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2011年3月4日金曜日

住まいの知識 プランニング編 吹き抜けについて

今朝の日経新聞 安藤忠雄氏が「私の履歴書」の中で、建築を志したきっかけについて書いていた。

安藤氏が大阪の中学2年のときおばあさんの自宅の改築現場にたちあったそうだ。

そこで屋根を解体したとき天井にぽっかりと穴があき薄暗い長屋の洞窟のような空間に光が差し込んだ

そのときの光の力強さにこころを引かれたという話であった。



上の方向からの光はやはり非日常性を感じさせある意味において「建築的」であるとえる。

又、一般の人と設計のプロの違いは三次元でものを考えられるかどうかであるといわれている。

「吹き抜け」はまさにその『三次元』『非日常性』を感じさせるうえで非常に大きな力を持っている。

吹き抜けも必ずしも大きければいいというわけでもなく。

小さい吹き抜けでも2階とのつながりを感じることができれば、2階の子供部屋で勉強している子供の存在を感じることができるものだ。

家全体のつながりを感じさせる意味でも『吹き抜け』の意味は大きい。

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