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2011年3月3日木曜日

コトラーのマーケティング20章 新製品の開発

大学のとき「現状維持はすなわち堕落なり、チャレンジ、チャレンジ、チャレンジ」という言葉を口癖にしている先輩がいた。

企業の寿命は30年というのは昔の話で、一つの事業の寿命は長くても5年位なものだろう。どんな業界もチャレンジなしには現状維持もおぼつかない。

今回は新商品の開発の話である。

新商品の開発というと思い浮かぶのは、コンビニエンスストアに並んでいるカップラーメン。

このカップラーメンのコーナーははっきりと二つに分かれていて一つは日清のカップヌードルやペヤングのソース焼きそばのような定番商品と



短いものは1ケ月程度で変化していく新商品のコーナーである。定番商品を開発できればこれ以上のことはないが、定番商品になれるのは本当にわずかの確率である。


どのようにして新商品を開発しているのか?

『新商品開発のプロセス』

①アイデア創出
        検討の価値のあるアイデアか?

②アイデアスクリーニング
       製品アイデアは企業の目的戦略資源に見合ったものか?
③コンセプト開発とテスト
       消費者が買いたいと思う製品コンセプトは見つかるか?
④マーケティング戦略の立案
       コスト効果が高く利用可能なマーケテイング戦略が見つかるか?
⑤事業分析
       この製品は利益目的に合致するか?
⑥新商品開発
      技術的にも商業的にも健全な商品か?

⑦市場テスト

     製品の売上高見込みは?
⑧商品化
 
    実際の売上は期待どおりだったか?

どんなに調査しても失敗は免れない。リスクは高いがやらないわけには行かない

元トヨタ会長の奥田氏が言っていた言葉が思い出される「進むことは危険だが、じっとしているのはもっと危険だ」。

チャレンジが必要だ。

「おまけ」


あらゆるアイデアをつくした新製品が次々と姿を消す中で定番商品が売れ続けるのは何故なのだろうか?

いつも不思議に思う。

もっと不思議なのは定番商品のほとんどが発売時点でほぼ完成しており、その後ほとんど改良が行われていないという事実である。

チキンラーメンやカップヌードルは具こそ多少改善されたが、発売当時の味である。

マイクロソフトのエクセルに関しても、発売当時と基本的な性能はほとんど変化がない!!

新しいジャンルを作る人が特別天才なのか情熱なのかそれともなんなのか?謎は深まる。




 

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