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2011年8月1日月曜日

もしドラッカーの『マネジメント』をもしどらの分析を通じて考察したら 第八章③

もしどらを通じてのドラッカーのマネジメントの分析も最終

②で書いたように、ドラッカーの「マネジメント」は8章に出てこないので、分析しようがない。

そこで、最後はこの物語を分析してみた。




まず主人公みなみ

そして友人の夕紀 病気という設定

ドラッカーのマネジメントに詳しいが野球が下手な 二階正義

エースの慶一郎

肝心なところでエラーする 祐之助

みなみの幼馴染でキャッチャーの次郎

足は速いことが得意な 朽木文明

一年生マネージャーの文乃

野球には詳しいが、自信のない監督の加地

登場人物の主だったものはそんなところ。


ドラッカーの「マネジメント」を参考に野球部を甲子園に連れて行く

1)マーケティング→ お見舞いを兼ねた夕紀による面接

2)イノベーション → ノーボールノーバント戦法

3)専門家 通訳 → 加地の補助に文乃をつける

4)人を生かす→ 朽木文明をレギュラーから外して、ピンチランナーに

5)人事の問題→ 二階正義をキャプテンに 

7)集中→ ノーボールノーバント戦法のために練習内容を集中

8)事業の定義、事業の目標→ 野球部とは何か



いづれにしても、ストーリー的にはかなりの無理のある話であったが、物事がうまく運ぶために何が必要で、どう展開ていいくかという事に関してはとても参考になった。

いまだにドラッカーの「マネジメント」が経営の教科書として、大きな地位を占めているのはこの内容が、時代を超えて普遍的な内容を含んでいるせいだろう。


次回からは ロバートキヨサキ 「貧乏父さん金持ち父さん」の著者の最新刊

「21世紀のビジネス」を1ケ月程度で紹介していきたい。



【おまけ】

今年の夏は節電が騒がれていたが、ほぼ問題なく過ぎていくようだ。
それはそれでいいのだが、あの大騒ぎはなんだったのか?

最近そんなことが多いように思う。地デジの切り替えの問題もそうだったし、

一方で、原子力発電所など、一度自己が起こったら取り返しのつかなくなる問題に関しては

充分に対策が取られていたとは言い難い。世の中そんな問題は本当に多い。

合理的に、予算であったり、具体的な対策であったり、人材であったりが、配分されないのは。

ひとつには、現状維持を好む人間の趣向、現実を見ないで、必要以上に楽観的に評価したり、逆に必要以上に悲観的に考えたりする問題


それから、組織が長期間続くと、その組織を守る事が目的になり、機能不全になっていく問題

などが考えれる。

これが人の世の常なのかそれとも、過去の反省を未来に生かせるものなのか?





似たような話でNHKで「未解決事件 グリコ森永事件」をやっていた。

取材の中でも似たような問題があり、立場があったり、上下関係があったり、縦割りの弊害があったりと、

有能なリーダーが必要なのだが、組織の仕組みがそれを阻んでいるようにも見えた。

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