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2011年3月9日水曜日
住まいの知識 建築学編01 建築学とは何か
家という商品の面白いところは、よくよく考えて自分の満足できる家を作ったときも、
あまり考えずにつくっても仕様や材料が同じで、同じ建坪であれば値段が変わらないということだ。
一生に一度の買い物というのがほとんどの人に当てはまるのなら、できるだけたくさん考えて設計したほうが、
まちがいなくお得である。
そのためには建築に対する知識は欠かせない。
そこで、建築に関する書籍を紹介しながら、建築に関する情報を提供していきたい。
それと同時に自分の知識を整理していきたい。
最初に取り上げるのは
『建築を知る はじめての建築学』という建築学教育研究所 編の建築を大学で学び始める学生用に作られた教科書である。
第1章 建築学とは何か?
建築学とはなにかといわれれば、一般的には計画、構造、法規、施工、設備などにわかれるが、
施主にとって本当に必要な空間を提供するにはその他人間、社会、環境、土地柄など様々な知識が
必要となってくる。
そういう意味で、建築学は「雑学」であり「マネジメント」であるといえる。
さらに建築をサイクルで考えると
構想→設計デザイン→施工→使用(維持管理)→解体廃棄
という長期的なプロセスを考えなければならない。
「マンションは管理を買え」といわれるが、まさに使用後の粘り強い維持管理がその建物の価値を決める。
又、環境問題を考えた場合解体廃棄でなく再利用することも考慮しなければならない。
建築と一言で言っても考えなければならないことがとても多いことにおどろかされる。
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