このブログを検索

2012年1月25日水曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 小が大に勝つ「弱者」の戦略

小さくても「ナンバーワン」を目指せ

市場を100に細分化すれば、100の企業にチャンスがあるわけです。




セグメントして「第一位」をゲットせよ!

第一位になれる市場で戦いを挑み、まず小さい場所で勝ちを収める



商品やターゲットもセグメントしてみる

「顧客」なら⇒「若者層」「シニア向け」「主婦向け」といったように限定する




強者のスキを突く

顧客を絞れば、一定の売上を確保することができる

例えば ビックサイズを販売する大型服専門店

通常のスーパーなどでは、一定の需要を確保する必要から大きなサイズの衣料は扱っていない




強者に対して「差別化」しよう

「強者の持たない商品を提供する」
「強者の商品より質をよくする」
「強者がしないサービスを提供する」

地域や顧客、販売チャンネルでの差別化も重要




4つの差別化戦略




①自分の過去の路線に対する差別化
②強者に対する差別化
③先発企業に対する差別化
④上位の地位にある企業に対する差別化


セグメントを自社がナンバーワンになれるまで絞り込み差別化する」という内容
はこれまでの経営書でも繰り返し言われている基本中の基本
しかしこれをはっきりできている会社は少ないのが現状


絞り込みも大事だが、継続して同じ方針を貫くことが大切


【おまけ】

政府の原発事故の緊急対策会議で議事録が取られていなかったという話。
危機にお応じても、保身の気持ちが働くのか?
1000年に一度の貴重な資料だとおもうのだが。

2012年1月24日火曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 「弱者」と「強者」では、とるべき戦略は違ってくる

「弱者」とは何か、「強者」とは何か?

「ランチェスターの戦略」の最大の特徴は、

「弱者」の戦略と

「強者」の戦略を

使い分ける点にあります





「弱者」⇒「第一法則」

「強者」⇒「第二法則」


「強者」とは何か?  ⇒ランチェスター戦略による「強者」とは市場シェア第一位

「弱者」とは何か?  ⇒市場シェア第二位以下





同じ企業内でも、強者部門と弱者部門がある



その部門や地域ごとのセグメントで

市場シェア一位なら⇒「強者」なので第二法則

逆に二位以下なら⇒「弱者」なので第一法則となります


ということはほとんどすべての企業は第一法則を利用することになる






「戦略」と「戦術」のパーワー配分を知ろう

最も効果の上がる「資源配分」とは?

ランチェスターの戦略モデル式は、敵味方の損害が均衡する条件を数式に表しましたが、
そこから「戦闘力配分の法則」が導き出されます。

味方の最少の損害で、最大の成果を上げるには「戦闘力3分の2を戦略力に、3分の1を戦術力に振り分けるのが効果的である」

「戦術力」:戦場における直接的な戦闘力

「戦略力」:兵器を作る工場といった生産力などの間接的な戦闘力




ビジネスの世界に応用する

「戦略2」「戦術1」の経営資源配分が一定の条件下で効果的

たとえばメーカーであれば、研究開発、商品開発、流通チャンネルが「戦略力」

営業マン、営業拠点、宣伝広告が「戦術力」となりこれを2対1の割合で予算を配分する。







うちの会社でい言えば「戦略力」はホームページや商品開発ということになり


「戦術力」は具体的なイベントなどになるということか?


【おまけ】

にわかに、国政が大阪市長 橋下氏を中心に回り始めてきた。
考えてみれば、

国民の心を掴む人に資金を供給する人がいて、総選挙で各選挙区に候補者を立てることができれば



大幅に議席を獲得し、すべてをひっくり返すことができる。

小選挙区とはかなりダイナミックなシステムだと思う。

なるほど、そういう意味では、権力の偏りを防ぐ意味でも参議院は必要なのか?

2012年1月23日月曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 多数を相手に勝利を勝ち取る「第二法則」

ビジネスでは「第二法則」の場面が多い


「第二法則」は、敵が視野に入らない広大な地域での「広域戦」や、近代兵器を使用する「確率戦」で応用されます・





兵力数が多いときは「確率戦」に持ち込む



例えばA軍5人、B軍3人で、同じ性能の武器で戦った場合

A軍兵士1人が受ける攻撃量=自軍5人なので1/5に分散×3人分

B軍兵士1人が受ける攻撃量=自軍3人なので1/3に分散×5人分

攻撃の比率を数式で表すと

「A(1/5×3):B(1/3×5)=A9:B25」となります

つまり戦闘開始時の兵力数の2乗対2乗で戦う計算となり
B軍が全滅したとき Aは4人が生き残ることになります。




戦い方を選択する

第二法則が支配する戦い

①敵が視野に入らない「広域戦」
②一人が複数の的を倒せる近代兵器での「確率戦」
③「遠隔戦」

兵力が少ない「弱者」は⇒第一法則

兵力が多い「強者」は⇒第二法則






一騎打ち型戦いと確率戦「日清戦争と日露戦争」

日清戦争時

敵の陣地に砲弾を撃ち込むとき

まず一発を撃ち込み⇒その都度、着弾点を修正しながら再び砲弾を撃ち込むという戦術

⇒「第一法則」

日露戦争時

砲弾の射程距離が飛躍的に延びたこともあって、遠距離から無数の砲弾を撃ち込み、そのうち何発か「有効打」があればいいという「確率戦」

⇒「第二法則」




ランチェスターの法則によれば、何も考えないで戦う場合、相手よりも兵力数が勝っていれば圧倒的に有利ということができる。


もし兵力数に劣っていれば何か他の戦略を考えるしかないとう結論になる。


何の策もない場合は兵力数が少なければ撤退が最善の手だということになる。



【おまけ】

自民党が、解散総選挙を望んでいるが、




自民党はもっと考えたほうがいいのでは?

国民の目線からいって明らかに自民党に魅力を感じる何かが足りないように思うのだが?

前回の衆院選では、民主党が掲げた「政権交代」とうのは魅力的であった。

しかし、今回自民党が「政権交代」を掲げても正直飽きられていると思う。

消費税はTPPに関しても明らかな対立軸を出せるわけでもなく、何かプラスアルファが必要だ。

新しい何かを打ち出す必要がある。

2012年1月20日金曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 ライバルと一騎打ちに持ち込む「第一法則」

「武器の性能」と「兵力数」が勝敗を決定する





「第一法則」は弓や槍、銃の打ち合いで兵士一人が一人の敵と戦う戦場

⇒「一騎打ちの法則」ともいわれる




武器の性能が敵・味方同じならば

⇒兵力数が勝敗を決する



兵士の数の多い方がその分だけ生き残る

MO-M=E(No-N)

Mo=味方A軍の戦闘前の兵力

M=味方A軍の戦闘後の兵力

No=敵B軍の戦闘前の兵力

N=敵の戦闘後の兵力

E=武器効率(交換比)





戦闘力を高めるには




戦闘力を高めるには

①兵力数を多くする

②武器効率を高める

ビジネスの場ならば

①営業マンの数を増やす

②商品力をアップする


「第一法則」が支配する戦場

1)敵の兵力を目視することのできる狭い地域での「局地戦」
2)接近戦
3)一人が一人しか狙い撃ちできない「一騎打ち戦」

と想定



なるほど、単純に分析して考えると、単純な戦場では兵力数と武器の性能がものをいうのは間違いない。


【おまけ】

今日は雪の中朝から秦野へ来ました。



逗子はあれほど雪が降っていたのに、秦野はほとんど雪はなく雨でした。
秦野の方が寒いと思っていたので意外です。

2012年1月19日木曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 プロローグ

「たまたま」ではなく、戦略を立てて必然的にかつ!


「戦略」と「戦術」の違いとは?




「戦略」 

全体的な方針
長期的な視野
目に見えない行動
変更できない

「戦術」
戦略に基づいた細部
短期的な視野
目に見える行動
変更できる





英国で生まれ日本で育った「勝ち続ける」ための戦略

空中戦の損害量の研究からはじまった。





生みの親は、英国のFWランチェスター。1868年にロンドンで生まれ、ガソリンエンジンの研究開発者となり、航空機の開発に携わります。

そして1914年に勃発した第一次っで海底線ではじめて航空機が使用されたのを見て、空中戦に興味を抱きます。
そこから導き出されたの法則が「ランチェスター戦略」の礎となりました。

軍事戦略からビジネスに応用された

戦後コンサルタントとして活躍していた日本人の田岡信夫が、この戦闘における戦略モデルをビジネスに応用し、販売戦略として構築します。


市場シェアの向上を目指すとともに、組織をパワーアップさせる




「弱者」が「強者」にどう立ち向い、勝利を収めるか?

ランチェスター戦略は、市場シェアに着目し、それぞれの立場で戦略をたて、シェアの向上を目指します。

パート1では 「ランチェスターの法則」の説明

パート2では資金力やシェア、社員数で劣る「尺者」であってもしっかりと戦略を立てて立ち向かえば充分に勝機が出てくるその心構えや戦略について説明


シェアを広げながら営業力も高めていく

組織のパワーをアップさせ、大企業へと成長っせて行くノウハウを「ランチェスターの戦略」の観点から詳しく解説していきます



プロローグ まとめ

1目先の勝利ではなく、長期的な勝利が求められる
2「戦略」と「戦術」の違いをしっかりと理解する
3戦略を立案する前に、目標を立てることが大切
4目標は、実現可能なものでなければならない
5「ランチエスター戦略」は、軍略思想から生まれ、日本でビジネス応用されて。
6シェア第一位と第二位以下とでは、とるべき戦略が違ってくる
7「ランチェスター戦略」の目標は、シェアアップのほかに、「情報力」「営業力」「時間管理」などで組織の強化を目指す



弱者が強者に対抗するというのは面白い、これが「ランチェスター戦略」の魅力!!



【おまけ】

ランチェスターの戦略に関しては、今まで、本屋で立ち読みしたことはあったが、今回初めて本を買って読むことにした。



2012年1月18日水曜日

売れるデザインのしくみ  まとめ

あなたのケースで実践しよう

1)デザイン戦略の「方向」を決める シンプルでわかりやすい 質実剛健 上質




2)デザイン戦略の角度を決める

深く狭く? 浅く広く?⇒ほどよくせまく、住宅をこだわって作るお客様に

3)デザインのクラスを決める ⇒極端にハイクラスでなくても品のよい上質さ

4)デザインのタイプを決める⇒気負わない重厚感

5)デザインの「テーマ」を考えたうえでポジショニングマトリクスを作ってみよう


Qそれは「何だ」と判断されれば勝ち目があるのでしょうか?

自然体で品の良い生活⇒基礎構造からデザインされた無駄のない洗練された住宅

6)ブランドを育てながらマーケティングをしてさらに売る そんなイメージを思い描きながら中長期計画を立てよう






写真で重厚感をアピール⇒ホームページで内容を分かりやすくアピール
   



7)広報や販促がすべて効率よくブランドイメージに集約蓄積されていくような効率のよいブランド構築を目指そう


8)デザイン戦略のチェックシート


トーン・アンドマナーの力を知る
・写真を使う
・グラフィックを使う
・イラストやキャラクターを使う
・ホワイトスペースを使う
・コントラストを使う
・テクスチャーを使う
・フォントを使う


デザイン戦略を正しく使うために
(品質管理のためのチェックシート)

・レギュレーション
・リサイズ
・ツール展開メディア展開




9)トンマナデザイン10か条

・使えるデザインになってる? 
⇒ デザインは正しいインプットによって、人の暮らしや夢を助ける「ツール」

・サクサクと動く、機能するデザインになってる?
⇒デザインが機能の邪魔をしてはいけない

・魅力的でわかりやすいデザイン?
⇒ベテランにも、あるいは初心者にも

・はっとするような新しさはある?
⇒古い何かを打ち破るくらいに

・ユニバーサルデザイン?
⇒全世界の隣人にためらいなく自慢できるデザインになっている?

・そのデザインは資産であり、武器にもなってる?
⇒デザインはビジネスの戦友

・美しくなるための努力を怠っていない?
⇒美しいことも、つよさ

・信頼感を与える、バランスやクォリティを保っている?
⇒クラスアップしよう

・あなたらしさはちゃんと出ている?
⇒胸をはって、世界のオンリーワンになろう

読み終わって、デザインとマーケティングの密接なかかわりが理解できる、良い本だったと思う。


マーケティングの基本があって初めてデザインがある


ぶれないで少しずつイメージを積み上げることで、デザイン=資産としていくことが大切だとわかった。


方向性を決めてすこしずつ


うちの会社で言えば


特徴は 基礎構造からデザインできるということ+シンプルで無駄のない上質感だと思う

ここからぶれずに方向性を出していきたい

次回からは"なるほど! 「ランチェスター戦略」がイチからわかる本"





【おまけ】

東京電力が値上げ、消費税が増税

本当にそれでいいのか?




その前にやることがあるのでは?

同じような議論だなのでこれ以上は言わないが。

長い目で見れば正論が通るようになると思う。