もしどらを通じてのドラッカーのマネジメントの分析も最終
②で書いたように、ドラッカーの「マネジメント」は8章に出てこないので、分析しようがない。
そこで、最後はこの物語を分析してみた。
まず主人公みなみ
そして友人の夕紀 病気という設定
ドラッカーのマネジメントに詳しいが野球が下手な 二階正義
エースの慶一郎
肝心なところでエラーする 祐之助
みなみの幼馴染でキャッチャーの次郎
足は速いことが得意な 朽木文明
一年生マネージャーの文乃
野球には詳しいが、自信のない監督の加地
登場人物の主だったものはそんなところ。
ドラッカーの「マネジメント」を参考に野球部を甲子園に連れて行く
1)マーケティング→ お見舞いを兼ねた夕紀による面接
2)イノベーション → ノーボールノーバント戦法
3)専門家 通訳 → 加地の補助に文乃をつける
4)人を生かす→ 朽木文明をレギュラーから外して、ピンチランナーに
5)人事の問題→ 二階正義をキャプテンに
7)集中→ ノーボールノーバント戦法のために練習内容を集中
8)事業の定義、事業の目標→ 野球部とは何か
いづれにしても、ストーリー的にはかなりの無理のある話であったが、物事がうまく運ぶために何が必要で、どう展開ていいくかという事に関してはとても参考になった。
いまだにドラッカーの「マネジメント」が経営の教科書として、大きな地位を占めているのはこの内容が、時代を超えて普遍的な内容を含んでいるせいだろう。
次回からは ロバートキヨサキ 「貧乏父さん金持ち父さん」の著者の最新刊
「21世紀のビジネス」を1ケ月程度で紹介していきたい。
【おまけ】
今年の夏は節電が騒がれていたが、ほぼ問題なく過ぎていくようだ。
それはそれでいいのだが、あの大騒ぎはなんだったのか?
最近そんなことが多いように思う。地デジの切り替えの問題もそうだったし、
一方で、原子力発電所など、一度自己が起こったら取り返しのつかなくなる問題に関しては
充分に対策が取られていたとは言い難い。世の中そんな問題は本当に多い。
合理的に、予算であったり、具体的な対策であったり、人材であったりが、配分されないのは。
ひとつには、現状維持を好む人間の趣向、現実を見ないで、必要以上に楽観的に評価したり、逆に必要以上に悲観的に考えたりする問題
それから、組織が長期間続くと、その組織を守る事が目的になり、機能不全になっていく問題
などが考えれる。
これが人の世の常なのかそれとも、過去の反省を未来に生かせるものなのか?
似たような話でNHKで「未解決事件 グリコ森永事件」をやっていた。
取材の中でも似たような問題があり、立場があったり、上下関係があったり、縦割りの弊害があったりと、
有能なリーダーが必要なのだが、組織の仕組みがそれを阻んでいるようにも見えた。
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