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2016年2月24日水曜日

大前研一のケーススタディ もしもあなたが「CanonのCEO」だったらどうするか?


あなたがキャノンの

CEOならば

オフィス機器と

カメラ機器という

中核事業の成長が止まり

新規事業の育成が急務とされるなか

どのように舵を切るか?


#現在のキャノンに突き付けられている問題

オフィス機器、カメラ機器ともに

成長が鈍化

成長分野への投資が求められている

日本中、いや世界中の企業が同じ問題を抱えている


#中核事業の低迷といいう
現状を打破するには何を

決断すべきでしょうか


成長するためには

現在のビジネスモデルを変化させる


という決断


大前研一はこう考える

現状

オフィス機器

⇒MPSにより 売り上げが低迷


スマートフォンの普及

⇒デジタルカメラの売上減少


「キャノン」の画像検索結果


#巨大な売上を誇る精密機器メーカー

2014年12月期 売上3.7兆円

オフィス機器が売上の7割

#事業の柱であるオフィス機器

カメラ機器の売り上げが低迷

売上利益とも2007年を最高に伸び悩み


オフィス機器における業界構造及び競争環境の変化

#低価格化が進み

競争激化する複写機業界

プリンターは低価格化が行くところまで行っている

⇒ハードで利益を上げるのは無理

⇒カートリッジも低価格メーカーに対抗するため 利益が減少


複写機

MPSというサービスが登場

これまでは事業所や部門が個別に複写機をリースするという形

MPS

⇒顧客企業全拠点のプリンタ周辺に関する環境整備を一括で受託

新しい運用アウトソーシングサービス


#MPSの世界シェアは米Xerox/富士ゼロックスがトップ


スマフォの普及でシェアを
奪われたデジタルカメラ

#デジカメの世界出荷台数はピーク時の半分以下に

#スマホがもたらす価格下落の負の連鎖

⇒レンズ交換型の高価格商品にも悪い影響


業界全体につのる危機感、三つの方向性

#競合退社が新たな収益源を模索する中出遅れたキャノン

経営が安定したため対応が遅れた

#競合他社に共通する三つの戦略

①オフィス向けソリューションの強化

②医療・理化学機器分野の強化

③商用産業用印刷におけるプリンタ・ソリューション強化


キャノンが生き残るために取り組むべき現実的な戦略

#業界屈指の収益力と時価総額が強み

#M&Aで競合に打ち勝ち、圧倒的なトップを狙う


買収先

オフィスソリューション

⇒富士ゼロックス

  薬品・医療品の強化にもなる

医療・理化学機器分野

⇒オリンパス、シスメックス

商用産業用プリンタ

⇒リコー(独禁法で無理)⇒コニカミノルタが有力


従来のビジデスモデル、自社製品のみで

巻き返しを図るのは無理

オフィスソリューション

医療・理化学機器

商用産業用プリンタ

の三つの分野で

M&Aによりトップを狙う


有力な財務内容を持っている

企業は

M&Aという武器が最も効果的

やはり自分の立ち位置の有利さを

市場の状況を考え対応する


【おまけ】

原油価格が安定しない

しかし方向感のない世界だ!!

「原油」の画像検索結果



【2016/11月までに80台をだす】

バックスインの時

肩を押すイメージで





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