1)働き甲斐 「自己目標管理」
「みなみは、練習をより効果的なものとするために、「働き甲斐」「やりがい」に注目する
そのためには 責任をあたえ、それそれの個性に応じた、職務をあたえること。
仕事まかせることでそれぞれの部員が自分の職務に対し「自己目標管理」自らの仕事に対し自分でマネジメントする
そのことによってさらなるやりがいと生産性を実現しようとした」
仕事を生産的なものにする方法
①分析 仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。
②総合 仕事を集めプロセスとして編成しなければならない。
③管理 仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手法を組み込む
④道具
自己目標管理の最大の利点は
自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。
自己管理は強い動機づけをもたらす。
適当にこなすのではなく、最前を尽くす願望を起こさせる。
したがって自己目標管理
は、たとえマネジメント全体の方向づけを図り活動の統一性を実現するうえでは必要ないとしても、
自己管理を可能とするうえで必要とされる。
働きがいを与えるには、仕事そのものに責任をもたせなければならない。
自ら作業者集団の職務の設計に責任を持たせることに成功するのは、彼らが、唯一の専門家である分野において、彼らの知識と経験が生かされるからである。
2)イノベーション
「みなみは、甲子園に出場する目標を達成するためには、練習の改善だけでは不十分であると思っていた。 そこで今一度『マネジメント』にたちもどって考えることにした。
そこに書いたあったことが『イノベーション』というものであった」
マーケティングだけでは企業としての成功はない。
静的な経済には、企業は存在しえない。そこに存在しうるのは、手数料をもらうだけのブローカーか、何の価値も生まない投機家である。
企業が存在しうるのは、成長する経済のみである。
あるいは少なくとも、変化を当然とする経済においてのみである。
そして、企業こそ、この成長と変化のための機関である。
したがって企業の第二の機能は、イノベーションすなわち新しい満足を生み出すことである。
経済的な財とサービスを供給するだけでなく、よりよく、より経済的な財とサービスを供給しなければならない。
企業そのものは、より大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない。
イノベーションとは、化学や技術そのものでなく価値である。組織のなかでなく、組織の外にもたらす変化である。
イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。
これに対しイノベーションの戦略は、既存のものはすべて陳腐化すると仮定する。
したがって既存事業についての戦略の指針が、よりよくより多くのものであるとすれば、イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならない。
イノベーションお戦略の一歩は、古いも死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。
イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資産を使わない。
昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる。
『監督の加地、文代と話し合ったみなみは 今までの高校野球において常識だった「バント」「ボール球を打たせる配給」を捨て去る決心をする
新しく考え出されたイノベーションは『ノーバント ノーボール戦略』と名付けられた。』
3)社会の問題への貢献
「みなみは『マネジメント』の知識を生かして、野球部を精一杯改革してきた。ところが『マネジメント』の中にある『社会への貢献、影響』という内容に答えを出しかねていた。
そこで、考えたのが、野球部の今までのマネジメントの経験を他の部活にも生かしていくいくことだった。
それは思いがけず野球部に相乗効果としてよい影響をあたえた。野球部は学校に他の部活に貢献することで
さらに強くなった」
マネジメンには、自らの組織をして社会に貢献させるうえで三つの役割がある。
それらの三つの役割は、異質であるが同じよに重要である。
①自らの組織に特有の使命を果たす。
マネジメントは、組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。
②仕事を通じて働く人たちを生かす。
現代社会においては、組織こそ、一人ひとりの人間にとって、生計の資、社会的な地位、コミュニティとの絆を手にし、自己実現を図る手段である。
当然、働く人を生かすことが重要な意味を持つ。
③自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。
マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するともに、社会の問題の解決に貢献する役割がある。
『みなみは、学校内の問題のある子たちに声をかけ、野球部のマネジメントに協力してくれるように呼びかけた。
問題のあった子たちも、みなみの熱意に負け、しぶしぶ野球部のマネジメントを引き受ける。
それは、大きな社会貢献をも含んでいた。』
【おまけ】
グーグルカレンダーという、グーグルのサービスが気になる。
もしかしたら、使いこなすことによって会社の問題を解決できるかもしれない。
それは、工務店にとっては宿命ではあるが、事務所と現場のコミュニケーション。
とくにスケジュールに関するコミュニケーションが不足してることによる無駄な仕事、無用なストレスの
発生である。
グーグルカレンダーは、共通のスケジュールを作ることができる。各人のパソコンにスケジュールを表示し、
各現場の内容を共有することができないか?
新しい課題に挑戦したい。
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