第3章の図表1は、R&Eプライズ社の1996年から1999年の財務諸表を表している。
1)これらの財務諸表をつかって、図表2.5にある比率をできるだけ多く計算せよ。
2)R&Eサプライズ社の財務業績について、これらの比率からどのような洞察をうることができるか?増車は、どのような問題を抱えていると考えられるか?
第3章の図表1
図表2.5
【自分の解答】
(1)
(2)資金の回収が遅いように思える、利益率の減少が気になる。
【本の解答】
(2)
①すべての収益性指標は低下した。
ROE は今でも比較的高いものの半分は低下したし、売上高当期利益率は半分以下に低下した。
これは、損益計算書の項目に問題があることを示している。
②財務レバレッジは上昇し、流動性が減少した。
現在では、債務が資産の70%以上となっており、流動性比率は約40%低下した。
③売上債権回転期間は15%以上延びたが、総資産回転率は比較的安定している。
仕入再建回転期間はほぼ2倍の66日となり非常に長くなっている。
④R &Eサプライズ社は急速に成長しているため、継続的に外部からの資金調達をおこなうことを必要としている。
営業利益率の低下はこの資金ニーズに拍車をかけている。
同社は資金ニーズを満たすために、流動性を低下させること(手元流動性比率は21.9日から7.3日に低下)と売掛金を増加することにより対応している。
同時に、長期負債対株主資本比率も低下している。
おそらく同社は、買掛金の一部を銀行借入金で借り換え、しかもその一部を長期借入金とするようにとアドバイスされたのだろう。
同社は、価格設定と成長にかかわる戦略を見直すべきである。R &E社については、製品価格を安くすることで「成長を買っている」と考えることもできる。
【次回の問題】
エアロバス社のすべての売上高は信用販売であり、その売上債権回転期間は45日である。昨年の売上高は、5200万ドルであった。エアロバス社の年度末の売掛金はいくらか?
【おまけ】
都知事選で、現職の石原都知事が勝利した。
力強いイメージが、現在の不安な状況では、前向きに評価されたのだろう。
強いリーダーが必要とされるのだから当然の結果だ。
と思っていたが、
インタビューの石原氏を見ていて少し不安になった。
明らかにここにきて、加齢による衰えは否めない。感情を抑制できていないような印象を受けた。
引退の潮時ではなかったかという印象を受けた。
不安があたらなければいいのだが・・・・
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