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2012年2月14日火曜日

ランチェスターの法則がいちからわかる本 「成長曲線」合わせた戦略

導入期の特性とは

ランチェスター理論では導入期の戦略は「グー・チョキ・パー理論」とうい方法を取ります
導入期は「グー」の戦略で戦います。

導入期の特徴
 

①新規に投入した商品の販売量の伸びが緩慢

②直接競争する相手がいない

③購買層が高所得者に集中

④製品仕様が頻繁に変更

⑤製造コストが高い

⑥製品が差別化

⑦製品ラインが狭くなる

⑧マーケティングコストが高い

⑨販売チャンネルが限定されている

⑩産業需要の改革が求められる




「一点集中」で攻める

「一点集中」戦略(グーの戦略)で臨む
価格もやや高め⇒様子を見ながら徐々に下げる
口コミチラシを中心にマーケティング
デザインの変更は柔軟に


「成長期」は販売に力を入れる

 





成長期に入ると高所得層⇒下の階層へシフト

販売量も飛躍的に伸びる

「成長期」の特性

①競争製品の追加・増加がある

②初めて製品に大規模な改良がくわえられる

③大量生産が始まる

④中所得層の重要性が増す

⑤販売チャンネルが拡大

⑥各種ブランドが取り揃えられる

⑦価格の低下

⑧利益の増加

⑨選択的需要が始まる

⑩不況に対して製品の抵抗が始まる

成長期は「パー」の戦略=拡大戦略

⇒製品の差別化

・先発企業は孤発企業に対し参入のハードルを上げる




「成熟期」の特性とは?

 



商品の普及が60%を超えたあたりから⇒「成熟期」

⇒販売量は伸びるが⇒利益率は落ちる

「成熟期」の特徴

①低価格が始まる

②広告やブランドの力がなくなる

③メーカーとディーラーの対等化

④占拠率が売上の伸び率を決定づける

・頻繁なモデルチェンジ
・サービス競争の激化

「チョキ」の戦略⇒無駄なものを削減する

・「選択と集中」




「弱者」が勝者に追いつくには?

シェア1位の企業に対する「弱者」の企業の「差別化戦略」が始まる

・いかに多くのナンバーワンを持つかが大事
・局地戦を挑むなど








後発が先発を追い抜くケース

ステージごとに戦略を練り直す





「逆転劇」のパターン

①後発が参入してくる時期を予想できなかった、あるいは読み間違えた
②成熟期なのに「カット」せず、企業体質が水ぶくれになってしまった
 

成長曲線の節目ごとに的確な戦略を取る


今回の話しは、パソコンや薄型テレビの例を見るとよくわかる。
薄型テレビは当初100万円近くしたが、今は限りなく10万円に近い。
これほど極端ではないにしても、市場の状況「成長曲線」によって巧みに戦略を変えていくかどうかが勝負を分ける


【おまけ】

パソコンでテレビを見たいと考え、バッファローパソコン用チューナーを購入したら、予想以上にキレイに写る。
これで録画がスムーズにできればいうことはないのだが、パソコンの使い方がまた広がった。

⇒24時間をどう使うかまさに選択の時代になりつつある

 

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