導入期の特性とは
ランチェスター理論では導入期の戦略は「グー・チョキ・パー理論」とうい方法を取ります
導入期は「グー」の戦略で戦います。
導入期の特徴
①新規に投入した商品の販売量の伸びが緩慢
②直接競争する相手がいない
③購買層が高所得者に集中
④製品仕様が頻繁に変更
⑤製造コストが高い
⑥製品が差別化
⑦製品ラインが狭くなる
⑧マーケティングコストが高い
⑨販売チャンネルが限定されている
⑩産業需要の改革が求められる
「一点集中」で攻める
「一点集中」戦略(グーの戦略)で臨む
価格もやや高め⇒様子を見ながら徐々に下げる
口コミチラシを中心にマーケティング
デザインの変更は柔軟に
「成長期」は販売に力を入れる
成長期に入ると高所得層⇒下の階層へシフト
販売量も飛躍的に伸びる
「成長期」の特性
①競争製品の追加・増加がある
②初めて製品に大規模な改良がくわえられる
③大量生産が始まる
④中所得層の重要性が増す
⑤販売チャンネルが拡大
⑥各種ブランドが取り揃えられる
⑦価格の低下
⑧利益の増加
⑨選択的需要が始まる
⑩不況に対して製品の抵抗が始まる
成長期は「パー」の戦略=拡大戦略
⇒製品の差別化
・先発企業は孤発企業に対し参入のハードルを上げる
「成熟期」の特性とは?
商品の普及が60%を超えたあたりから⇒「成熟期」
⇒販売量は伸びるが⇒利益率は落ちる
「成熟期」の特徴
①低価格が始まる
②広告やブランドの力がなくなる
③メーカーとディーラーの対等化
④占拠率が売上の伸び率を決定づける
・頻繁なモデルチェンジ
・サービス競争の激化
「チョキ」の戦略⇒無駄なものを削減する
・「選択と集中」
「弱者」が勝者に追いつくには?
シェア1位の企業に対する「弱者」の企業の「差別化戦略」が始まる
・いかに多くのナンバーワンを持つかが大事
・局地戦を挑むなど
後発が先発を追い抜くケース
ステージごとに戦略を練り直す
「逆転劇」のパターン
①後発が参入してくる時期を予想できなかった、あるいは読み間違えた
②成熟期なのに「カット」せず、企業体質が水ぶくれになってしまった
成長曲線の節目ごとに的確な戦略を取る
今回の話しは、パソコンや薄型テレビの例を見るとよくわかる。
薄型テレビは当初100万円近くしたが、今は限りなく10万円に近い。
これほど極端ではないにしても、市場の状況「成長曲線」によって巧みに戦略を変えていくかどうかが勝負を分ける
【おまけ】
パソコンでテレビを見たいと考え、バッファローパソコン用チューナーを購入したら、予想以上にキレイに写る。
これで録画がスムーズにできればいうことはないのだが、パソコンの使い方がまた広がった。
⇒24時間をどう使うかまさに選択の時代になりつつある
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