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2011年6月18日土曜日

ファイナンシャルマネジメント8章 問題4

【問題】


鍵メーカーのシュアロック・ホームズ社の情報は下記の通りである




  




   株価                 40.00ドル


   発行済み株式数          500万株


   負債の満期利回り          8%


   有利子負債の簿価    1億2500万ドル


   負債の表面利率           6%


   負債の市場価値     1億2000万ドル


   株主資本の簿価       5500万ドル


資本コスト               14%


税率                 40%


シェアロック社は平均的なリスクを有する投資額2000万ドル、年間の税引き後キャッシュフローが300万ドルで永続するプロジェクトを検討している。


1)投資のIRRはいくらか?


2)シェアロック社のWACCは何%か?


3)この投資は株主にとって利益があるかどうか?その理由は何か?




【自分の解答】


1)


IRRは投資額と負債のコストのバランスであるとすると


投資が2000万ドルで収益が300万ドルであるなら 年間の収入は15%


資本コストが14%なので


差引 IRRは1%


2)WACC(%) = 株主資本コスト(期待収益率) × 株主資本 ÷ (株主資本+有利子負債) + 平均借入利率 ×(1-実効税率)×有利子負債 ÷(株主資本+有利子負債)


=14%×40.0×500万ドル÷(40.0×500万ドル+1億2000万ドル)


      +6%×(1-0.4)×1億2000万ドル÷(40.0×500万ドル+1億2000万ドル)


=10.1%








3)有効であると思われる 多分(笑・・・)












【本の解答】


1)永久年金の式を使って、IRR=300万ドル÷2000万ドル=15%







2)K=[(1-0.4)×8%×1億2000万ドル+14%×500万株×40ドル]÷(1億2千万ドル+500万株×40ドル)=10.6%


債権の時価が分かっているときはそれを使えばよい。


一般的には、簿価をつかっても大きな差はない。簿価を使うと10.5%








3)IRRはWACCより大きく、この投資のリスクは企業の平均的なりすくと同じであるから、


  この投資は株主にとって価値を創造する












【次回の問題】


キャッシュフローが年間50ドルで12年継続し、その後年率7%で永続的に成長する場合の現在価値はいくらになるか?


割引率は12%である。














【おまけ】






今日は、テストとして経理の締めを自宅のパソコンを使てやってみた。


できて当たり前なのだが問題なく仕事ができた・・・


このことで、発想は飛躍するが、事務所の意味を変化するという結論になる。







つまり究極的には事務所というのは必要なくなるということだ。


自宅の仕事とネット上でのメールのやりとりだけで、会社の運営ができる。


事務所の建物は象徴的な意味になってくる。 郵便物の受取は残る


事務所に出社する意味も変わってくる。


これがどんな変化を起こすか? 今後が楽しみだ。







1 件のコメント:

  1. そうなんですよね。会社にいるからやるべきこと・外出中にやるべきこと・どちらでもできることで仕分け作業が必要ですね!
    ノマドワーキング 一緒に創っていきましょう。

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