問題
第三章の図表3-1はR&Eサプライズ社の1996年から1999年の財務諸表である
1)1996年から1999年の資金運用表を作成せよ(3年間で1つの表とすること)
2)R&Eサプライズ社の財務状況について、資金運用表からどんなことがわかるか?
1)
源泉
現金及び有価証券の減少 259
買掛金の増加 2205
1年以内長期負債の増加 40
未払い賃金の増加 13
株主資本の増加 537
源泉計 3054
使途
売掛金増加 1153
棚卸資産増加 1148
前払い費用増加 4
固定資産増加 159
長期負債の減少 200
使途計 3054
2)資産運用表からわかるのは、売掛金と棚卸資産が増加していること、資金の回収が遅れていることがわかる。その源泉の主なものは買掛金の増加になっている。
現金を回収し、買掛金を減少させることで安定するとおもわれるが、売上がその間に増加しているのでバランスをとりながら成長することが必要。
本の回答)
1)資金の源泉
現金及び有価証券の減少額 259
買掛金の増加額 2205
1年以内に期限の到来する長期負債の増加額 40
未払い賃金の増加額 13
留保利益の増加額 537
合計 3054
資金の使途
売掛金の増加額 1543
棚卸資産の増加額 1148
前払い費用の増加額 4
純固定資産の増加額 159
長期負債の減少額 200
合計 3054
2)①R&Eサプライズ社は流動資産の増加により資金が必要となるため、企業間信用を多用することで対応している。
買掛金の増加は、資金源泉のほぼ4分の3を占めている。売掛金と棚卸資産の増加が資金の使途のほぼ90%である。
②外部資金調達はR&E社にとって資金の使途となっており、これは借入金が返済されていることを意味している。
買掛金を減らして銀行からの借入金を増やすほうが、適切であると考えられる。
次回の問題
あなたは、自分の会社の労務関係の責任者である。白熱した労使交渉のとき、もっとも大きな組合の書記長が次のように声高に主張している。
「この会社は100億ドルの資産、50億ドルの株主資本を持っていて、昨年は4億ドルの利益を上げている。これは組合員の努力によるところが大きいといえる。
したがって、私たちの賃上げの要求に応じられないとは言わせない」。
あなたならこれにどのように回答するか?
おまけ)
福島の原発の問題が以前として解決しない、素人的に考えると何故こんなに困難なものが平気で運営されてきたのかと疑問に思ってしまう。
計画停電を含め様々な方向に少しずつ影響が広がり、一日も早い収束が望まれる。
これほどリスクの高いものならば、東電は利益のかなりの部分を原発の安全のための努力につかうべきでなかったのか?
と考えてしまう。
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