【問題】
鍵メーカーのシュアロック・ホームズ社の情報は下記の通りである
株価 40.00ドル
発行済み株式数 500万株
負債の満期利回り 8%
有利子負債の簿価 1億2500万ドル
負債の表面利率 6%
負債の市場価値 1億2000万ドル
株主資本の簿価 5500万ドル
資本コスト 14%
税率 40%
シェアロック社は平均的なリスクを有する投資額2000万ドル、年間の税引き後キャッシュフローが300万ドルで永続するプロジェクトを検討している。
1)投資のIRRはいくらか?
2)シェアロック社のWACCは何%か?
3)この投資は株主にとって利益があるかどうか?その理由は何か?
【自分の解答】
1)
IRRは投資額と負債のコストのバランスであるとすると
投資が2000万ドルで収益が300万ドルであるなら 年間の収入は15%
資本コストが14%なので
差引 IRRは1%
2)WACC(%) = 株主資本コスト(期待収益率) × 株主資本 ÷ (株主資本+有利子負債) + 平均借入利率 ×(1-実効税率)×有利子負債 ÷(株主資本+有利子負債)
=14%×40.0×500万ドル÷(40.0×500万ドル+1億2000万ドル)
+6%×(1-0.4)×1億2000万ドル÷(40.0×500万ドル+1億2000万ドル)
=10.1%
3)有効であると思われる 多分(笑・・・)
【本の解答】
1)永久年金の式を使って、IRR=300万ドル÷2000万ドル=15%
2)K=[(1-0.4)×8%×1億2000万ドル+14%×500万株×40ドル]÷(1億2千万ドル+500万株×40ドル)=10.6%
債権の時価が分かっているときはそれを使えばよい。
一般的には、簿価をつかっても大きな差はない。簿価を使うと10.5%
3)IRRはWACCより大きく、この投資のリスクは企業の平均的なりすくと同じであるから、
この投資は株主にとって価値を創造する
【次回の問題】
キャッシュフローが年間50ドルで12年継続し、その後年率7%で永続的に成長する場合の現在価値はいくらになるか?
割引率は12%である。
【おまけ】
今日は、テストとして経理の締めを自宅のパソコンを使てやってみた。
できて当たり前なのだが問題なく仕事ができた・・・
このことで、発想は飛躍するが、事務所の意味を変化するという結論になる。
つまり究極的には事務所というのは必要なくなるということだ。
自宅の仕事とネット上でのメールのやりとりだけで、会社の運営ができる。
事務所の建物は象徴的な意味になってくる。 郵便物の受取は残る
事務所に出社する意味も変わってくる。
これがどんな変化を起こすか? 今後が楽しみだ。
そうなんですよね。会社にいるからやるべきこと・外出中にやるべきこと・どちらでもできることで仕分け作業が必要ですね!
返信削除ノマドワーキング 一緒に創っていきましょう。