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2011年7月8日金曜日

もしドラッカーの『マネジメント』をもしどらの分析を通じて考察したら 第二章②

第二章で引用されているドラッカーの『マネジメント』の内容


企業の目的と使命を定義するとき、出発点はひとつしかない。








顧客である。顧客によって事業は定義される。



事業は、社名や定款や設立趣旨書によってではなく、顧客が財やサービスを購入することにより満足させようとする欲求によって定義される。

顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。

したがって、『われわれの事業は何か』との問いには、企業を外部すなわち顧客と市場の観点からみてはじめてこたえることができる。


顧客とは何を指すのかよくわからなかった





したがって『顧客は誰か』との問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、もっとも重要な問いである。

 野球部にとっての顧客とはいったい誰なのか?




その問いに起業家志望の真面目なだけど野球の下手な 二階正義が引用した『マネジメント』の中の一節




『1930年代の恐慌のころ、修理工からスタートしてキャデラック事業部の経営を任されるにいったドイツ生まれのニコラスドレイシュタットは、



「われわれの競争相手はダイヤモンドやミンクのコートだ。


顧客が購入するのは、輸送手段ではなくステータスだ」



といった。

この答えが破産寸前のキャデラックを救った。

わずか二,三年のうち

に、あの大恐慌にもかかわらず、キャデラックは成長事業へと変身した。』


※顧客をどうとらえるかによって、企業の方向性が決まり、業績まで左右するという例










企業の目的は顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能をもつ。


それがマーケティングとイノベーションである。



マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。



真のマーケティングは顧客からスタートする。

すなわち現実、欲求、価値からスタートする。

『われわれは何を売りたいか』ではなく、『顧客は何を買いたいか』を問う。

『われわれの製品やサービスにできることはこれである』ではなく、『顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである』と言う。



この一節を読んで、みなみは気づかされることがあった。それは、「自分はすでにマーケティングをしてきた」ということだった。




例えば、夕紀の話を聞いたときがそうだった。彼女に『どうしてメーネージャーになったの?」と問い、「感動したいから」という答えを得たことが、すなわちマーケティングだった。







※ 価値観を聞いて理解するということ、話を聞いて理解すること相手の満足を知るということ

相手の状況をしるということ これが マーケティングだとしたところに「もしどら」のポイントとなる気づきがある。









【おまけ】

正直、経営の機能が二つあり一つがマーケティングで、一つがイノベーション
と聞いても




今一つピンとこない。


「もしどら」の中で、みなみが一人ひとりの事情や価値観を聞き出し、そして理解していくことが、マーケティングという

そこで、新しい発見があった。  


相手を理解すること。これが、経営の大きな柱、機能なんだ・・・

現実に応用できる点である。 まず顧客から=まず理解することから と考えられる。

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