法則2 宇宙に衝撃を与える
第四章 エバンジェリストを奮い立たせる
1)創造の第一歩
「スティーブジョブズというのはすごく魅力的な語り部です。
彼は1時間にわたり、パソナルコンピューターで世界がどう変わるかを熱心に語りました。
仕事の進め方や子供の教育、エンターテーメントなど、
すべてのものがパーソナルコンピューターの登場で変わると語ったのです。
こでにはもう乗る以外選択肢はありませんよ」
2)コンピューター革命をもたらしたビジョン
「普通の人にコンピューターを届ける」というビジョン
つくるものを示すのがミッション
どのような形で世界をよくするのかを示すのがビジョン
3)ゴリアテと戦うダビデの気分
とても気に入った内容の仕事をするとき、人はそいう仕事をさせてくれる組織に強い愛着を感じることが多い。そしてそのような人は、いい条件でヘッドハンティングされても組織にとどまる可能性が高い
4)バスライトイアーに命を吹き込んだ天啓
「ピクサーというブランドを育て、いつの日か、ディズニーに匹敵する信用を持つようにしたい」
「これはチームスポーツなんだ。たくさんの荷物を背負って山に登るようなものだ。
ひとりではできない。」
5)歩き始めたばかり
「PCは第三の黄金時代を迎えようとしている。 デジタルライフスタイルの時代だ。これからのライフスタイルは、マックをデジタルハブとして使い、他のデジタル機器の価値を高める」
アップルはこの戦略で2001年からの10年間走り、守り神を失って消沈していた業界に活気を取り戻した。
6)好機を逃したマイクロソフト
ビルゲイツは、2001年11月11日に「タブレットという形のPCには、基本的に制限がありません。もう5年したら、きっと、米国でもっとも人気の高い形式になっているだろうと思います」
と語り、タブレットが主流になることを予言していた。
それなのになぜマイクロソフトにアイパッドは作れなかったのか?
社内抗争でつぶされたのだ。
それに対し、アップルの場合は、全員が横一線に並んでスティブジョブズに追い立てられている。
つまりどのプロジェクトもスティーブジョブズのビジョンと一体なのだ。
7)宇宙に衝撃を与える
「大好きなアイスホッケー選手、ウェイングレッツキーの言葉があるんだ『パックがあった場所ではなく、パックが行く場所に滑るようにしている』、だ。
アップルでは、みんなだそうしようと心がけている。始まりの瞬間からそうだったし、今後もずっとそうだ」
ジョブスがPCを開発したわけでもない。コンピューターアニメーションを作り出したわけでもない。スマートフォン、MP3プレーヤー タブレットパソコン グラフィックインターファエイス マウス
全部ジョブズが作り出した技術ではない。
では、なぜジョブズだけがこれらの新技術を使って、新しい世界をつくるだすことができたのか?
それこそが「ビジョン」(地平線の向こう側を見る力)なのか。
【おまけ】
朝のラジオでなんとなく聞いたのだが、欧米ではペットに識別用のチップを埋め込むことが当たり前になっているそうで。
何千キロか離れた場所で、飼っていた猫が見つかったという。
生物の体の中にチップを埋め込むことが可能ということは、この技術が発達するとどういうことが可能になるのだろうか?
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