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2011年3月4日金曜日

コトラーのマーケティング21章 グローバル市場への進出

子供のころ海外といえば随分と遠い世界だった。そのころ好きだった本に「イースター島のモアイ」の話などがのっていたが、御伽噺の世界とほぼ変わりなかった。





今やその現実は随分と変化した、海外旅行も多い人は、年に数回も行くようになり、

韓国のトップアイドルが日本で普通に活躍したり。グローバル化のスピードはものすごい勢いで進んでいる。

ユニクロや楽天が英語を社内での公用語としたらしいが、英語を話すのがごく当たり前になる時代ももうすぐそこまで来ている。

フェイスブックなどの世界では、英語の世界が完全にスタンダードになっていて、英語圏にいないと完全に世界の中心からおいていかれる。

日本独自の人間関係や文化もその影響を免れることはできないであろう。

そういう時代だからこそ今回のグローバル市場への進出は一部の大企業のものだけではなくなっている。

国内市場と違ってどういった問題が発生するのか?

  
【海外市場の要因】

  1)国内市場より利益を上げる機会が多い

  2)より大きい顧客基盤を得られ規模の経済の恩恵を受けることができる

  3)リスクの分散

  4)国内市場が外国企業の競争にさらされている場合、同等の競争をするため海外に進出する必要が出てくる

  5)顧客の海外移転に伴い、自社も海外へ進出せざるを得ない

【海外市場に進出するデメリット】

 1)市場のニーズをはっきりとつかみきれないので、魅力的な製品を提供できない

 2)ビジネスの習慣が違うのでリスクがある

 3)外国の規制、法律が思わぬ出費をもたらすリスクがある

 4)社内に国際経験の豊富な人材が不足している場合

 5)外国の法律改正、通貨の切り下げ、政治革命などの危険性がある


しかしながら、海外の競争相手が簡単に国境を越えられる場合、グローバル化は避けられない問題である。


【おまけ】

先日、横須賀の経済懇親会で、経済評論家の浜氏が、「国家の今後の危機」について論じた中で、

国家の危機の原因の一つとして「経済が容易に国境を越えるのに対し、政府が国境を越えられないこと」を指摘していた。

世界の大企業200社の売上高を合計すると世界の経済活動の4分の1を超えるらしい。
現在のグローバル企業の場合、各国に影響を持ち、雇用の場を提供し、経済的規模においても小国をしのぐ。

今後、グローバル企業と政府の立場が同等もしくは逆転してくる可能性があるのではないか?と考えている。

サミットに大企業のトップも参加するようになるのでは?

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