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2011年7月28日木曜日

もしドラッカーの『マネジメント』をもしどらの分析を通じて考察したら 第七章③

「もしドラ」第七章のドラッカーの「マネジメント」引用部分に関して考察します。






組織構造は、あらゆる人間が
自らに与えられた仕事を容易にできるようになっていなければならない。

仕事は常に具体的かつ個別的でなければならない。

誰もが理解できるのは、明確に定義できる仕事、何をすべきかが自ら明らかな仕事だけである。



同時に組織構造は、共同の仕事、すなわち組織全体の仕事を理解できるようになっていなければならない。

自らの仕事が組織全体のどこに位置し、逆に全体の仕事が自らの仕事。

貢献努力にとって何を意味しているのかを理解できるようになっていなければならない。



組織構造が組織内のコミュイニケーションの障害になってはならない。助けるものでなければならないい。



仕事を組織する方法

1)仕事は段階別に組織できる。

2)仕事尾は技能別に組織できる

3)仕事自体は動かさず、異なる技能や道具を持った人が一つのチームとして働く




「はたして、成果だけが全てなのか。

技能やそれ自体の能力に、満足感を感じること生きがいを感じることは、成果の一部ではないのかということである。

永続的に事業を展開しようと考えると、ドラッカーの考えは否定しがたい。

顧客中心に考えその満足を充足するための成果を中心に考えてこそ、企業は永続的に成長し、存在を許されるのだろう。



自己満足は、一時的には可能だが、その結果としての成果を伴っていなければ、存在する事ができないということだ。」






天才をあてにするな。

組織の目的は凡人をして非凡なことを行わせることにある。

天才に頼ることはできない。

天才は、まれである。

あてにできない。凡人から強みを引出す、他の者の助けとすることが出来るか否かが、組織の良否を決定する。

同時に、組織の役目は人の弱みを無意味にすることである。

要するに、組織の良否はそこに成果中心の精神があるか否かによって決まる。



①組織の焦点は成果に合わせなければならない。



②組織の焦点は問題でなく機会に合わせなければならない。



③配置昇進、昇給降級解雇など、人事に関わる意思決定は、組織の信条と価値観にそって行わなければならない。これらの決定こそ真の管理手段となる。



④これらの人事に関わる決定は、真摯さこそ唯一絶対の条件であり、すでに身に着けていなければならない資質であることをあきらかにするものでなければならない。




「組織は一人ひとりでは凡人でしかない人間が、有機的に組み合わさることで、成果を生み出すために存在する。

いかに効果的に成果を生み出すかということこそが、組織の良し悪しを決めるのだとうことか。

そのため、意思決定ですら、成果を中心に考えるべきだということだ。

誰が判断するのが最も成果に直結するかは、時によっては、現場であり、ときによってはトップである。その意思決定の仕組みがうまく働かないと障害になる。」



「ドラッカーの考えを現実に実行するためには、各人の覚悟が必要になる」







【おまけ】


成果を効果的に測定する方法はないものか? 企業の成長や改善が最終的には財務資料にあらわれるとはいえ、それは、部分的なものに過ぎない。



企業のプラス面もマイナス面も、数字に表れた時点では遅すぎる場合がある。

何かいい方法はないものか?

具体的には

1) アンケート

2)モニター制度

3)自己目標管理


もし、企業が正しい方向に進んでいることをはっきりと確認できる方法があればそれだけでかなりの部分は解決できるとおもうが。

いくらドラッカーを読んでもその辺の答えは具体的には出てこない。

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