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2011年7月21日木曜日

もしドラッカーの『マネジメント』をもしどらの分析を通じて考察したら 第五章③

「もしドラ」第五章 のドラッカーの『マネジメント』引用部分に関して考察します。



1)仕事を生産的なものにするために

仕事が要求するものを理解する

人の働きに即したものにする




『成果を中心に考える』

発明家のエジソンは

1)「欲する製品」を定義することから始めた。

そのあと

2)発明のプロセスの分解

3)相互関係と順序を明確にする

4)キーポイントと管理手法を設定

そして基準をきめた 

「会社経営の順番と似ている」




 「自分としてはこの『成果を中心に考える』という考え方に大いに共感する、しごとの道筋はひとそれぞれ別であっても構わない道具がちがっても構わない


  決められた期日に期待された成果をきちんと出すことによって仕事を評価することが仕事を生産的なものにすることにつながると思う」



2)イノベーション


現代というイノベーションの時代において、イノベーションのできない組織は、たとえいま確立された地位を誇っていても、やがて衰退し、消滅すべく運命づけられる。

イノベーションは製品でなく市場に焦点を合わせなければならない。

陳腐化した昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重なを新しいものに向けられる


イノベーションについて発すべき第一の問い、しかももっとも重要な問いは「これは正しい機会か?」

トップマネジメントたるものはアイデアを正面から取り上げることを自らの職務としなければならない

ゴールに達したと考えることは誰にも許されない。


「小説のなかで、は既存の考え方の象徴として「バント」と「ボール球を打たせる配球」がでてくる。この二つを捨て去る事で、


新しい高校野球のスタイル イノベーションを起こすこととなる。


ドラッカーは経営の機能としてイノベーションを絶対のものとしている。


その理由は世界が変化しているそれもものずごい勢いで変化しているというものだ。変化のスピードという意味においては、


現代はドラッカーが「マネジメント」を執筆した時点よりさらに早いスピードで変化している。


ここ20年のインターネットの普及による変化は急激なものだった。もはや20年前を思い出すこともできない。


毎日のように新しいソフト、サービスが表れている。


ドラッカーによれば、これに対し不安を感じるより機会(チャンス)としてとらえ、経営者の仕事はその変化に正面から取り組むことであり、


変化し続けることだということを繰り返し「マネジメント」の中でのべている。


そのことの本質がようやくわかりかけてきた」



3)社会への貢献

「マネジメント」の最初に三つの役割が出てくる

簡単にまとめると

①自らの組織に特有の使命を果たす。

②働く人たちを生かす 

③社会の問題に貢献する


「この中で三つ目の「社会の問題に貢献する」というのは今までの日本の企業


特に中小企業には忘れられてきたことではないだろうか?


かつて日本は貧しかった。生きていくのがやっとだった。無我夢中で頑張るうちに、ようやく豊かになってきた。


だからお金儲けのためと言えば聞こえが悪いが、生活のため生活資金を得るためにただただ頑張ってきた。


気が付いたらバブルの崩壊、目的を失った。物質にかつての輝きがなくなった。


そこではじめてこの「社会の問題への貢献」という課題が、企業が生きるうえでも、企業が成長するためにも


そして、企業や自分自身の存在を保障してくれるこの社会に貢献することが実は、自分自身のためになることも、おぼろげながら実感されてきた。


社会には今問題が多発している。 


   1)環境問題エネルギー問題


   2)格差の問題


など


企業が、果たす役割が大きいと思う。そしてそのことが企業の活力であり成長の原動力になれば尚よい。


小説の中では、みなみは「野球部のマネジメントを学校の他の部活へ応用してもらう」


ことにより他の部活の協力をうることができたり、教えることにより自分たちの方向性を確認することができて


野球部の新たな成長につながる。


理想的と言えばその通りだが、この閉塞感のある社会を打開するためにはこの「社会の問題に対する貢献」とうのはひとつの


方法であると思う」


【おまけ】

自分の会社にとってのイノベーションは何か

今取り組んでいるのは 経営へのITやソシャルネットワークサービスの応用である。



これらの技術は本当にここ5年ぐらいの間に急速に広まったものであり。

今までの仕事のやり方を根底から変える可能性を秘めていると思う。

特に大きなポイントは、そのサービスが、大企業や資本をITに注ぎ込める会社だけが利用できるものではないということである。

その気になれば、相当のレベルのサービスを個人の零細企業でも利用可能なのだ。

ドラッカー流にいえば、ここで、この変化に正面から向き合うのでなければ経営者とは呼べない。

だから今日も「小さな努力の積み重ね」をしている。

今日はグーグルカレンダーを会社の中で実験的に使ってみるために、社内のパソコンで会社の予定を共有することにした。

本当に小さな変化である。しかし「「小さな努力」が大きな成果を生む」とマリナーズのイチローも言っていた。

明日も、明後日も「小さな小さなイノベーションを起こそう」と思う。

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