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2012年11月12日月曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 歌と踊り

優秀な経営者には話術に秀でた人が多い



特に松下さんは経営の神様であり同時に話術の神様である





その点 私は話ベタ

ニ三日前から秘書とどのような話をするかを考え

分からないように名刺2枚ほどのメモを演壇の片隅に置きながらスピーチに臨んでいた


新入社員歓迎会では

歌を歌い踊りを踊り、社員との心の距離を縮めていた




江副元社長は不器用な人なんだと思う

しかし、ドラッカーが言うように、経営者の素質はそんなことじゃない


⇒「成果を上げるか上げないか」その言葉を自で行くような人だ



【おまけ】

昨日は横須賀高校ラグビー部の試合

全国大会県予選 準決勝で

全国屈指の強豪 桐蔭学園との試合


結果は38対12で敗戦




最初の10分で桐蔭に先制点をとられ

そのあとも、敵陣に入った桐蔭学園は

桐蔭システムともいうべき、安定した連続攻撃で確実に前進

一方

横須賀高校はタレントを生かした攻撃で数少ないチャンスをものにし

2トライをあげた


しかし、終始桐蔭のペースを乱すことはできなかった


横須賀高校のラグビー部のこの3年間の努力は本当に尊敬に値するものだった

ホームページやブログ、そして観戦を通じて

自分の事のように応援していたので

それでも、相手を追い詰めることすらできなかったことに

夜、家に帰ってから、風呂に入り、悔しさがこみあげてきて

何十年ぶりの悔し涙をながした






2012年11月9日金曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 社員の結婚式

社員の中には


⇒親の反対を押し切って日本リクルートセンターに入社した人も多い


⇒そのため父母への会社説明会も開催していた



両親の反対を押し切って入社したこともあって


⇒結婚披露宴には招待されれば時間の許す限り出席するようにしていた





結果苦手なスピーチを克服することができた




メディアからの要請があれば、


⇒必ず応ずることにしていた

批判的なことも書かれるが気にしなかった⇒結果知名度が上がるから



社長でもスピーチが苦手な人もいる

スティーブジョブズ以来

会社の社長は完全に会社にとってのスポークスマンというか

イメージを決定するというか

そんな風潮だが

大事なのは人柄なのだろう



【おまけ】

昨日は品川で交渉力セミナーを受けてきた

主催しているのは「メンタークラフト」という会社




13名参加して

3つのグループに分かれ

様々な交渉のシチュエーションをロールプレイングで学んだ

都内の一流企業から来ているひとが多く

普段とは違う空気を感じた


内容も非常に濃く、一日が短く感じられるほどだった


それ以上にそのあとの懇親会が面白かった

飲みすぎてしまったようで、久しぶりによっぱらった

⇒体調もよかったのかもしれない

おすすめです

http://www.mentor-craft.co.jp/

2012年11月7日水曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 入社前教育と退職面談

学生から見るリクルートと



入社してから見る実像


この違い、ギャップを埋めるため⇒内定した学生に内定者研修を行った



プログラム

・7,8人のグループに分け、事前に社内の人間を自由に取材させたあと

「リクルートの入社案内」を4日間でつくるというもの


・発表会をやり優勝チームを決めた

・会社の経営理念、仕事、風土を理解してもらう上で効果があった


・リクルート事件の時も内定辞退者は少なかった




辞表を出した人に面談

⇒率直な意見が参考になった

・人間関係の悩み

・上司から低く評価されていること


⇒この面談により人事異動の自己申告制の導入

⇒評価のフィードバック


人材募集を本業としている会社だけに

人事面には細かい気配りがある

⇒かゆいところに手が届いているという印象

辞めていく人からも意見を聞く謙虚で貪欲な姿勢は本当に関心させられる




【おまけ】

アメリカの大統領選挙が

行われている

毎回思うが少しうらやましい




約1年間の選挙活動で、候補者が鍛えられ

大統領としての素質、自覚、ディベート力を身に着けていく

日本では、総理を鍛えるシステムがない

何か考えた方がいいのでは?



2012年11月6日火曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 じっくりT会議

昭和40年ごろから



⇒「じっくりT会議」と称した 泊りがけの取締役会を開催

⇒経営戦略の議論の場とした


「居は気を変える」⇒非日常的な空間に身を置くことで





⇒豊かな発想が生まれる


最も時間をかけたのは

⇒誰をどの仕事に配置するかだった


印象に残っている会議

昭和44年箱根での「決算じっくりT会議」

⇒「新卒ばかりを採用していると視野が狭くなる他社で働いた経験者を採用しよう」

⇒キャッチフレーズ「私たちと一緒に仕事をしませんか?」


⇒新聞に全面広告を打った

結果は2名採用 1名は退社してしまったので結果的に1名を採るのに

⇒800万円のお金をかけてしまった


小さな広告を10回出せば十分の1の費用で同じ効果が得られると批判され

謝った


しかし結果としてこの経験が後の情報誌事業の成功につながった。




泊りがけの取締役会とは非常に効果がある

まさに大学のサークルの延長の会社ならでは

⇒しかしこういった本当に心を通わせた意味のある意思決定でなければ
⇒成果を出せないのではないか?





【おまけ】

田中真紀子さんが大学の新設をストップという話

テレビでは、一方的に田中さんの批判ばかりしているが、





田中真紀子さんの反論も聞きたい。

意思決定には必ずマイナス面が付きまとう

大臣に選ばれた人の決定に重きを置かずして

公務員改革など出来るのか?

それともマスコミは役人の味方なのか?

2012年11月5日月曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 外販・外酒

お得意先や社外の人との


会食を勧め、勉強会や研究会への参加も奨励


大学からの講演依頼は勤務時間中でも自由


取引銀行の人

印刷会社

日経連

経済同友会

YPO




社外と交流することもリクルートの特徴となった

しかし、私が積極的に参加した政治家を囲む会への参加が


⇒のちに大きな災いとなった




社外の人と交流し、視野を広げる

自分も積極的に交流していこうと思う





【おまけ】


ジャイアンツ日本一

とても、緊迫したいい試合の続いたシリーズだった

しかし、最後の勝負を決めた、阿部の打席には疑問が

一塁が空いてただけに



打たせたら怖い阿部だけに

不用意に勝負して、タイムリーを打たれそれが決勝点に

歩かせて、次のバッターで勝負なら納得できるが

あまりにも、決勝点があっさりと決まったことに少し残念だった


2012年11月2日金曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 垂れ幕と社内報

森ビルの物置小屋時代から

大勢いたアルバイトに情報を伝えるために



⇒壁にビラを貼った


「日立造船様より『企業への招待』受注!」


やがてビラは垂れ幕に⇒サークルののりだった



日本リクルートセンターとなった、昭和38年からは


⇒社内報を発行した

・個人の業績を掲載


⇒昇給や賞与に個人差をつけることへの不満を和らげた


昭和46年 月刊社内報『かもめ』を発刊


そこでは、社員の座談会が開かれ

⇒経営への提言やマネジメントへの批判的な記事もあった



個人が能力を発揮する環境には

自由にやれる、競争があるというだけでなく

帰属意識とか、仲間意識とかが必要なのだと思う

リクルートは新しい会社だけあって

風通しのよい情報交換が行われ

⇒それが、帰属意識、仲間意識につながっていたのではないか?



【おまけ】

昨日のニッポン放送のザボイスという番組で

青山繁春という人が言っていたのだが

日本海にはメタンハイドレートという資源が大量にあり

今後日本が資源輸出国になる可能性があるとか




メーカーが外国に出ていかざる負えない状況の中で
新しい雇用を生み出すことができるのか?







2012年11月1日木曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 社員皆経営者主義 商売の勉強ができる会社

私はリクルートのPC制を



「社員皆経営者主義」と呼んだ



退任時    PCは五百ほど


⇒社内に経営者が育ったことで高い業績を上げられるようになった





⇒「商売の勉強ができる会社」という評判がたった


【前社長の河野栄子】

・学生時代 「an」でコミッション制のアルバイト

・卒業後 歩合制の日産サニー東京のセールスマン

・PC長から事業部長までに 最優秀経営者賞を9回受賞

・43歳で事業担当部長

・51歳で社長に就任


私の意見を聞かないPC長もいたが

皆自分の意見を持っているということだった



起業家精神を持っている人が集まってくる社風

⇒魅力的な人が多いのだろう

自由で、そして競争的で、能力を発揮できる

若いときにそんな厳しい環境でもまれることが人生にとっての最大の財産になるに違いない

これを知っていれば⇒リクルートに就職しておけばよかった



【おまけ】


昨日の日本シリーズ実にしびれる試合


一戦、二戦終わった時点では圧倒的にジャイアンツ有利だったのだが

昨日の延長12回の死闘を日本ハムが制した結果

逆に日本ハムが有利に




ジャイアンツの阿部がケガをしたのが大きかったが


昨日の試合の結果、中継ぎ抑えのリリーフ陣、日本ハムの方が少し上だ!!

本当に野球はどうなるか分からない