1)マネージャーの資質
きっとここにはマネージャーの資質が書かれていることだろう、
もし私にそれがなかったらどうしよう
「真摯さ」
人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。
管理体制、昇進制度、報酬制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。
だがそれだけでは十分ではない。
根本的な資質が必要である。 真摯さである。
一流の仕事を要求し、自らにも要求する。
基準を高く定め、それを守ることを期待する。
何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。
真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。
マネージャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。
マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが、教わらなくても学ぶことができる。
しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得できない資質、はじめから身に着けていなければいけないし資質が一つだけある。
才能ではない真摯さである。
2)事業の定義づけ
まず初めに組織の定義づけから始めなくてはならない。
「じゃあ質問です 野球部とはなんでしょう」
「野球とは野球という事業とは何か?何であるべきか?」
自らの事業は何かを知ることほど、簡単でわかりきったことはないと思われるかもしれない。
鉄鋼会社は鉄をつくり、鉄道会社は貨物と乗客を運び、保険会社は火災の危険を引き受け、銀行は金を貸す。
しかし実際には、「われわれの事業は何か」との問いにはほとんどの場合、答えることが難しい問題である。
わかりきった答えが正しいことはほとんどない。
【おまけ】
「顧客の創造」と並んで、ドラッカーの中で分かりにくい言葉が「真摯さ」という言葉である。
ドラッカーは本の中で、この真摯さという言葉に重きを置いている。
どういう精神状態なのか?
自分自身は真摯であるといえるのか?
まじめに取り組むという意味なのか?
目的に対してまっすぐに進むという意味なのか?
それともそれ以上か? 考えてみる必要のある言葉だ。
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