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2011年6月25日土曜日

ファイナンシャルマネジメント9章 問題2

【問題】

1)企業のフリーキャッシュフローがマイナスであることは何を意味するか?


2)マイナスのフリーキャッシュフローによって、企業のFMVとはフリーキャッシュフローをWACCで割り引いたものであるという考え方が修正されるか、

または無効とされるか?

3)企業のフリーキャッシュフローが将来にわたって常にマイナスであるとする。

そのような企業の株式を買う理由を考えられるか?




【自分の解答】

1)フリーキャッシュフローがマイナスであれば、資金不足の危険があるという意味、


早期に資金調達をするかもしくは事業、設備投資等の見直しをする必要がある。


2)?



3)フリーキャッシュフローがマイナスであることが、直接株式の価値を決めるものではない。


仮にマイナスであってもそのマイナスの原因が、将来的に有望な事業への投資である場合、


株式を購入する意味はある。

資金繰の危険性があるので、新規株式の発行などで資金を調達する必要がある。




【本の解答】

1)マイナスのフリーキャッシュフローは企業がその年に実施する価値ある投資を営業活動からの

キャッシュフローでは賄えず、


外部から資本を調達する必要があることを意味する。


成長企業では、フリーキャッシュフローがマイナスになることが多い




2)フリーキャッシュフローがマイナスであるからといって、


株式や社債が適切な価格で発行された場合には企業の価値はフリーキャッシュフローの現在価値であるという考え方を、修正しなければならないわけでも、捨てなければならないわけでもない。



フリーキャッシュフローがマイナスであることは、既存の資金提供者が失ったキャッシュフローの現在価値と、


新しい投資家から調達した資金の価値が等しいのであれば、


既存の資金提供者にとっての事業価値に影響はない。



3)将来すべての期間で期待フリーキャッシュフローがマイナスとなるような企業の継続価値はマイナスである。



それでも株式投資家は少なくとも2つの理由で、そのような企業の株式を買うことがある。


第一に、株式の清算価値がプラスである。


第二に可能性は小さくてもも将来のキャッシュフローの現在価値がプラスになるチャンスがある。

後者の場合、株式はアウトオブザマネーのコールオプションとみなすことができるため、購入する価値がある。





【次回の問題】

ある資本財メーカーは関連事業に進出することを決めた。経営陣は自力で行った場合、現在価値にし

て2億5000万ドルの費用がかかると見積もった。



代替案は、既存の企業の事業部を買うことである。

被買収企業の事業部の資産の簿価は1億4000万ドル、EBITは3000万ドルである。


類似した公開企業の株式は、直近の純利益の13倍(PER)で取引されている。


また、負債対資産比率は40%、負債の比率は10%である。




1)税率を34%として事業部の持ち主が売却してもよいと思う最低価格を推定せよ。

2)買収側として最大いくらまで払えるか?

3)買収メリットがあるか否か?その理由は?

4)株価が30%下がってPERが9.1倍になった場合、上記3)の答えは変わってくるか?、その理由は何か?

5)2億5000万ドルは再調達価格であるとして、被買収企業の事業部んぼ市場価値が再調達価格を

下回った場合に、買収活動はどうなると予想するか?





【おまけ】

会社の活動をビジュアルのブログにしたいという話でとりあえず、写真を中心としたブログを書いてみた。



適当にやったにしては、まあまあ見れる。

なんとなく見る人にとってはこの方がいいのかもしれない

労力もあまりかからないので、プロにはまだまだほど遠いが、写真によるブログを今後も続けていきたい。


とりあえず見てもらって感想を教えてください。

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