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2011年7月27日水曜日

もしドラッカーの『マネジメント』をもしどらの分析を通じて考察したら 第七章②

「もしドラ」7章で引用されているドラッカーの「マネジメント」に関して紹介します。


1)「マネージャーはやはり成果を上げなければならない」





「大会前にみなみは夕紀のお見舞いに行く。そこで夕紀が「大切なのは結果だはないと思っているの。甲子園に行けるか行けないか、そのことではないと思っているの・・・」という言葉に対し

みなみは「マネージャーとして成果よりも、努力が重要だ・・・っていうことはできない」という根拠で次の「マネジメント」の一文を引用」






組織構造は組織のなかの人間や組織単位の関心を、努力ではなく成果に向けさせなければならない。


成果こそ、すべての活動の目的である。

専門家や能吏としてでなくマネージャーとして行動する者の数、管理の技能や専門的な能力によってではなく成果や業績によって評価される者の数を可能なかぎり増やさなければならない。

成果よりも努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。

仕事のためでなく成果のために働き贅肉ではなく力をつけ過去でなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。










2)「功績に対して人事で答える」



「二階正義がマネジメントに参加することになって、彼が、その仕事に精力的に取り組み、これまで多くの成果を上げてきたことに対し、みなみは



二階をキャプテンに指名し、ベンチに入ってもらうことでその功績にこたえようとした。その根拠になる「マネジメント」の一文」


















成果中心の精神を高く維持するには、配置、昇進、降級、解雇など人事に関わる意思決定こそ、最大の管理手段であることを認識する必要がある。


それらの決定は、人間行動に対して数字や報告よりはるかに影響を与える。


組織の中の人間に対して、マネジメントが本当に欲し、重視し、報いようとしていうものがなんであるかを知らせる。










【おまけ】

なでしこジャパンがワールドカップで優勝してから一週間そろそろ報道も落ち着いてきた。

しかし、依然として、彼女たち、女子サッカーをとりまく経済環境は変化しそうにない。

こういったスポーツは本当にたくさんある。

ここで自分としては、アイデアとして、




今回みたいな輝かしい功績を上げたスポーツ競技、アスリートを応援するために、結果が出てから
1ケ月程度、コンビニや銀行、郵便局に募金箱を置いてはどうだろうかと思う。

「感動させてもらった」分を募金という形で、返すことができれば、そのお金は将来の女子サッカーの発展のために、若手の育成などに使うことができるようになるのではないだろうか?

お金があれば強くなるわけではないが、合宿をやったり、海外での試合を組むなど強化することは可能である。

今回の感動が、何らかの形で「次の時代の感動に」引き継がれるようなシステムがあれば理想的だと思うのだが・・・

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