【問題】
アクワイヤー(A)社2件の企業買収を検討しているが、いづれもエンハンヅメントやエナジー効果の利益はない。
T1社は衰退産業にあって業績は低迷している。PERは10倍である。
T2社は高成長の通信企業で、PERは40倍である。A
社はESPを増加させつ買収に関心を持っている。すべての買収は株式交換で行われる。
1)下表の「?」を数字に置き換えA社がT1社とT2社に支払える最大限の買収プレミアム(%)を計算せよ
A T1 A+T1 T2 A+T2
税引き後利益(百万ドル) 2 1 3 1 3
PER 30 10 40
株主資本の市場価値 ? ? ?
株式数(百万株) 1 1 ? 1 ?
EPS 2 1 2 1 2
株価 ? ? ?
新規株式最大発行数(百万株) ? ?
新規株式の市場価値(百万ドル) ? ?
最大プレミアム ? ?
2)上記1)の解答から、買収を分析する際の判断基準として「EPSの希薄化回避」を採用することがどのような意味をもっていることが分かるか?
【自分の解答】
1)
A T1 A+T1 T2 A+T2
税引き後利益(百万ドル) 2 1 3 1 3
PER 30 10 40
株主資本の市場価値 60 10 40
株式数(百万株) 1 1 2 1 2
EPS 2 1 2 1 2
株価 30 10 40
新規株式最大発行数(百万株) ? ?
新規株式の市場価値(百万ドル) 30 40
最大プレミアム ? ?
2)株式の希薄化を回避することにより、現在の株主の会社経営に対する影響力を維持することが可能になる。
【本の解答】
1)
A T1 A+T1 T2 A+T2
税引き後利益(百万ドル) 2 1 3 1 3
PER 30 10 40
株主資本の市場価値 60 10 40
株式数(百万株) 1 1 1.5 1 1.5
EPS 2 1 2 1 2
株価 60 10 40
新規株式最大発行数(百万株) 0.5 0.5
新規株式の市場価値(百万ドル) 30 30
最大プレミアム 200% -25%
2)この問題はEPSの希薄化や増加を気にすると、なぜ近視眼的になるかを示している。A社はT1社の買収には莫大なプレミアムを支払おうとしているが、T2社の買収は考慮しようともしないであろう。、しかしT2社は将来性という点では興味深い企業である。
【次回の問題】
フラッシュバック者はゼロ成長の企業で、1株あたり100ドルの配当をしている。
株主資本コストは15%である。
新社長はゼロ成長のイメージを嫌い、翌年の配当金を50ドルにし、浮いた資金で企業を買収することを提案した。
新社長はこの戦略が、売上高、利益、資産をそれぞれ増加させると主張した。
さらに買収をして2年後以降は配当金を105ドルにできるとも確信していた。
1)企業買収が、売上高、利益、資産の増加をもたらすという主張に同意するか?
2)新社長が提案を発表する直前のフラッシュバック社の1株当たりの価値を推定せよ。
3)提案発表直後の「1株当たりの価値を推定せよ。
4)フラッシュバック社の株主として、新社長の提案を支持するか否か? その理由は何か?
【おまけ】
ブログを書いたり、フェイスブックに記事を投稿したり、とうことを毎日のようにやっていると、さすがにネタが切れてくることがある。
もはや、何を見ても、ネタにならないか探している自分がいる。
そう考えると、芸能人の忙しい人たちがあれだけ面白いことを発信し続けられることは、不思議に思ってしまう。
面白そうな話を聞いても、記憶にたよっていると、具体的な部分、詳細な部分がぼやけてしまい、面白い話にならない。
先日も、現場で上棟があり、そのあと上棟式のような形で、皆で簡単な宴会をやったのだが、まあまあ面白い話なのだったのだが、
いざそれを文章にしようとおもってもなかなか上手くいかない。
この際だから、ボイスレコーダーでも携帯しようかなどと思っている。
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