は3月末までに100万ドル必要とすることになる。



【次回の問題】



以下はアダップクス社の1999年12月31日現在の損益計算書と貸借対照表である。

同社の会計方法及び2000ん円度第一四半期にトレジャラーの予測についての追加情報は脚注に示されている。


1)この情報と前回の情報を使い、2000年度第一四半期の予測損益計算書と2000年3月31日時点の予測貸借対照表を作成しなさい。

3月31日現在の外部資金調達必要額はいくらになるか?





2)2000年3月31日時点での外部資金調達必要額は、前回で同h実時点の現金予算から算出した現金過不足額と一致するか?それは一致すべきか?


3)アダップクス社の財務見通しに関して、予測財務諸表は現金予算よりも多くの情報を提供するか?


4)あなたが作成した予測損益計算書と予測貸借対照表から2000年2月28日時点での外部資金調達額に関して、何かわかることがあるか?

【おまけ】


4/21のカンブリア宮殿 地上波7chで、被災地への物流の特集をやっていた。


政府のあたふたの対応の一方で、民間の力強さには感心した。




その中でもクロネコヤマトの活躍ぶりには目を見張るものがあった。


震災前から宅急便の正確さとスピードには驚くべきものがあったが、震災地での活躍はそれ以上であった。


現地のクロネコヤマトの職員は、本社の支持を待つことなく、救援物資の仕分け、配送業務を買って出たのだ。


さらに荷物1つ1つの配送に真摯に取り組み、半壊した住宅へも、住民が戻ってくるまで何度でも配送する姿勢には正直心を打たれた。


もし支援物資の配送を役所と自衛隊だけに頼っていたら大変な混乱になっていたはずだ。 適材適所で、もっともふさわしい人がふさわしい仕事を臨機応変に行うことの大切さがよくわかった。


緊急時には、法律の解釈にも柔軟性を持たせ、公と民間が協力することができるように考えたほうがいい。

2011年4月21日木曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題5

【問題】

前回の問題で修正した関数と右ページの上表の情報から、スプレッドシートを使って図表3-4の形式でR&D社が2001年度に必要とする外部資金調達額は2000年度のそれより多いか、それとも少ないか?




【自分の解答】



外部資金調達必要額
2611万ドル

【本の解答】

「損益計算書」

   純売上高              33,496
   売上原価              28,807
   売上総利益             4,689
   販売費及び一般管理費      3,685
   支払利息               337
   税引き前利益            668
   法人税等               300
   税引き後利益            367
   配当金                184
   留保利益への算入額       184

「貸借対照表」

   流動資産             9,714
   純固定資産            270
   資産合計             9,984
   流動負債             4,823
   長期負債              560
   資本金               1,989
   負債及び資本金合計      7,372
   外部資金調達必要額      2,611


【次回の問題】

(この問題とこの後2つの問題は、読者が間違いを犯さない限り、予測財務諸表と現金予算とキャッシュフロー予測それぞれから算出される予想外部資金調達必要額が同額となることを実証するものである。)

電子製品の卸売業者であるアダプテックス社のトレジャラー(財務担当責任者)は、同社の2000年度の最初の3ケ月の現金残高を予想しようとしている。

右ページ下の表の情報を用いて、同社の2000年1月から3月までの月次現金予算を作成しなさい。

その結果によると、このトレジャラーは余剰資金を使って投資を行うことに関心を持つべきだろうか、

それとも借入先を探すことに関心を持つべきだろうか?



【おまけ】

石原軍団が待ちに待った炊き出しを行った。被災者の気持ちを理解するために同じ環境で寝泊りを1週間続けたという。

こういうときには○○軍団という集団が非常に心強い。とてもほほえましく思った。

2011年4月20日水曜日

ファイナンシャルマネジメント3章 問題4

【問題】

図表3-4はR&D社が2000年度に必要とする外部資金調達額を予想するためのスプレッドシートである。



本文では資本金と純売上高の関数を修正することによって、簡単に2001年度の予測も行うことができると説明している。

修正後の資本金と純売上高の関数を書き出してみなさい。




【自分の解答】




【本の解答】

新しい株主資本の計算式は「=C37+D28」であり、新しい純売上高の計算式は「=C19+C19×D4」である


【次回の問題】

前回の問題で修正した関数と右ページの上表の情報から、スプレッドシートを使って図表3-4の形式でR&D社が2001年度に必要とする外部資金調達額は2000年度のそれより多いか、それとも少ないか?





【おまけ】


風評被害が広がっている。福島県産という理由だけで、野菜が売れなかったり、福島にあるという理由だけで原発から相当離れている温泉地に観光客がいかなかたり、


経済的な損失が広がっている。


しかし消費者サイドから考えると無理のない面もある。食物の場合、理論的に安全か危険かという話でなく、食欲がわくかどうかという問題だからである。


また、休日に遊びに行くにしても、理論的に安全かどうかでなく、遊びに行きたいかどうかであるかである。


一日も早く原発の問題が収束し、皆の記憶から悪いイメージがなくなることが望まれる。