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2011年10月12日水曜日

憂鬱でなければ仕事じゃない 第二章-2

第二章-2

1)これほどの努力を、人は運という

「運が良かった」は、謙遜のみ使うべきだ。





断じて他人をこう評するべきではない。


その言葉は思考を停止させ、努力を放棄させ、成長を止めてしまう



見城

それにしても、なぜ人は僕の努力の結実を運というのだろうか?

彼らは本当の努力をしたことがないのだ。

圧倒的な努力は岩をも通す。そのことを彼らは知らないのだ。

知らないなら知らなくて結構。仕事とはつまるところ、競争である。


藤田

「あいつは運がいい」

僕にあるのは、五年後、十年後、そして三十年後、

こうなっていたいというビジョン。

そのビジョンから逆算して、今足りないことや、

今後生じてくるであろう問題を一つ一つ潰していく。

三か月に一度役員合宿をし、中長期的な問題も徹底的にクリアするのです。








2)ピカソのキュビズム ランボーの武器商人


スタンダードを極めた人間ににしか、スタンダードを超えることはできない、

ひとつのビジネスに没頭し、格闘したものだけに見えてくる全く新しい風景

いきなり成功する新しいビジネスモデルなどあり得ない




見城

本当に斬新なものを作ったり、何かを変革したりしたいなら、

スタンダド、オーソドキシー、クラッシックといった基本と

血を吐くような格闘をしなければならない。

それを怠った、一見新しいものなど、所詮 鬼面人を驚かすだけだ。

突き抜けたことをしたいのなら、基礎を徹底的に学ぶことだ。


藤田

ネットビジネスでは、

奇抜でユニークな発想ばかり求められるようなイメージがありますが、

実際はそうではありません。

ビジネスマンとしての基礎がないままいって成功するほど甘くありません。

ネット業界の若い人が、ごくまれにある成功ケースを夢見て、

自分の発想がいきなり大ヒットを生むのではないかと淡い期待を抱きますが、

もちろん大半は失敗します。








3)ふもとのふとった豚にはなるな頂上で凍え死ぬ豹になれ

ふつう、満足や安定は生の最高の状態、

幸福の類義語と考えられている。

しかし、ビジネスでは、死を意味する。その逆説を理解する者だけが、勝者となれる。





見城

「キリマンジャロは、

高さ一九、七一〇フィートの、雪に覆われた山で

、アフリカ第一の高峰だといわれる。

その西の頂はマサイ語で、「神の家」と呼ばれ、その西の山頂のすぐそばには、

ひからびて凍りついた一棟の豹の屍が横たわっている。

そんな高いとことまで、その豹が何を求めてきたのか、

今まで誰も説明したものがない」


ヘミングウェイの有名な短編『キリマンジャロの雪』の一節



僕は頂上で凍え死ぬ豹になりたい


藤田

ユニクロの柳井正社長が、会社経営においては、

会社も個人も成長しなければ死んだも同然でだ

といいうことを本に書かれていました。

すごく過激な言葉だけど、安定を求める会社はたいてい衰退してしまうというのは事実です。

立ち止まったら終わりなのは、世界が常に変化し、動いているからです。








4)憂鬱でなければ仕事じゃない

憂鬱を好む人間などいない。

しかし一方で、憂鬱は大きな反発力を生む。

それに気づいたとき憂鬱は間違いなく仕事の糧となる。



見城

苦難と情熱はワンセットなのだ。人間は苦しいから

、情熱を感じ、それを乗り越えてゆけるということである。

人生とは暗闇の中のジャンプの連続なのだ

「迷った時は前に出ろ』これが僕の信条だ。


藤田



現場にいる人は、いろいろなものを試したり、

損をしたしながらようやく光を見つける。

悩みや苦しみ、痛みを感じながら仕事をする。

そのような暗中模索にだけ価値のある世界なのです。


先が見えず不安で憂鬱な日々をのり越えて前に進む人にだけ、新しい価値ある何かを生み出すことができるのです。



閉塞感のある時代が続いている。なぜ行き詰った重くるしい感じがするのか?


その答えの一つをこの章は書いていると思う。


先が見えない憂鬱になる仕事をする。安定を求めない。


常に成長する。暗闇の中でジャンプする。 そんな気持ちを持つことで、そしてそれを実践することで本当に意味のある人生を送る事ができるということが分かった。


安定と繁栄を求めてきた時代かた「自分から挑戦の世界に飛び込む」時代へと変化しているのだ。


何に飛び込むか見つけしだい飛び込もう!!


【おまけ】

人間というのは、本来挑戦を好む生き物なのだと思う。

安定を欲しているように見えながら、心の底でチャレンジをしたいのだと思う。




古代に魚が、陸に上がってきた話を子供のころ本でよく読んでいた。

その魚はどうして陸に上がろうと思ったのだろうか。

海にいたほうが、安全に暮らせたのではないだろうか?

これはひとつの挑戦なのかもしれない。


そして人類や今陸上にいる生物はそのチャレンジャーの子孫だ。

そのチャレンジの意味などもともとないのかもしれない。

2011年10月11日火曜日

憂鬱でなければ仕事じゃない 第二章-1

第二章 自分を鍛える

1)スムーズに進んだ仕事は疑え

誰でも面倒なことは避けたがある。それをあえて行うことにより、凡庸を脱する道が開けるのだ。いばらの道を一歩づつ進むことでしか、勝利へは近づけない。




見城

どんな長時間働いても、簡単な仕事ばかりこなしていたのでは結果は望めない。

大事なのは、費やした時間ではない。仕事の「質」である。

多くの穂とが「無理」「不可能」と考えることに身をよじって立ち向かい、克服する姿勢が大切なのだ。

藤田

あらゆる仕事は、価値を生み出すために行うものです。付加価値とは、競争相手との差のこと。相手を上回ったとき初めて価値が生まれる。

あらゆる仕事の苦労と楽しみは、こんなところにあるのではないでしょうか?









2)パーティーには出るな

世間には無意味なものがたくさんある。しかも厄介なことに、次々と向こうからまとわりついてくる。それを捨て去れることで、贅肉はそぎ落とされ、仕事人の体は引き締まる。

見城

貴重な時間を費やすのが嫌だから、僕はパーティーには行かない。

僕は断言するパーティーの好きな人に、仕事のできる人はいない。

パーティーで二言三言口を利いたことのある人は、その人にとってもう「知り合い」なのだ。そのことに恍惚とし、それをひけらかして、彼らは、「人脈」を作ったと錯覚する。彼らとかかわりを持ったところで何になる?


藤田

パーティーで得られるものはほとんどない。これが身も蓋もない、僕の体験的な結論です。

パーティーに行く人の心理は要するに群れたいということだと思う。

しかし、心から成功を望むなら、孤独に耐えることが必要だと思います。

成功とは、何らかの決定権、つまり一人で判断する権利を掴むことなのです。









3)極端こそわが命

世の中には選ばれるものと、選ばれないものがある。そして人は誰でも選ばれるものになりたがる。しかし奇妙なことに、多くの人はそのための戦略を欠いている。
「極端」は、選ばれる線ら約の最大のキーワードだ。




見城

僕にとって何より重要ななのは極端であることだ。

「極端」になるためには圧倒的な努力をするしかない。

「圧倒的努力」とは?

とても単純である。人が寝ているときに寝ないということ。人が休んでいるときに休まないっていうこと。 そしてどこから手を付けていいかわからない膨大なものに手を付け、最後までやり通すことだ。


藤田

ネット業界で仕事をしていると、人は際立ったもの極端なものを好むことを実感します。

ネットでは既存のものよりもきわだって優れているか、まだ誰も提供していないものでなければ存在価値がありません。
僕は「最高」か「最速」しか生き残れないと思っています。この考え方は他のビジネスにも通用するのではないでしょうか?









4)苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス

逆境は自分を磨く最大のチャンスである。くぐり抜けることで度量は格段に大きくなる。どんな訓練よりも潜在能力を引き出してくれる。

見城

苦境に立たされると、人は腹をくくり、覚悟ができる。腹をくくるという行為は、長い人生の中で、一度きりのものではない。辛酸をなめると、そのたび、一つの覚悟ができる。その積み重ねが人間力をつくり、ぶれない経営者を育てるのだ。


泣き言も恨み言も、心の奥深くしまいこんで、すべてをわが身に引受けると、しばらく忘れていた闘争心が、めえらめらと燃え上ってきた。苦境こそ覚悟を決める一番のチャンスだ。

藤田

僕の逆境と言えば、なんといっても、ネトバブルが崩壊し、会社が買収されそうになった時。




頼りにしていた人に援助を断られ、自分よりも何枚も上手な人たちに囲まれ、どうすればよいのかわからず、ビジネスというものの冷酷さを知ったものです。

そんな時楽天の三木谷社長と会いました。

「信念を貫けよ」

この単純な言葉に、僕はハットとました。ずっと何かに振り回せれていた自分に気が付いたのです。

三十の終わりに差し掛かり今は、多少腹が据わったかなと思います。



人よりも極端に努力する、逆境はチャンス、パーティなんか時間の無駄、どれもこれも


「自分を甘えさせない」ということに尽きると思う。


最近面白くない、退屈、何か生きている実感がない などという感じることが多い。


「自分を極端まで追い込んでいないためか」


そもそも方向性すら定まっていない。 


「とにかく方向性を定めること」がまず第一歩に違いない


【おまけ】

ラグビーワールドカップもベスト4が出そろった。



やはりニュージーランドは大本命だろう。

オーストラリアはアイルランドに負けるというグループリーグでの波乱もあったが、

南アフリカとの準々決勝で、押されながら、何とか逃げ切りベスト4へ名乗りを上げた。

フランスもグループリーグのフランスと同じチームかと思われるような動きで、イングランドを撃破

ウェールズはアイルランドに対し危なげない戦いぶりだった。

アルゼンチンはニュージーランド相手によく戦ったと思う。

ラグビー後進国の中でアルゼンチンの活躍はめざましい。

あれだけサッカーも強いのに、なぜラグビーにも力が注げるのか、日本もアルゼンチンを研究する価値があると思う


今のところ、予想は開催国のニュージーランド

もしニュージーランドを破ることができるとすれば、ここ一番の集中力のあるフランスか?

2011年10月6日木曜日

憂鬱でなければ仕事じゃない 第一章-2

第一章-2 人としての基本




1)自己顕示と自己嫌悪は「双子の兄弟」

人間は誰しも多くの矛盾を抱えているが、それは最強の武器になりうる。




見城

自分を他者に対してアピールしたい気持ち、これが仕事の原動力になる。

一方で、同じ分量の自己嫌悪が必要だ。

その二つが揺れ動くからこそ、人としての幅が生まれ、それは他人から見ると魅力に映る。

それが人のオーラなのだ。

僕は人がふと、自己嫌悪をのぞかせた時「この人とは付き合えるな」と思う。



藤田

組織を引っ張ってゆくには、自己顕示欲は時として邪魔になることに気付かされます。

社員の力を最大限に引き出せるのが、いい経営者です。

自己顕示欲とのバランスを取るためには、常に正直でオープンな姿勢を心がけていることではないでしょうか?
自分がすごく自信を持っていたとしても、やはりどこかに不安や迷いはあるはず。それを率直に相手に見せてしまえばいいのです。








2)努力は自分、評価は他人

甘えは本来他者に向けられるものである。しかし、仕事での甘えは、自分へのものであることが多い。その落とし穴に気付くことが、成熟の証である。




見城

「努力」というものを、僕なりに定義しなおすと、それは圧倒的なものになって、初めて「努力」と言える。

結果を評価するのは、自分とは全く別の主体なのだ(上司や取引先や世間など)

以前うちの会社に見るからに頑張っている社員がいた。

なかなか結果が出ない。

僕は一回だけ、せつなさのあまり彼にいった事がある。

「君、結果を評価するのは僕だからね。プロセスは関係ないから」


藤田

「結果ではなく、プロセスを評価してほしい」という人が良くいるけど、僕はこれを聞くたびに違和感を覚えます。

結局、仕事とは勝負なのです。

「俺は社長だ。サラリーマン時代とは、もう違う」と悦に入っている人がしばしばいます。

本気で、自分の会社を成功させようと思っている人は、社長に就いたこと自体に、何の意味もありません。

社長なんか、なろうと思えば誰でもなれるのですから。









3)正直一番 正々堂々

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。

死地に陥れく、後生く。

極まった覚悟ができたとき、はじめて活路がみいだすことがある。

人生においうてこれにまさる逆説はない。




見城

「正直一番、電話は二番、三時のおやつは正々堂々~」と大事な交渉の前に口ずさむようになった。

難しい状況に追い込まれたときは正直が一番だ

「あら楽し、思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし」

大石蔵助

切腹するときに澄み切った心を詠んだ歌。


藤田

勝負所では、正直に正々堂々と真正面から突破する。これに勝るものはありません。

会社を立ち上げたとき、アメーバを作ったときもそうでした。

自分の特性を早くから決めてしまう人がいるけれど、それでは可能性の芽を摘んでしまうのでhないでしょうか?

人は何にでもなれると僕は思います。

新しい道を切り拓くつもりならば、真向勝負で正面から突破する潔さが大切です。



努力という話となると、見城氏が石原慎太郎氏を口説き落とした時の話しは印象的である。


「『太陽の季節』と『処刑の部屋』の全文を暗記し、初対面の時、石原さんの前で暗証したのだ」


人を説得するためにはここまでしなければならないのかというエピソード。


これがあるから、石原氏は見城氏のことを今でも信頼しているそうだ。


やるときは、極端までやる事、その時は正々堂々とやること。


【おまけ】

アップルがiphone4sを発表し、本格的にクラウドのサービスに乗り出すことが、今日の日経新聞に出ていた。

クラウドのサービスになれば、パソコンは完全に通信機になる。




クラウドの方がメインになる時代がもうそこまで来ている。

これで、書類や、写真をなくすこともなくなる。

本格的に会社に行く必要もなくなる時代がやってくる。

その他にどんな変化が起こるか 楽しみだ!!

2011年10月5日水曜日

憂鬱でなければ仕事じゃない 第一章-1

第一章 人としての基本

1)「神は細部に宿る」という建築家の言葉は、仕事にもあてはまる。


見城



つい見過ごしてしまうことにこそ、事を左右する鍵がある。

小さなことでくよくよしなければ、相手の心は掴めない。

ましてや大きな仕事など、できるはずがない。



藤田



抜擢しようと思うのは、小さなことを頼んでも、きちんとレスポンスしてくれる人。

ダメだったときは、なぜダメなのか、報告してくれる人。

逆にそういうことを怠る人に、大きな仕事を任せようと思わない。



2)かけた電話は先に切るな


本来マナーは、人間の意味ある行動が形骸化したものである。

しかし、ビジネスにおいて、

それは目立たぬように見せかけながら、生々しくいくづいている


見城

・かけた電話を先に切るやつが信じられない

・「電話をしてください」と残す人がいる。

かけてみると「自分の頼みごと」だったりする。「ふさけんなよ」と心の中で思う

・相槌を「ウンウン」となれなれしく打つ人も失礼極まりない

・名刺の渡し方も、おかしな人がよくいる

コミュニケーションは、関係に上下があることが多い。それをきちんとわきまえなければならない

こうしたことにどれほどデリケートになれるかで、相手に与える印象には雲泥の差がついてしまう


藤田

僕の友人でもある、堀江貴文さんは、例の事件の後、しみじみと言っていました。

「反感のもつパワーが、これほどまでに強いとは思わなかった」

堀江さんははじめて、ビジネス社会に存在する隠れたマナー(掟)の重大さに気づいたのだと思います。

ビジネスにおける敬意とは、単純にお金であることも多い。

利害関係者に利益が生まれる仕組みをつくる、味方になってくれる人を増やさなければ、発展することはできません。


自分にとっては、これほど痛い指摘はない。


マナーの大切さは痛いほどわかっているが、遠慮したり、面倒臭がったりして、今までどれだけ


失礼をしてきたか?


なるほど、世の中で成功する一つの条件としての礼儀というのは大切だ


今からでも遅くない気を付けよう。




【おまけ】

アップルがiphoneの新機種を発表したとのニュースが、iphone4Sというのだそうだ。

iphone5じゃなかったんだ。




自分としてはもう一回り、画面の大きいiphoneが出ればいいと思うのだが?

2011年10月4日火曜日

スティーブジョブズ驚異のイノベーション まとめ

スティーブジョブズ 驚異のイネベーション まとめ


1)自分の使いたい商品をつくる




市場調査や、アンケートで商品をつくるのではなく、

自分自身の感覚を信じて、一歩先の商品を作り、需要をリードする。

「自分の感覚に従う」ことの重要性に今一度気が付かされた



2)徹底的にシンプルに

スティーブジョブズに共通している方向性はシンプルにするということ

とにかく、最近の電気製品は複雑で分かりにくい。

使いながらストレスを感じてしまう。ホームページもやたらと情報が多く見ていて疲れる。

それに対し、アップルは徹底的にシンプルに使いやすさにこだわっている。

そしてシンプルであることがエレガントな体験につながる


3)商品でなく体験を提供する。

アイチューンがいい例で、アイポッドという商品を売っているのではなく。

パソコン、アイチューン、アイポッドを含めた体験を売っている。

21世紀の発想だと思う。


スティーブジョブズは自分で何かを生み出したのではない。さまざまな人が持っていた最新のテクノロジーを

未来の生活として形にし、それをプロデュースしたのだ。

そのことで世界を変えたのだと思う。

今使っているもののほとんどは30年前にはなかった。アップル、ジョブズは未来への扉を開いてくれたのだと思う。

正しい方向に踏み出したことが偉大なことなのだ

本の中で、特に印象に残ったのは、アップルがマウスのアイデアをゼロックス社に見せてもらってそれを応用したこと。

ものすごいアイデアでも見る人が見ないと、価値に気が付かない

ゼロックスは太っ腹だったのだが、結果的に宝の山を逃すことになる。

まさに時代の転換点だったのだ。


自分も、「シンプル」に「自分の感覚で自分の欲しいもの」を通じて「体験を提供する」ように考えていこうと思う



次回からは

『憂鬱でなければ仕事じゃない』 藤田晋 サイバーエージェント社長、見城徹 幻冬舎社長 共著

最近出版された本だが、大したことないだろうと思っていたが

たまたま本屋で立ち読みをし、

「IT業界もムラ社会で、自分含めた何人かに話を通さないとこの業界で生きていくことは難しい・・・

など」現実的な指摘をしていたのに 興味を持った。

ボリューム的には少ないので2週間程度で、読破できればと思っている






目次


第一章  人としての基本

第二章  自分を鍛える

第三章  人身を掴む

第四章  人を動かす

第五章  勝ちに行く

第六章  成功への動機付け





【おまけ】

ラグビーのワールドカップを見るためにスカパーE2に登録してから、CS、BSを見る機会が多くなった。

結構面白い番組をやっている。

これだけたくさんの番組をやっていると、おそらく次の日テレビの話しをしても、同じ番組を見ている人は本当に少ないのではないか?

自分が、子供のころは、ほとんどの人が同じように生活をしていて、見ている番組もほぼ同じだった。



当然価値観も共通だし。仲間にもなりやすかった。

そのころと比べると随分多様化したのだ。

こうなると、話が合う人を見つけるのはネットの世界になっても致し方ない。

共通の話題が中心で、距離が関係なくなるのだろう。

2011年10月3日月曜日

スティーブジョブズ驚異のイノベーション  最終章

最終章 最後にもうひとつ・・・まぬけに足を引っ張られるな




イノベーションは孤独な場所で生まれる。従来と根本的に異なるアイデアに賭け、自分を信じ、自分の信念を追求できる人はめったにいないからだ。




「アップルを創った怪物  もう一人の創業者 ウォズアニック自伝」より

『まず、自分を信じること。迷っちゃだめだ。

世の中、それこそ大半の人、出会う人、全員といってもいいほどの多くの人が、白か黒かという考え方しかできない。

どんなものなのか創造できないってこともあるだろうし、

過去にこういうのがいいんだって話を誰からか聞いていて、

それに含まれないアイデアだからってこともあるだろう。こういう人たちに足を引っ張られちゃダメだ。

みんな、そのとき常識とされている見方しかしないってことを忘れちゃいけない。

過去に見たり触れたりしたものしか理解できないんだ。

これは先入観とか偏見ともいえるもの、発明というものと決定的に対立する偏見なんだ』




マイクロソフトのビルゲイツがジョブズに対して



『スティーブはすさまじいばかりのことをしてきました。

その始まりは、1977年のアップルⅡと、それが大衆向けマシンになるはずだと考えたことです。

それが世の中を変える大きな力になると考えそれに賭けたのがアップルだけでした。

アップルは夢を追ったのです。

中でも特筆すべきはマッキントッシュでしょう。

あれはリスキーでした。

あの製品にアップルが社運をかけていたとは知らない人が多いかもしれません。

そうそう、スティーブの言葉でお気に入りのものがあります。

「自分たちが使いたいと思う製品をつくる・・・・」彼はそういったのです。

その夢のみごとな美的感覚とエレガンスで追及し、業界とイノベーション、そして、リスクテイキングに大きな影響を与えたのです。』







ニューヨークタイムズ紙コラムニストのトーマスフリードマンの提案


『持続可能な方法で失業率を引き下げたいのであれば、ゼネラルモーターズの救済や財政出動による道路工事の増大では駄目である。

新しい会社を大量に  かつすばやく  生み出す必要がある。 救済から給与の高い仕事は生まれない。

そういう仕事を生むのはスタートアップだ。ではスタートアップはどこから生まれてくるのだろうか?

頭がよく、クリエイティブで情熱をもってリスクを取る人々からだ。この点は、いくら強調してもしすぎることはない。』






スティーブジョブズがする毎朝の自問自答


『今日が人生最後の日だとしても、


今日する予定のことをしたいと思うか?』




イノベーションを起こすのは本当にかっこよく、理想的な人生だ。


でもその一方で大きな抵抗と周囲の反対があったのは間違いない。


いやむしろ、大きな抵抗をエネルギーに変えていったのではないか?


スティーブジョブズがプレゼンの中に必ず登場させるの悪役はそういったもののに対する抵抗、こそが自分たちを自分たちらしくさせる原動力だと知っていたからだろう


今、世の中は明らかに何か大きな変化を迎えている。


「自分たちが使いたいと思う製品をつくる・・・・」という考え方から始めてみたい





【おまけ】

ワールドカップラグビーで、トンガがフランスを破った快挙だ!!




トンガはカナダ戦の取りこぼしがなければ、決勝トーナメントに進出していた。

南太平洋は今大会明らかに存在感を示している。

大会前は、日本はトンガとカナダに勝ちたいと言っていたが。

実はフランスまでもが射程圏だったのだ。

日本は勝てるわけないという 偏見や先入観から抜け出さない限り、日本ラグビーに明日はない。

2011年10月1日土曜日

スティーブジョブズ驚異のイノベーション 第十五章

法則7 メッセージの達人になる

第十五章 ストーリーをシンクディファレント

1)プレゼンテーションの重要性



2)クラウドコンピューティングの教理を広げる

クラウドコンピューティングのパイオニア、マークベニオフの話し

「私にとって一番重要な仕事は、おそらく、コミュニケーションなのではないかと思います。」


「顧客とのコミュニケーションは今後、

電話、電子メール、チャット、ウエッブ、ソーシャルネットワークなど

、あらゆるチャンネルを通じて行う必要があります。

製品やブランドについて、顧客はリアルタイムに話をしています。

その会話に会社も参加する必要があるのです。」


3)価値を伝える三つのカギ

①不朽のストーリーをつくる

②全員の足並みをそろえる

   徹底的に同じメッセージを発することが重要だ。

  

③プレゼンテーションスキルの向上を推進する


4)スティーブジョブズ流でアイアデアを売り込む7つのガイドライン

①「うっそー!!」な瞬間をつくる

  ・マックブックエアを茶封筒から取り出す 



②3点ルールを守る

  ・聞き手に知ってほしい事を3点に絞る


③ステージを共有する

  ・脇役をうまくつかって、印象を深める

④ヒーローと敵役を導入する


⑤ビジュアルに考える


⑥ツィッターに書けそうなヘッドラインをつくる


⑦製品を売るな。夢を売れ



※プレゼン、ウェッブサイト、広告、マーケティング資料、ソーシャルメディアなど、すべてのプラットフォームにひとつのストーリーを展開しよう



プレゼンテーションも基本はシンプルにそしてわかりやすくすることが重要だという話だと思う。

そのために必要なテクニックがある。

誰でも知っているストーリーに内容をかぶせたり、悪役を登場させたり

内容の要点を絞り込んだり。

顧客を楽しませること、驚かせる必要がある。

いくつかのテクニックを知ってるだけで、プレゼンの質が向上するのは間違いない。


【おまけ】

昨日、テレビを見ていると、グーグルのGmailのコマーシャルをやっていた。

産業時代が終わり、情報時代になった象徴的な出来事だ。

何しろ、売っているものがものではなくサービスであり、

さらにそのサービスに直接 課金しているわけでもない。



そのサービスも、個人だけで使うものではなく、コミュニケーションやゲームなど同時にたくさんの人が使うことによって

価値が増加するという商品だ。 ほぼインフラだ。

今後 数年の時代を牽引するのはこういう企業なのだろう。