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2011年9月26日月曜日

スティーブジョブズ驚異のイノベーション 第十章

法則5 1000ものことにノーと言う

第十章 洗練を突きつめると簡潔になる

1)シンプルという原則

「デザインをするとき、我々は、最小限で最大の効果を得ようとと考えています。

全力で、とてもシンプルなものにしようとします。

自然の法則に従う存在として、明快というものを知っているからです。





「世の中の人は何を望んでいるだろう。」 望まれている商品は2種類  消費者用とプロフェッショナル用

どちらも、デスクトップとポータブルが必要だろう。

だから製品は4種類で充分なんだ。



2)重要なことに集中する

アップルにとってシンプルであることと集中は同義だ



3)デザインにじゃまをさせない


アップルは細かなところまでそぎ落として複雑さを引き下げる



4)エレガントな解決策

問題を前にして、とても簡単な問題で簡単に解決できると思ったら、それは問題の複雑さを理解していないというこうとだ。

そのとき思いついた解決策など、シンプルすぎてうまくはゆかない。

今度は、問題がとても複雑に見えてしまう。

そして、ややこしい方法で解決しようとする。

この方法でもそれなりに問題は解消できるので、ほとんどの人はここでやめてしまう。

でも、これはまだ途中なんだ。

優れた人はさらに進み、問題の根本的な原理というべきものをみつける。そいて、美しくてエレガントな解決策を実現するんだ





5)捨て去ること、集中すること

「実施と決めたことを上手に行うためには、重要性の低い案件をすべて捨て去る必要がある。我々が上手にできるリソースを持つ案件だけを選び、そこに集中するのだ」




6)シンプルにするには胆力が必要


物事をシンプルに保つだけの胆力はお持ちだろうか?スティブジョブズにはある。それが、ジョブズの成功を支えているのだ。



①得意な分野に集中しよう。得意でない分野は他人に任せよう

②今日できることのうち重要度が高い3つに絞って会社を前進させよう

③「ノー」ということを増やそう





世の中にたくさんの商品がある、アップルが独自で開発したものはない。それなのになぜアップルが特別な存在でいられるのか


それは商品を大胆にシンプルにしてエレガントな領域にまで持って行っているから。


このシンプルという考えかたは、商品の開発だけでなく、会社そのものの経営にも如実に表れている。


本当に必要なものだけを残すことには勇気と胆力が必要だし、日頃より状況を整理しておくことが必要だと思う。


捨てることを躊躇するがあまり、時間や労力やチャンスそのものを無駄にしてしまうことが少なくない。


自分自身もこの「シンプル」という原則を考え方の一つの柱にしていきたい。



【おまけ】

先日、家族で買い物に行き、帰り際に回転ずし「くら」というお店に行ってきた。

入ってみて、基本的に「スシロー」と変わらないシステムに見えた。

大きな違いは通常に回転しているお寿司のレーンの他に、注文を出したときに高速レーンでお寿司が運ばれるシステムと

お皿をテーブルから片づける穴が開いていて、そこを通すと、5皿に一回ルーレットが回って景品が当たる仕組みになっていた。





正直結論からいうと、文句なし「スシロー」に軍配が上がった。

「スシロー」と「くら寿司」が隣どおしで並んでいたら間違いなく「スシロ-」が繁盛するだろう。

その理由は何かといえば、「スシロー」は顧客目線で必要なところに努力しているということ

1)ネタの鮮度

2)商品バリエーションの豊富さ

3)その日特別に仕入れたものを特別メニューとして提供

4)価格の安さ(基本的に1皿100円)

などなど、料理店に顧客が望むのは圧倒的に「おいしさ」なのだと思う

次は「安さ」

ここにも、シンプルにお客のニーズを考えてもっとも重要なところに集中するというセオリーがある。


あまり奇抜なサービスは正直望んでいないのではないだろうか?

しかし、いろんなものを比べてみるのは面白い

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