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2016年2月17日水曜日

大前研一のケーススタディ もしもあなたが「エスビー食品の社長」だったならば


あなたが

「エスビー食品」の社長なら

どのような成長戦略で

減収減益からの

逆転を図るか?



食品分野

・国内市場成熟・衰退傾向

・ライバル各社は海外に新天地を模索

・ヱスビー食品はいまだ海外展開に舵を切れていない


#長きにわたり増収増益がストップ

その理由は?


国内市場の成熟がその理由

外食、中食等々も国内は飽和状態


#カレー?スパイス?

世界で勝負するためのエスビー食品の切り札とは?


カップヌードルが世界で受け入れられるように

世界で受け入れられる可能性があるのは

カレーを中心としたスープ、シチュー類

商品開発力と

徹底した品質管理能力があれば

海外でも十分に展開が可能


「SB食品」の画像検索結果



大前研一はこう考える


テーブルコショウを生み出した

エスビー食品は

得意のスパイス類をはじめ

カレールー、香辛料などを展開し増収増益を保持してきた

しかし国内市場は成熟期を過ぎ

海外展開が急がれる

スパイス類はトップシェア(国内)だが利益率が低い

事業領域を広げていくには海外展開を進めていくのが課題だ


売上構成を詳細に見ると

香辛料関連では

洋系スパイス 約18%

和系・中華系  約24%

即席ルー   約25%


加工食品関連では

レトルト食品 約25%

食品   約9%



即席カレー レトルトカレーは市場規模が大きい

香辛料を含む調味料全体の国内市場は

1兆4700億円

そのうち和系 6100億円

洋系 4500億円


ヱスビー食品が手掛けるのは

香辛料 1850億円

レトルト食品 3300億円

となる

カレーやシチューの即席ルウの市場が

最も大きく1000億円

スパイス類は660億円となっている

ルウ市場が圧倒的に大きい



エスビー食品の市場シェア

カレーは惨敗 スパイスは圧勝


即席カレールウ市場

ハウス食品 約60%

エスビー食品 約28%


スパイスは

エスビー食品 40%

ハウス食品 18%


中華系などで検討するもマーケット自体が小規模



エスビー食品の失速 出遅れた海外展開

国内市場では大きな成長を見込めない



破られた増収増益

ヱスビー食品の失速の原因は?

ここ3,4年で失速

2012年が売上のピークで1270億


原因

・即席ルウの売上高の落ち込み

市場自体もシュリンク傾向


その他のの売上は横ばいもしくは縮小


ライバルのハウス食品は海外展開を強化


ハウス食品は

資本業務提携関係にある

「COCO壱番屋」を運営する壱番屋とともに

主にアジアを中心に海外での出店を共同展開


COCO壱番屋をアンテナショップとして

各地域に日本式カレーを普及させることで

自社の即席ルウ レトルト商品の海外販売を促進


調味料各社も海外へ

一方で目立った展開のないエスビー食品



世界的スパイスメーカーとエスビーの格差

エスビー食品は営業利益率も低く時価総額も低下


エスビー食品の課題と戦略

巻き返しのために取り組むべき

3つの課題

「収益力の強化」

「ラインナップの強化」

「海外展開の強化」


喫緊の課題は収益力の強化

営業利益率を

10%まで引き上げる

・最適地調達

・最適地生産


ラインナップの強化

製品別に分散している

トップメーカーどうしの統合を視野に


「わさび」が海外事業の救世主となるか?

海外展開の強化では

和系調味料を軸に展開を図るのがよいのでは?

キッコーマンが醤油で成功したように

わさびは有効


マコーミックなどとの業務提携も考える


ミツカンとの合併で海外展開の強化


ミツカンは食酢のトップメーカー

国内では真正面から競合しない

トップメーカーの傘下に入る

あるいはミツカンなどと合併


何か手を打たないと失速は止まらない



海外展開は必要だが

その体力がない場合

いいパートナーを見つける

業務提携先に頼るという方法

わさびを海外展開の切り札

やはり最初は特徴のある商品が有効なのだろう

とにかく手を打たなければならない状況に

なっている

実際はどうなるのか?





【おまけ】

毎日

ヨーグルトを飲んで

体質改善

に努力していたので

「花粉症」の画像検索結果

花粉症は今年は出ないかと思っていたが

今日から少しずつ

くしゃみが出始めた

しばらくは

花粉症との戦い






【2016/11月までに80台をだす】

左手と右手の仕事をしっかりと意識

体をしっかり回す








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