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2011年1月28日金曜日

よこすか新春経済講演会

講師は浜矩子氏

よこすか新春経済講演会に行ってきたので報告します。

 日本経済のこれからのシナリオという演題でした。

講演の中で浜氏は世界経済のトレンドで5つの流れ2つの恐慌の懸念と3つの戦争状態について指摘しています

 1)財政恐慌 日本をはじめとする財政問題を抱えた政府が、破綻もしくは財政再建の過程において財政を縮小することにより生じる恐慌の可能性

2)新興国恐慌 バブル化している新興国の経済が破綻縮小することにより同時多発的に世界に広がる恐慌の可能性

3)通貨安競争 終わりなき通貨価値切り下げ競争 勝者なき消耗戦 第一次世界大戦の一つのきっかけはアメリカイギリスフランスの通貨切り下げ競争によする 1ドル50円時代の到来の可能性ドルが主軸通貨でなくなるポンドと同じ道筋 

4)通商競争 TPPに代表される地域経済連携は経済ブロックを形成しむしろ自由市場経済にとってマイナスでははいのか

5)開発競争 資源開発の利権獲得 インフラ整備プロジェクト獲得競争

以上のトレンドは

      1、グローバル化により人ものかねの動きが国境を越えて自由に行き来している一方国家は国境を越えられないという矛盾
      
      2、国益最優先の国家運営の方針

に由来し、現在の状況が続けば新興国のバブル崩壊による恐慌を発端とする国益衝突型の恐慌へと発展する可能性を指摘


以上のマイナスの傾向を乗り越えるには

ぼく富論をやめ、きみ富論に考え方を切り替える必要があると結論付ける


国益優先の方針を他国を利する方針へと変えるなど夢物語のような話だが


1)情はひとのためならず 


2)歴史にまさかが実現するケースは多いとい反論でまとめている。

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