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2012年11月21日水曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 早期退職社員の卒業式

リクルートでは社員が退社すること

⇒「卒業」と呼ぶ


「卒業式」は⇒会費制で行われ100人程度が参加する

入社式より盛大になる場合も




50歳前後でやめる人がほとんど


60歳の定年までいるのは専門職の人間のごく一部だけ


制度

・早期退職者割増金制度

・社員持ち株会制度

・フレックス制度


早期退職を支援する制度は、若くして⇒自ら起業する社員を育てる土壌のひとつとなっている



経営者を育てる教育だけでなく

その育った人材を社会に送り出すシステムを持っている

このこともリクルートの強み

同じ会社で頑張ってもらうより

新しいところで頑張ってもらってネットワークを築く方が会社にとっても大きなメリットがあるのだろう

「お金をもらうために就職するのではなく、実力を身に着けるために就職する」

こういう新しい考え方をいち早く取り入れているところが現在でもリクルートを活性化している一つの要因となっているに違いない





【おまけ】

新しく中国共産党の最高指導者となった習近平氏

子供の頃から相当苦労したようだ

父親が批判された文化大革命を13歳のときに自ら批判し逮捕されたという




やはり、苦労が人を育てるのか?

そういう人が上に立つ中国という国はあなどれない!!


2012年11月20日火曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 RING

創業20年目くらい


三和銀行の赤司頭取より

「QCサークルはメーカーがするものだが

⇒銀行でも導入したら効果があると思っては見ていたらたくさんの業務改善グループ


ができた」


という話からリクルートでも導入することに



リクルートのQCサークル⇒RINGと称し、北海道から九州まで部門をまたいだ活動


同じ高校の集まり

同期の集まりなど

そこでの提案

・「ハウジング情報誌」の創刊

・「帰ってこいよ女子社員制度」など

結果的に

社員のプレゼン能力を高めることに


毎年明けには⇒「経営への提言」という社内懸賞論文も募集

その中の一つ「遊・学・働の合一」という働く人の理想が

⇒リクルートのモットーとなった


QCサークルというのは自主的に行う

自分たちの仲間で行う

などなど

日本人の特性に合った仕組みなのかもしれない

メーカーでの話しは知っていたがその他の分野でも効果があるという

今後は

いろんな分野で自主的な改善のできるQCサークルが

仕事だけでなくボランティアの分野でもできてくれば日本の活性につながるのではと

思った




【おまけ】

早くも世論調査で維新の会が自民党を追い上げているという話

結局

みな同じ政策なので

誰にまかせるかとう問題

橋下さんの

「政策より実行力」とう考えが現実的なのかもしれない



⇒大きな政界再編への動きにつながることを期待している

2012年11月19日月曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 GIB旅行

売上目標を達成したあとは泊りで温泉に出かけ宴会をした。



「収穫のあとの祭りは大切」


創業10周年




昭和45年

⇒「目標を達成したらハワイに行こう」

とのスローガンで


ゴールデンインボーナス=GIB旅行を決めた


当時、JALの羽田-ハワイ便は1日1便しかなかった


全社員は集まる日、ワイキキビーチでパーティーを行った


このGIB旅行は定例化していった


当時社員でハワイ旅行となると

本当に盛り上がったに違いない

バブルを契機に海外旅行も普通のこととなったが

普通でないご褒美がある方がいろいろ楽しみがあって会社も盛り上がるのだが・・・





【おまけ】

選挙戦が始まって

今日の日経新聞には

自民 25% 民主 16% 維新の会 15%との世論調査




⇒このぐらいの数字だと今後どう転ぶかはわからない

民主は盛んに自民の世襲を攻撃ポイントにしているようだが

はたして効果はあるのか?







2012年11月16日金曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 リクルートファーム

黄金の60年代といわれた高度成長下


東京に次々とビルやマンションが建てられ


「アスファルトジャングル」という流行語が生まれた





そこで


社員が土や動物に触れる機会をつくるために



⇒「リクルートファーム」という農場を経営することにした


場所は


鹿児島県志布志町、その6年後には岩手県安比高原


働くのは社内募集した3組の夫婦


以来新入社員は内定段階で


リクルートファームで四日間のテント生活を経験

貴重な体験から社員の結束が高まり

人間としての成長が期待できた


そこまでやるか、という人材のため教育

ここまでやられたら張り切らざるを得ない

やはり、やる時は徹底的にやらないと



【おまけ】

中国が新しい時代に

習体制に移行




しかし、随分とスムーズに権力移行される

選挙をやらなくてもうまくいく方法があるのか?

中国の歴史や経験からくる知恵なのか?

まーよくもめずに決まるものだと関心した

中国にもリーダーを生み出すための

準備がシステムに組み込まれている

日本も見習うべきは見習わなければ


2012年11月15日木曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 IF制度(遺族年金制度)

京都支社の三富正人氏

が亡くなったのをきっかけに



「三富君の遺児が大学に入学するまでの間、経済的なサポートを会社でしてもらえないか」


という声が大勢の社員から寄せられた





⇒IF制度と呼ばれ


在籍していたと仮定され 同期の社員の年俸相当分を子供が大学卒業まで年金として支給するようになった


⇒社員が安心して働けるようになった



訃報があればリアルタイムで社員に情報が流れるシステムになっている



これも、人を中心に考えているリクルートならでは

さらに、若い会社、サークルの延長の会社ということで

本当に風通しがいい

納得して働けるということが⇒最高のパフォーマンスにつながるのだろう



【おまけ】

野田総理がまたやってくれた

「16日解散!!」

暖めていた作戦だったのだろう

解散権の力を最大限使う

毎回思うがなかなかの戦略家だ




これからは「野田将軍」とよぼう!!

日本人には珍しい、流動的な状況に的確に対応しているように見える

それに比べると安倍総裁は普通の政治家だと思う


2012年11月14日水曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 少数が精鋭をつくる主義

優れた会社か否かの尺度は生産性の高さ


⇒一人当たりいくらの収益を上げているかが最も重要



「できそうにない高い目標の設定」


少数精鋭のリクルートでは





⇒一人で数役を受け持つ


視野を広げ経営者を育てる



成果主義の報酬を採用

⇒上司より給与が高いこともありうる


視野を広げるために海外への遊学制度

⇒3年勤務すれば以下月の長期休暇と1か月の手当の支給


リクルートの制度は人を育てることに主眼を置いているように思う

それも経営者の育成に

経営者に育てるためには視野を広げることが重要

海外への研修旅行はそのために効果的



【おまけ】

先週ふと

会社にユーセンの営業マンが

中継局をさがしているという

⇒以前中継局を置いていた店舗が建替えてなくなるらしい




そこでうちに中継局をとの話

料金をもらえるわけではないが


そのかわり無料でユーセンのサービスを受けれるという


マイナスになることもなさそうなので

「協力します」と返事をしておくと

早速昨日取付に

BGMが流れるオフィスも悪くない

どんな音楽が会社に合うかこれから試行錯誤


そういえば、依然広告デザイナーがその企業のブランディングデザインをする際に
まずイメージがあうBGMを選び

その中で作業すると言っていた

どういう効果がでるか楽しみです。

2012年11月13日火曜日

リクルートのDNA  第五章 生き生きと働く風土 褒めるべき時に褒め、叱るべき時に叱る

社員に何をすればよいか


何をしてはいけないかを伝える



褒めるとき

・初受注したとき

・大口受注したとき

・新しい手法を考えたとき


大袈裟にほめた




逆にしかる時は個室に呼び出し誰にもわからないように叱っていた


叱るケース

・数字をごまかしたとき

・嘘をついたとき

・業績の上がらないとき


「理由を書いてこい」という

⇒「自分でもわかりません、頑張ります」という


これは達成動機が低いから

⇒達成動機の低い社員を採用するのをやめた



叱る時は即しかる時間をかけない



社員に社長の考えを分からせる

最も難しく

最も大切なこと


何度でもしっかりと言葉にしないといけない


【おまけ】

年内解散の可能性が高まったという話

⇒かなり意外だった


ひっぱれるだけひっぱるのかと思っていたが

まだまだ分からないが




野田総理は簡単には動かない人間のように見えるが。