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2013年1月31日木曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  幻の自主再建策

政府保証が付いた

融資は

抜本的な経営再建策を構築するために

最後のチャンスを与えるためのものと


位置づけられていた


「日本航空の経営改善のための有識者会議」を設置




・内外の赤字50路線からの撤退

・超大型機28機の削減

・6800人の人員削減

・1600億円の年金支給カット

銀行の支援 財務の再構築


太平洋路線の資本提携をはじめとしたビジネスモデルの再構築


資金計画

等々

この案は、ずっと後になって具体化する

起業再生支援機構案と比べ

実現性が低く 国民負担はずっと少なく

ましなものだった

残念なことに ⇒政権交代が響いて日の目を見ることはできなくなった



JALは航空業界の構造的な理由で潰れたのかと思っていたが

ところどころで

立ち直るチャンスもあり

本当にムダを省けば

本業部分で十分に採算の可能性を持つ会社だったということか

それにしても、一度傾いた流れは簡単には止まらない


【おまけ】

今日も歩いて通勤

自宅から逗子への通勤経路

まえを歩く 20代半ばほどの男性

歩きながら



たまにしゃがみ

何をしているのかと思ったら

路上のゴミを拾っていた

最近の若い奴はすごい!!


2013年1月30日水曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  リーマンショックで再び苦境に

西松社長


就任3年目 09年3月期

⇒底入れの兆しがあったJALの経営が暗転



原因はリーマンショック


⇒再び赤字決算に逆戻り

最終損益

⇒631億円の赤字

ANAの15倍


過去14年のうち8年間赤字


不運なときは不運なことが続く

というべきか

結局

いつなんどき

何が起こるか分からないのが世の中

ギリギリで回している状況が長引けば

命取りになる


【おまけ】

今朝も歩いて逗子駅へ

朝からボケているせいか

上り電車に乗り込んでしまった

寸前で気が付き

飛び降りたが

結局 下りの 電車に乗り遅れ

駅のホームで



久々にアマゾンのキンドルを取出し

サンプルを呼んでいて

ついつい

衝動買い

わずか15秒で買い物ができるというのはしかしすごい

勝った本の題名は「THINK SINPLE」 アップルでジョブズと一緒に働いた人が書いたアップルの考え方の本


2013年1月29日火曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  官邸と財務省が潰した幻のDES

日本政策投資銀行は

⇒小泉、安倍両政権が民営化を推し進めた政府系金融機関


3千億円を超すJALへの最大の貸付元でもある


当時の財務省は

この民営化を骨抜きにしようと

あの手この手の抵抗を試み

水面下でバトルを繰り広げていた



そんなところに持ち込まれたのがJAL問題だった

つまり政策投資銀行の民営化を骨抜きにするため


⇒民間主導で進むかに見えたJALの債権を生煮え情報をリークすることで

混乱させJALの経営危機を長引かせようと財務省OBが暗躍しているというのだ。




最短距離で再建に努力しても、企業の再建は難しい

その上に

経営の改善とは全く違う価値観が

その再建を阻むとなると

混乱は収拾不可能になるのも仕方ない



【おまけ】

昨日の夜から

健康のため歩こうと

車を置いて

歩いて帰ることにした



会社⇒馬堀海岸駅(徒歩5分)⇒横須賀中央⇒JR横須賀駅(徒歩25分)

⇒JR逗子⇒自宅(徒歩10分)

合計片道 徒歩40分

それでも、電車の乗継ぎがスムーズで55分ほどで到着

階段あり商店街あり ヴェルニー公園ありと変化に富んだコースで面白い


歩いてみるといろいろな発見が

イージス艦と思われる船が約6隻横須賀港に集まっていた

修理かな?




2013年1月28日月曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  生煮えの情報がリーク

主要行が


アリックスという「企業再生専門の支援会社」を送り込んだ




⇒リストラが不得手なJALに対して広範な抜本策作りを助言した


⇒ようやく再建が軌道に乗るかに見えた


上位の2行

日本政策投資銀行とみずほコーポレート銀行

機が熟したと考え始めた


⇒デットエクィティスワップ(DES)  つまり債権と株式の交換

に応じてもいいとの姿勢に傾き始めた



しかし

5月24日頃から

⇒「JALが主力行に2千億~4千億の支援を要請」というアバウトな報道が

DESがその中心という観測記事となっていた


数日もたたず民間メインバンクから不信の声が上がった

誰がリークしたか奇怪極まりない話だった


一度は再建のチャンスもあったのか?

しかし運の悪いときは悪い方向にまわっていく


【おまけ】

昨日のNHK特集


マニーバッキャオというフィリピンのボクサーの話し

なんと彼は世界のスポーツ選手の中で2番目の高収入

なぜこんなことが可能になるかというと




ラスベガスで開催されるボクシングの試合を中心に

現在試合がペイパービュー(有料チャンネル)で一試合6千円程度でみられという

そのため人気のある試合は70億円以上の収入になるのだ

⇒バッキャオの一試合のファイトマネーはなんと20億円だそうだ

特に最近はアメリカでヒスパニック系の住民が経済の上でも影響力を強めているらしく

彼らはボクシングが好きらしい

アメリカも随分変化しているようだ


プロモーターの話しでは次は13億人の人口のいる中国が狙いだとか?

ショービジネスはまだまだ景気がいいようだ



2013年1月25日金曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  ゜盟友゜ 新日本監査法人の離反

同じ年の5月


今度は

西松社長が緊急融資問題とはべつの不測の事態に見舞われた


「去年はなかった話だ。 突然だった」




新日本監査法人は長年JALのお化粧決算を黙認してきた


⇒JALに対する世間の目が厳しくなるにつれ


⇒危機感を募らせるようになってきた


三井住友銀行、三菱UFJ銀行の主力二行


⇒JAL向け債権を「破たん懸念先」に引き下げたことをきっかけに



⇒リスクの開示をせまった



危なくなると味方が造反

こうなるとあとは転げ落ちる一方



【おまけ】

昨日は

横浜銀行の新春の集い

毎年、セントラルホテルでこの時期集まっている


横浜銀行の方々の話しからは

景気の行方に関して楽観視しているようには感じなかった




⇒安倍政権のブレーンの方々は株高 円安を煽っているようだが

実際どうなるのか?


横浜銀行総研の社長の話だと

3月決算の数字が出る5月までは

一時的に調整期間を迎えるとの話しだった。



2013年1月24日木曜日

JAL再建の真実 第二章 最後の社長 西松遥の闘い  深夜の緊急発表

JALは07年3月


5月に大型社債の期限前買い入れや償還が予定されていた



・政府は7月に参院選を控えていた


・メガバンクも不良債権の苦しみを避けたいと思っていた


三者の思惑が一致




⇒人件費の圧縮を条件に⇒銀行団が総額595億円の追加融資を行うことを内定した



この春の緊急融資の情報開示

3月29日の深夜になって

⇒ある経済誌がホームページで次号の告知を行った

「主力行がJAL向け債権を破たん懸念先に落とし始めており

再建が困難になっている」という内容



そのためJALは深夜に異例の発表

「595億円の融資契約を締結した事実を開示せざるを得なくなった」

JALはこの融資でかろうじて命脈をたもつことになった

しかし、投資家、顧客の信頼を回復することは不可能だった


まさに先送り

今さえしのげれば

もっと早く

手を付けていれば

後で後悔しても手遅れ

ごまかしは結局時間稼ぎでしかなく

傷口をひろげるだけ


【おまけ】


月曜日の深夜11時からNHKで

「スーパープレゼンテーション」という番組をやっていて

これが結構面白い

いろんな人 アメリカの人が

出てきて自分の考えをプレゼンする

日本でも最近 大企業を中心にプレゼンの技術が高い人が増えてきたが

アメリカはこの分野では一歩先を言っている




その中で
今週の放送は非常に面白かったので紹介します

内容は アプリを開発して行政の仕事を助けるというアイデア

・雪に埋もれた消火栓、詰まった排水溝を管理してくれる人を探し、

管理してくれた人はその消火栓や排水溝の里親となって自分の好きな名前がつけられるというもの

簡単なアプリだがかなり効果的で市民の行政サービスへの参加を促すことになった


その他にも 気が付いたことを位置情報と写真と一緒に掲示版に報告するシステムなど


このことによっていろんなメリットが見えてきた



・行政サービスを安く早くきめ細かくできる

・市民が行政サービスの受け手から参加者になることで 

市民としての意識が変化する

なるほどこれならお金をかけずに、世の中をよくすることができる

これからの発展が楽しみだ

http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/130121.html